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厚揚げで揚げ出し豆腐が作れるって本当!?そもそも2つの違いとは?

厚揚げで揚げ出し豆腐が作れるって本当!?そもそも2つの違いとは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 大谷琴羽(おおたにことは)

鉛筆アイコン 2021年6月18日

クセがなく、口当たりのよい豆腐はさまざまな料理で使われている。また、豆腐をさらに調理して作られた厚揚げや油揚げといった食材も根強い人気を誇る。しかし、豆腐について調べると似たようなものがあることに気付く。それが揚げ出し豆腐と厚揚げだ。ここでは、揚げ出し豆腐と厚揚げの具体的な違いや、厚揚げを使った揚げ出し豆腐風の作り方など気になる点を深掘りする。

  

1. 揚げ出し豆腐と厚揚げの違いとは?

揚げ出し豆腐と厚揚げ、いざ何が違うのか聞かれると答えにくい質問だ。しかし、2つには明確な違いがある。ここでは、揚げ出し豆腐と厚揚げの違いについて解説する。

揚げ出し豆腐とは?

まず揚げ出し豆腐とは、小麦粉または片栗粉をまぶした豆腐を油で揚げた料理だ。ちなみに、揚げ出し豆腐を作る際に使う豆腐に決まりはなく、絹豆腐と木綿豆腐のどちらを使ってもよい。揚げ出し豆腐を食べる際は出汁や醤油を混ぜ合わせて作ったタレをかけて食べることが多い。また、大根おろしや小口切りにした万能ねぎを添えることもある。

厚揚げとは?

厚揚げは水を切った豆腐を油で揚げた食材だ。揚げ出し豆腐のように粉をまぶしたりせず、そのまま揚げるのが特徴だ。生揚げと呼ばれることもある。外側は揚げてあるが、中は豆腐の食感を残しているため、香ばしさがありつつも豆腐の柔らかさを楽しめる。ちなみに、厚揚げは木綿豆腐で作られることが多いが、滑らかな食感が特徴的な絹豆腐を使った絹厚揚げもある。

大きな違いは料理かどうか?

揚げ出し豆腐も厚揚げも豆腐を揚げて作られている。しかし、料理であるかどうかが違いのポイントとなる。厚揚げは食材なので煮たり炒めたり調理されるが、揚げ出し豆腐は料理として完成しているため、さらに調理されることはない。

2. 厚揚げで作るあんかけ揚げ出し豆腐風

揚げ出し豆腐といえば、木綿または絹豆腐で作るのが一般的だ。しかし、豆腐に粉をまぶして揚げなければいけないため、家で作るのは少し面倒だ。とくに、揚げ物が苦手な人にとってはハードルが高い。そこでおすすめしたいのが、厚揚げで作る揚げ出し豆腐風だ。すでに揚げてある厚揚げを使うことで調理のハードルが下がる。

厚揚げはそのままでよい?

できたての厚揚げだったらそのままでもよいが、スーパーで購入するときは時間が経っているため、外側が柔らかくなっている。また、厚揚げは油で揚げているとはいえ食べる前に一度火を通しておく必要がある。そのため、厚揚げを焼く必要がある。焼くことで表面はカリッとし、香ばしさも加わるため揚げ出し豆腐らしくなる。気になる焼き方だが、フライパンまたはオーブントースターを使うのがおすすめだ。表面がカリッとするまで焼けば十分だ。厚揚げが大きい場合は、切ってから焼いてもよい。

タレよりもあんかけがおすすめ

揚げ出し豆腐は味付けしないため、タレが大きなポイントとなる。厚揚げで作る場合もタレは欠かせない。しかし、厚揚げは豆腐で作った揚げ出し豆腐よりも味がしみ込みづらい。厚揚げにより絡みやすくするため、タレに水溶き片栗粉でトロミをつけてあんかけにするのがおすすめだ。鍋に出汁と醤油、みりんなどの調味料を入れ、煮立たせたら水溶き片栗粉でトロミをつけたら、あんかけの完成だ。

3. 味がしみたなすが美味しい!厚揚げの揚げ出し豆腐風

厚揚げの揚げ出し豆腐風にあんかけをかけただけでも十分に美味しいが、見た目が少し寂しい。また、せっかくなら揚げ出し豆腐風と野菜を一緒に摂りたい。そんなときは、なすを使ってみよう。なすは味がしみ込みやすく、トローっとした食感が楽しめる。厚揚げとはまた違った食感を楽しめるとともに、ボリュームが出るため食べごたえが出るというメリットもある。

なすは厚揚げと一緒に焼く!

厚揚げと一緒に焼くことで一度に調理を済ませることができる。厚揚げだけの場合はオーブントースターでもよいが、なすも一緒に焼く場合はフライパンを使うのがおすすめだ。厚揚げは食べやすい大きさに切る。なすはヘタを切り落とし、縦半分に切る。皮をむかずに使うが、そのままでは火が通りにくいため包丁で切り込みを入れるのがポイントだ。厚揚げとなすの準備ができたら、フライパンに油をひき、厚揚げとなすを焼く。焼き色がついたらひっくり返して、しっかりと火を通す。

煮てもあんかけにしても美味しい

厚揚げとなすの味付けの方法は2つある。1つは、焼いた厚揚げとなすを皿に盛り付け、あんかけをかける方法だ。あんかけの作り方は厚揚げの揚げ出し豆腐風のみのときと変わらない。もう1つは、厚揚げとなすに焼き色がついたら、そのまま調味料を加え、軽く煮て味付けする方法だ。厚揚げのカリッとした食感は少し損なわれるが、なすにしっかりと味がしみ込む。どちらの方法でも美味しい揚げ出し豆腐風が味わえる。

結論

揚げ出し豆腐と厚揚げの大きな違いは料理であるかどうかだ。揚げ出し豆腐が料理の完成形であるのに対し、厚揚げはさらに調理する必要がある。一般的に、揚げ出し豆腐といえば豆腐で作るものだが、厚揚げを使えば簡単に揚げ出し豆腐風を楽しめる。ポイントは厚揚げをカリッと焼くこと、味が絡みやすいようにタレをあんかけにすることだ。厚揚げを上手に活用して揚げ出し豆腐風を堪能しよう。
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  • 更新日:

    2021年6月18日

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