1. さくらんぼは冷凍保存できる?

さくらんぼは、温度や湿度の変化に弱いデリケートな果物。収穫した時点から、味が落ちていくため、新鮮なうちに食べたいなら購入してからできるだけ早く食べよう。
さくらんぼの保存は、常温のものなら常温保存。冷蔵のものなら冷蔵保存、冷凍のものなら冷凍保存と販売方法と同じように保存するのが鉄則。果肉に水気が付くと変色しやすくなるため、保存時には水洗いせず、食べる直前に洗おう。弁当に入れるときは水洗いした後、しっかり水分を拭き取っておくといい。
常温でも冷蔵でも、さくらんぼの保存期間は3日程度が目安で、長期間保存するのは難しい。すぐに食べられないときは、さくらんぼを冷凍してみよう。意外に思われるかもしれないが、さくらんぼは冷凍保存が可能な果物だ。さくらんぼを冷凍すると、1ヶ月程度保存可能なので、慌てて食べきらなくてもよくなる。
2. さくらんぼの冷凍保存方法と解凍方法

さくらんぼの冷凍保存方法
まず、水を張ったボウルにさくらんぼを入れ、表面が傷付かないようやさしく洗おう。次に、ペーパータオルで水気をしっかり取る。最後は、冷凍保存袋に入れ空気を抜いて密閉保存すればOK。調理に使う際は、冷凍前に種を取っておくと便利だ。
冷凍保存したさくらんぼの解凍方法
冷凍さくらんぼを食べる際は、常温で3分ほど置いておこう。完全に解凍すると、食感が悪くなるため解凍時間には気を付けてほしい。この方法で食べるとさくらんぼが、まるでシャーベットのような食感になる。ほかにも、冷凍さくらんぼをフードプロセッサーにかけ、ソースやピューレにしたり、ひと手間加えてジャムにしたりするのもおすすめだ。
3. 冷凍さくらんぼの美味しい食べ方アレンジ

冷凍さくらんぼは、そのまま食べてももちろん美味しいが、さまざまなアレンジレシピで楽しむこともできる。おすすめの冷凍さくらんぼアレンジ術を紹介していこう。
冷凍さくらんぼアレンジ方法1:カルピスに漬ける
さくらんぼとカルピスの原液を冷凍保存袋または保存容器に入れ、冷凍庫へ入れるだけの簡単アレンジ術。さくらんぼがすっきりさわやかな味になる、と口コミでも人気のレシピだ。完成したカルピス漬けは、そのまま食べる以外にも、ドリンクにしてもいい。
冷凍さくらんぼアレンジ方法2:トッピングや氷代わりにする
冷凍さくらんぼは、アイスやゼリーのトッピングのほか、酒や炭酸飲料の氷代わりに使うアレンジ方法もある。冷凍さくらんぼを使うと彩りがよくなり、店で出てくるようなオシャレな一品になるため、おもてなしメニューに最適だ。酒や炭酸飲料に入れる際は、製氷皿に入れフルーツ氷を作ると使い勝手がよくなるだろう。水の代わりにゼリーを入れて固めるのもおすすめだ。
4. 冷凍さくらんぼは離乳食に使える?

さくらんぼは、生後5~6ヶ月頃(離乳食初期)の赤ちゃんに食べさせられる。まるごと1粒食べると喉に詰まる危険があるので、初期はさくらんぼをペースト状にし、3歳頃までは食べやすいサイズにカットしよう。冷凍さくらんぼは、赤ちゃんに食べさせるのは不向きではないかと思う人もいるだろう。じつは、冷凍さくらんぼは離乳食作りに助かるメリットがある。詳しく解説しよう。
さくらんぼは冷凍すれば、離乳食の下ごしらえがラクになる!
さくらんぼを常温または冷蔵していると、皮や種を取り除きにくい。しかし、さくらんぼを冷凍し、使う際に半解凍にすれば簡単に皮がむけるのだ。皮がむければ、あとは種を取って加熱し、離乳食期に合わせた形状にすればOK。離乳食期に赤ちゃんにさくらんぼを食べさせてあげたい人は、ぜひ試してみてほしい。
簡単にできる!さくらんぼの種取り方法
面倒な種取り作業は、ストローを使えば簡単手軽にできる。やり方は、さくらんぼの軸を取った部分からストローの先端を斜めにカットしたものを差し、1周させるだけ。カニスプーンや割り箸でも代用可能だ。
結論
通常3日程度しかもたないさくらんぼも、冷凍すれば長期間保存できる。急いで食べきらなくてよくなるため、「消費できそうにない」と、これまで買うのを躊躇していた人も気軽に購入できるだろう。美味しいさくらんぼを長く味わうためにも、冷凍保存方法をマスターしてみてほしい。
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