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ホヤの刺身にピッタリの調味料は?さばき方や美味しい食べ方を紹介

ホヤの刺身にピッタリの調味料は?さばき方や美味しい食べ方を紹介

投稿者:ライター 岡畠紘美(おかはたひろみ)

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

鉛筆アイコン 2021年5月17日

ホヤは、北海道や東北地方で多くとれる海産物のひとつだ。南国フルーツのような見た目で、ほかの食材にはない独特の旨みが感じられる珍味だといわれている。今回は、ホヤの詳細を知らない人や食べたことのない人に向けて、ホヤを刺身にするための切り方や美味しい食べ方を紹介しよう。友人や家族から「ホヤを食べるなら調味料は何つけるのがいい?」と聞かれたときのために、しっかりと確認しておくとよいだろう。

  

1. ホヤの刺身が食べられる!ホヤの旬の時期とは?

海のパイナップルと呼ばれることがあるホヤは貝類ではなく、人類や鳥類と同じ脊索動物の一種である。日本や韓国、フランスなどで食べられている。旬は5~8月で、とくに生のホヤは7~8月が美味しいようだ。宮城県では天然ホヤの収穫や、牡蠣殻を使ったホヤの養殖などが盛んだ。収穫シーズンには、観光客がホヤを蒸したり、利きホヤをしたりする体験教室も開催されている。なかでも、ホヤのさばき方を教えてもらえる体験は、収穫したばかりの新鮮なホヤを自分で調理した後、刺身として食べられるため人気があるようだ。
鮮度が落ちたホヤは磯の風味が強く感じられるため、収穫してすぐの状態を刺身として食べることで、旨みを存分に楽しめるだろう。宮城県には、直接ホヤの産地に足を運べない人でも刺身として食べられるように、急速冷凍加工を施した商品を取り扱う会社もあるようだ。ホヤの刺身は、さまざまな過程を経て、多くの人に食べられている料理である。

2. 新鮮なホヤは刺身で!切り方・さばき方

ホヤは、どのような方法で刺身にするかご存じだろうか?卵のような形でトゲをもつホヤを刺身用にさばくには、少しコツが必要だ。まず、トゲがある辺りの先端部分に付いた出水管と入水管を包丁やはさみで切り落とす。出水管を切るとホヤの中に残った排泄物が出てくることがあるため注意しておこう。
ほかにも、「ホヤ水」と呼ばれる水分が出る可能性がある。ホヤ水はホヤをスライスする前に洗ったり、さばき終わって刺身にする際に調味料代わりとして使用したりする。ただし、バクテリアが含まれているおそれがあるため、自宅で刺身にする際はしっかり取り除いたほうがよいだろう。次に、殻に切れ目を入れてホヤの可食部分を取り出す。キレイに取り出せたら、内臓や汚れを落として食べやすいサイズに切り分けたら完成だ。苦みが好きであれば、内臓を取り除かずに食べることもひとつの味わい方である。

3. 何つける?ホヤの刺身の美味しい食べ方

ホヤは、甘みや酸味といった味覚の基本的な要素5つを一度に感じられる食材である。刺身として調理するときは複雑な味を堪能しやすい、シンプルな味付けにすることがポイントだ。また、ホヤの刺身には食べるときにちょうどいいくらいの塩味がついていることも、多くの調味料を使用しなくても美味しく味わえる理由である。名産地で刺身として楽しむときは、ホヤを食べやすい大きさに切り分けた後、ホヤ水をかけただけで食べることが多い。ホヤ水と合わさった刺身はホヤ本来の風味が適度に感じられる、美味しい料理になるそうだ。
自宅でホヤを食べるのであれば、ホヤ水の代わりにすだちを少し絞って食べるのもよい。好みによって、わさびを添えた醤油や薬味を入れたポン酢を付けるという方法もあり、一般的な魚と同じような調味料を使ってもよさそうだ。ホヤを刺身のように切った後、きゅうり、ミョウガを混ぜた酢の物にしたり、塩・酒・醤油で漬け込み塩辛を作ったりすることも可能である。漁が盛んな地域でホヤを提供している料理店も、独特の風味を堪能できるよう味付けを工夫している。

結論

ホヤはさまざまな味が感じられる魅力的な食材だ。豊かな風味を楽しみやすい新鮮な刺身や、シンプルな味付けで調理されたものを味わうのがおすすめである。生のホヤを手に入れられない場合は冷凍加工された商品もあるため、産地近隣以外でも食べられるだろう。さまざまな調味料と合わせてホヤを味わってみてほしい。
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  • 更新日:

    2021年5月17日

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