1. 紅生姜の卵焼きの作り方

まずは、紅生姜を使った基本の卵焼きの作り方を見ていこう。甘くなく、紅生姜のピリッとした辛みをしっかり楽しめる。
紅生姜を卵に混ぜる
まずは、通常の卵焼きと同様に、生卵を割って溶く。そこに、みじん切りにした紅生姜を加えて混ぜる。濃い味が好きなら、さらに紅生姜の汁を加えてもよい。塩分が多く含まれるので、加え過ぎには注意しよう。
ここで、好みで調味料を加えてもよい。とくに出汁を使うのがおすすめだ。また、若干の砂糖やみりんを使い、味のバランスを調えるのもよいだろう。
焼く
あとは、通常の卵焼きと同じ手順で焼けばよい。油をひいた卵焼き器、あるいはフライパンを熱し、卵液の一部を薄くひいて焼く。固まってきたら奥から手前にかけて巻いていき、次の卵液を流して焼く。この手順を繰り返し、うまくいけば大きくふんわりと巻き上がる。あとは包丁で食べやすい大きさに切れば、完成だ。紅生姜がしっかり混ざっていれば、断面にキレイな赤が覗いているはずだ。
2. 甘い紅生姜の卵焼きも人気

紅生姜は、甘い卵焼きに使っても美味しい。辛みと甘みのバランスをうまくとれば、食べやすく、ごはんにもよく合う味に仕上げられる。好きな人が多い、人気の高い味なので、ぜひ作っていただきたい。
砂糖を使う
甘い紅生姜の卵焼きには、砂糖が欠かせない。甘い味に仕上げるなら、意外と多くの量が必要だ。たとえば卵3個を使うなら、最低でも大さじ1の砂糖を使うのがおすすめだ。躊躇する人もいるかもしれないが、甘みを出すためにも思いきって加えよう。
みりんを使ってもOK
砂糖の代わりに、みりんを使う方法もある。砂糖と同じくらいの量を使えば、甘くふんわりとした卵焼きに仕上げられる。好みによってはおすすめだ。ただし、とくに本みりんを使う場合は、アルコールをしっかり飛ばすように注意しよう。
追加の味付けもおすすめ
甘い紅生姜の卵焼きには、出汁の旨みもよく合う。準備できるなら、卵液に加えてみるのもおすすめだ。また、大根おろしとの相性もよい。甘みや紅生姜の辛みと合うので、こちらも試してみてはどうだろうか。
3. 紅生姜の卵焼きの簡単アレンジ

紅生姜の卵焼きには、味付けや具材のアレンジもできる。ここでは、簡単にできて美味しいアレンジをいくつか見ていこう。
マヨネーズをトッピングする
紅生姜の卵焼きは、マヨネーズと相性バツグンだ。食べる際にマヨネーズを付けるだけで、食べごたえが増す。また、酒にもよく合うだろう。カロリーに気を付けつつ、楽しもう。
めんつゆで味付けする
卵焼きの味付けは、塩気や旨みのバランスをとるのが難しい。そこで、めんつゆを使えば簡単に美味しい味を付けられる。多めの水で希釈し、旨みをほんのりときかせたい。紅生姜の塩気があることを考えても、薄めの希釈がおすすめだ。
野菜を加える
紅生姜のほかに、刻んだ野菜を加えるのもおすすめだ。栄養を補えるほか、ボリュームたっぷりに仕上げられる。とくにキャベツはおすすめだ。ついでにソースを使って味付けし、お好み焼き風に仕上げるのも美味しい。ほかに、にんじんやもやしを刻んで加えるのもよいだろう。
4. 紅生姜の卵焼きが変色する原因

紅生姜を加えて卵焼きを作ると、青緑色に変色することがある。その原因を見ていこう。
紅生姜の色素と卵白の反応
紅生姜には、アントシアニンという赤色の色素が含まれる。市販の紅生姜に添加されているほか、新生姜の茎の部分にも含まれる。このアントシアニンは、pH値によって変色する性質がある。ここで、卵白はアルカリ性であるため、アントシアニンが反応して卵焼きが青緑色に変色するのだ。色が変わるだけなので、食べる分には問題ない。
変色を防ぐには
変色した卵焼きが無害といえども、見ためから敬遠したくなるかもしれない。変色を防ぐには、酸性の調味料、たとえば酢やレモン汁を少量加えればよい。ただし、状況次第では効果がないこともある。また、加え過ぎは味を変えてしまう。ある程度は仕方ないと割り切って考えるのも、ひとつの方法だ。
結論
紅生姜の辛みは、卵焼きの旨みや甘みと相性がよい。卵液に刻んで加えるだけでよいため、卵焼き作りに慣れているなら苦労しないはずだ。また、簡単なアレンジも楽しめるので、どんどん試していただきたい。変色の可能性があるのが悩みどころだが、必要に応じて対策をとればよいだろう。
この記事もCheck!