1. ブルーベリーとは違う?北海道の生ハスカップの味

ハスカップは、北海道で栽培される果物だ。色は青紫色で、ブルーベリーとよく似ており、実が木になる様子も似ている。ブルーベリーの実は小粒な球体だが、ハスカップの実は楕円体をしている。
ハスカップの味は、甘いブルーベリーと比べて酸っぱい。よく「鮮烈な酸味」と表現される。また、ハスカップは皮が薄く、実に水分を多く含み、食べた瞬間は、甘さよりも酸っぱさが口に広がることが特徴だ。
北海道以外ではなかなか出会う機会がない、生のハスカップ。北海道を訪れた際は、ぜひ貴重な生のハスカップの味を確かめてみてはいかがだろう。
2. ジュースやアイスなどのハスカップ加工品はどんな味?

ハスカップは、実に水分が多く柔らかいことから、傷みやすく流通が難しい。生ではなかなか味わうことができないハスカップだが、ハスカップの味を活かしたジャムやお菓子、ジュースなどの加工品が数多く生み出されている。北海道土産で、もらったことがある人もいるだろう。この項では、ハスカップの味を楽しめる加工品と味の特徴などを紹介する。
ハスカップ+アップル『(有)はすかっぷーサービス』の「ハスカップル」
ハスカップルは、ハスカップ果汁100%に北海道産のアップルジュースをブレンドしたジュース。ハスカップのさわやかさが絶妙な味わいだ。無添加・保存料不使用の優しさも魅力。
北海道ならでは!『トワ・ヴェール』の「ハスカップアイスクリーム」
愛情をかけられ育った牛の新鮮な生乳とハスカップを贅沢に使用したアイスクリーム。ハスカップの酸味とミルクの優しい甘さ、天然蜂蜜の濃厚さが相性バツグン。なめらかな口当たりも魅力だ。
北海道限定味!「い・ろ・は・すハスカップ」
日本全国で販売されている、ご存知「い・ろ・は・す」だが、ハスカップ味は北海道だけだ。ほかのい・ろ・は・す商品と同様に色は透明だが、ハスカップの香りと味がしっかりしている。「見慣れない珍しい味なので買ってみた」など、い・ろ・は・すで初めてハスカップの味を体験したという声も多数あり。
3. ハスカップのワインの味わい

前項では、ハスカップの味を活かして作られた加工品を紹介したが、この項では、ハスカップのワインを紹介しよう。ワインといえばぶどうを使用するのが一般的。北海道ではいろいろなメーカーでハスカップのワインが作られている。酸味のあるハスカップの味わいそのままなのだろうか? 3種類をピックアップする。
株式会社ハスカップ「ハスカップワイン ロゼ」
ベースになっているロゼワインとハスカップの風味が絶妙なバランス。ほのかな甘さにさわやかなハスカップの味が加わり美味しいワインだが、アルコール分は10度。お酒は楽しくほどほどにしよう。新千歳空港2階の「ハスカップとアイスワインのお店」と、ネットでも購入可能。
マルイチ商店「【はこだてわいん】とまこまいハスカップわいん 甘口」
原料に苫小牧産のハスカップを使用。ハスカップの酸味とほのかな苦みを生かして仕上げられた甘口タイプのワインだ。アルコール分は6度とワインにしてはやや低めなので、お酒にあまり強くないという人も試しやすいハスカップワインかもしれない。
ばんけい峠のワイナリー「峠のハスカップ」
札幌ばんけい産のハスカップを原料にしたワイン。デリケートなハスカップは、すべて手摘みで収穫される。苦労の多い収穫で、年間50本ほどしか生産できないそう。貴重なワインなので購入できたらラッキーだ。力強い酸味と自然なハスカップの味が楽しめる。
結論
今回は、ハスカップの味に注目した。北海道のハスカップが旬を迎えるのは7月頃だそうだ。さわやかな酸味が魅力のハスカップ。一度生でも味わってみたいものである。ハスカップの加工品やワインは、ネットでも購入できるので、まだ味わったことがない人は、ぜひ試してみてほしい。
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