1. ワインに合うトマトのおつまみ
トマトの特産地でもある地中海地方の料理を参考に、ワインに合うトマトのおつまみを作ってみよう。大人だけで楽しむパーティーでも活躍しそうなアイデアを紹介する。
白ワインやロゼがおすすめ
生のトマトを使ったおつまみには、白ワインやロゼがよく合う。たとえば、トマトの薄切りにみじん切りの玉ねぎやアンチョビをのせ、オリーブオイルをかけて食べる。あるいは、モッツァレラチーズとともに薄切りにしてカプレーゼにする。オリーブの実やピスタチオを散らせば、見た目もオシャレな一品になるだけではなく、冷やした白ワインとマリアージュするのである。ロゼに合うレシピには、ブルスケッタがある。細かく切ったトマトを、オリーブオイル、ニンニク、バジルの葉と混ぜてカリッと焼いたフランスパンにのせるだけである。
赤ワインには向かない?
ブルスケッタは、軽めのタイプであれば赤ワインでも合う可能性がある。おつまみにトマトソースを使用したラザニア風のパスタがある場合には、重厚感のある赤ワインでも釣り合うだろう。また、牛肉とアスパラなどの野菜とともにトマトを炒めたシンプルな一品も、赤と合わせて美味しく食べることができる。
2. 日本酒に合うトマトのおつまみ
日本酒のおつまみとしてトマトはお呼びではないという人も多いと思うが、工夫次第でさっぱりと美味しい酒の肴となる。日本酒に合わせたトマトのおつまみ活用法を見てみよう。
カプレーゼをアレンジ
日本酒のおつまみとしてトマトを合わせるには、カプレーゼを基本にするとよいかもしれない。モッツァレラチーズの代わりに、豆腐や刺身をトマトと重ねるのである。豆腐はあらかじめ水切りをしておくと、トマトと食べやすくなる。味付けもオリーブオイルや塩で問題なく美味しく食べることができる。刺身を挟む場合も、オリーブオイルやバジルソースがマッチする。和風の味付けをベースにしたい場合は、塩こうじや大葉で味付けをするとよいだろう。
トマトをナムルに
日本酒に合うトマトのおつまみとして、ナムルもおすすめである。トマトにみじん切りにした生姜をのせ、ごま油と鶏ガラスープの素を混ぜて絡める。
シンプリシティで大人味
ほどよい大きさに切ったトマトを、バルサミコ酢と塩だけで味わうのもとてもよいおつまみとなる。黒胡椒を挽いて味を引きしめればスパイス感が日本酒の美味を高めてくれるだろう。
3. ビールに合うトマトのおつまみ
トマトが美味しくなる夏は、ビールの消費量も増える。トマトを使ってビールのおつまみを作るためのアイデアをいくつか紹介する。
ゴーヤとともに炒める
トマトと同じく夏野菜でもあるゴーヤ。トマトとともにニンニクをきかせて炒めれば、シンプルながら苦味とガーリック風味でビールもすすむのである。ひき肉を加えて、豆板醤で味付けしても美味しい。
アスパラとともに煮びたしに
夏野菜の滋味をあっさり味で楽しむのも乙である。湯むきしたトマトとアスパラを、ごく薄味の出汁で煮るのである。パートナーと過ごす夏の夜には最適のおつまみである。
ベーコンで巻いてグリル
甘みのあるミニトマトをベーコンで巻いて串焼きにすれば居酒屋風になる。ベーコンに巻いたトマトを3個ずつ串に刺して、塩こしょうをきかせたあとにトースターで10分弱加熱してみよう。カリカリのベーコンと甘いトマトのジューシー感が癖になるおつまみとなる。
結論
近年トマトは新しい品種が増え、フルーツのように甘いタイプが次々と登場している。その甘さや酸味は、アルコール類と相いれないと思っている人も多いだろう。しかし、アイデアを凝らせばヘルシーで酒がさらに美味しくなるおつまみとなるのである。家飲みする夜には、トマトを使って健康的なおつまみで楽しみたい。おつまみとしてではなく、子どもたちもおかずとして楽しめる一品を作れば一石二鳥となるのである。
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