1. たこ焼き器の基礎知識

たこ焼き器の種類
たこ焼き器はその名の通り、たこ焼きを焼くために設計された調理用製品である。実はたこ焼き器には、大きく分けて3つの種類が存在する。1つ目の電気タイプは、火を使わないので安心。多くの場合、フッ素加工が施された鉄板が付属している。ホットプレートに、たこ焼き用のプレートがセットになっているものもある。2つ目はガスタイプで、ガスコンロの原理と同様、ガスボンベをセットして使うタイプ。野外でも使える点が嬉しい。そして3つ目に、ガスコンロの上に直接設置する鉄板タイプがある。
たこ焼き器の選び方
子どもがいる家庭であれば、電気タイプが安心だ。ガスタイプと鉄板タイプは、火の調節にコツが必要だが、電気タイプよりも高温調理が可能なので、外がカリカリ、中がとろりととろける本格的な味わいを楽しむことができる。手入れのしやすさを考えると電気タイプが簡単ではあるが、鉄板タイプはきちんと扱うことで長持ちする。使うシーンや人に合わせて選ぶとよいだろう。
2. たこ焼き器でアヒージョに挑戦!

熱々アヒージョ
スペインバルから火がついたアヒージョは、今や人気料理のひとつ。魚介類や野菜を、ニンニクや唐辛子を入れたオイルでふつふつと煮る料理だが、オイルを大量に使うので、実は家庭では作りにくいという声も。そんな悩みを解消してくれるのが、たこ焼き器で作るアヒージョだ。いつもなら1種類しかできないアヒージョも、たこ焼き器なら数種類を一度に作ることができる。エビやイカ、タコ、貝類などの魚介類はもちろん、チーズ、チキンなども相性バツグン。みじん切りにしたニンニクとオリーブオイルをたこ焼き器に投入し、点火。まずはたんぱく質類から入れるとよい。ブロッコリーやマッシュルームなど野菜を加えて、温まったら完成だ。残ったオイルはパンにつけて食べるとまた旨い。全体的に、具材をたこ焼き器のサイズよりひとまわり小さめに切りそろえると扱いやすい。
焼きしゅうまい
しゅうまいも、たこ焼き器で作ることができると話題になったメニューである。たこ焼き器を使うと、包むという工程が必要ないので、とても楽チンだ。お好みの具材で餡を作ったら、あとはたこ焼き器にシュウマイの皮を乗せて、上から餡を投入。表面をならして、火をつける。鉄板部分が温まったら、上から少量の水をまわしかけ、蓋をして蒸し焼きにしていくだけ。蓋がないときは、アルミホイルで代用可能だ。水分が飛んで、中に火が通れば完成。底の部分がカリッとしているところが旨い。フッ素加工の鉄板であれば、オイルをひく必要はない。
3. たこ焼き器はおやつ作りにも最適!

まん丸焼きおにぎり
食べ盛りのおやつや朝食におすすめしたいのが、たこ焼き器で作るおにぎり。キッチンペーパーを使用してオイルを全体にひいてご飯を投入し、たこ焼きのごとく丸く焼いていくだけだ。オイルは、ごま油またはオリーブオイルがおすすめ。ボリュームを出したい場合は、チーズや刻んだハムなどを合わせるとよい。シンプルに焼きおにぎりにして、最後に醤油を垂らしてこんがりさせるなど、バリエーションは無限大。一口サイズで食べやすく、一気にたくさん作ることができるので、パーティーやお持たせにも向いている。
ベビーカステラ
ホットケーキミックスをたこ焼き器で焼くと、ベビーカステラに早変わり。具材のアレンジも自在で、刻んだドライフルーツやチョコレート、チーズ、サツマイモなど、お好みのものをチョイスしよう。こちらもたこ焼きのように焼いていくだけなので、とても簡単だ。ソーセージなどを入れても合う。
結論
アヒージョや焼きおにぎり、さらにはデザートまで。たこ焼き器は、万能料理器だということがお分かりいただけただろうか。このレシピ以外にも、たこ焼き器でオムライスやチーズフォンデュを作るなんていうツワモノもいるらしい。アイデア次第で幅広く使えるたこ焼き器。今すぐ手に入れるしかない!?