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【水なすのぬか漬け】作り方や保存法に通販も要チェック

【水なすのぬか漬け】作り方や保存法に通販も要チェック

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

鉛筆アイコン 2021年9月 8日

水なすは一般的ななすと違い、アクが少ない。皮も薄いため生でも食べることができる水なすだが、今回は「水なすのぬか漬け」に注目する。通販で購入できるおすすめのものや、自宅で漬けるための方法、保存のコツを解説。また、美味しい食べ方や古漬けのアレンジ、ぬか漬けの余ったぬかを再利用する方法についても紹介する。

  

1. 水なすのぬか漬け通販で買えるおすすめは?

水なすは、日本各地で栽培されている野菜だが、大阪の泉州は古くから水なすの産地として有名である。この項では、通販で購入できる水なすのぬか漬けを2つ紹介する。

1.北野農園「水なすぬか漬」

早朝に収穫されたばかりの水なすをぬか漬けにし、クール便で発送される。水なすのぬか漬けは、一番人気だ。北野農園のWEB直売所では、3個入、6個入、10個入などがある。また自宅でぬか漬けに挑戦できる「無添加熟成ぬか床」も販売されている。

2.北由食品「さんさ漬(ぬか床)」

北由食品のさんさ漬は、ぬか床に漬けられた状態で届く。冷蔵庫で約3日、日持ちするそうだ。ぬか床のものは7個入、10個入がある。そのほか、場所を取らずに保存できるポリ袋入のものや、贈答にも喜ばれる化粧箱入りも販売されている。一度食べたら忘れられない味と好評だ。

2. 自家製水なすのぬか漬けの作り方

この項では、水なすのぬか漬けを自宅で漬ける方法を紹介する。水なすは、ハウス栽培のものを選ぶと、皮がより柔らかくアクも少ない。漬物店の通販やスーパーなどで販売されているぬか床を購入すると、初心者でもぬか漬けをはじめやすいだろう。ちなみに、ぬか床に昆布やかつお節を加えると旨みがプラスされる。

水なすのぬか漬けの作り方

トゲが手に刺さると痛いので、水なすのヘタをまず落としておこう。水なすを洗い、キッチンペーパーで水気をよく拭きとる。早く漬けたい場合は、水気を拭きとったあとに、塩もみをしてから漬け込もう。水なすを覆うようにぬかをかぶせ、空気に触れないようにして漬けることがポイントだ。容器のフチについたぬかはよく拭き取り、ふたをしっかり閉めて冷蔵庫で保存する。水なすのぬか漬けは、ぬか床の塩分にもよるが、だいたい1~3日ほど漬けると食べられる。水なすは変色しやすいので、食べる直前にぬか床から取り出そう。食べ方については、のちほど紹介する。

3. 水なすのぬか漬けの保存方法

この項では、水なすのぬか漬けの保存方法を紹介する。水なすは、水分を多く含み、皮が薄くデリケートな野菜だ。ぬか漬けも空気に触れることで色が悪くなったり、味が落ちたりする。市販のものも、自家製のものもなるべく早く食べたほうがよいことは共通だ。
ちなみに「古漬け」というのは、夏野菜の水なすをシーズンが過ぎても食べられるようにぬか床で保存し、保存食にしたもの。水なすの産地では昔から各家庭で作られていたそうだ。単に古くなったぬか漬けという意味ではないので知っておこう。

水なすのぬか漬けは必ず冷蔵庫で保存!

水なすのぬか漬けは、12℃を超えると発酵が急速に進み腐ってしまう。また、春から夏が旬の水なすは、5℃未満では急速に鮮度が落ちるといわれている。水なすのぬか漬けは、温度に敏感なので必ず冷蔵保存しよう。また古漬けは、真夏は冷蔵庫、それ以外の時期は涼しい所で常温保存できる。

4. 水なすのぬか漬けの食べ方・アレンジ方法

この項では、水なすのぬか漬けと、古漬けそれぞれの美味しい食べ方を紹介する。

水なすのぬか漬けの美味しい食べ方1.手で割いて食べる

ぬか床から水なすを取り出し、水でよく洗う。次に包丁でヘタを切り落とす。ヘタを切り落とした断面に十文字に切れ目を入れたら、手で縦に割いて皿に盛ろう。好みで醤油をかけても美味しいが、まずはそのまま、瑞々しい食感と水なす独特の甘みを味わってほしい。水なすは、アクが少ないもののゼロではないので、切り口が空気に触れると酸化して色が茶色くなってくる。割ったらできるだけすぐに食べることも美味しく味わうポイントだ。

水なすのぬか漬けの美味しい食べ方2.塩抜きして薬味で食べる

塩分の状態にもよるが、水なすのぬか漬けは漬けてから数日経つと辛くなってくる。その場合は、まず、水なすを縦に半分に切り、4mm幅程度の半月切りにしよう。それを少し水にさらして塩気を抜き、よく絞ってから食べるとよい。好みで生姜やかつお節などの薬味や、醤油をかけて食べるのもおすすめだ。

古漬けの美味しい食べ方:じゃここうこ

「じゃここうこ」は、聞き慣れない人も多いかもしれないが、古漬けとえびじゃこ(小えび)を炊き合わせたもの。水なすの産地では昔から食べられてきた古漬けのアレンジ料理で、酒のアテにぴったりだ。
まず、水なすのヘタを切り落とし、縦に8等分ほどに割いてから水にさらす。水を替えながら数時間置いて塩出しし、水分を切る。鍋に酒とみりんを煮立て、アルコール分を飛ばす。醤油、出汁、旨み調味料を入れ、えびじゃこを加える。2分ほど煮たら、えびじゃこを取り出す。そこに、先に準備しておいた水なすを入れて10分ほど煮たら、えびじゃこと生姜を加えてサッと煮る。

5. 水なすのぬか漬けの余ったぬかは再利用できる?

水なすのぬか漬けを購入した際に、ぬかが余ってもったいないな、使えないかな?と感じた人もいるだろう。じつは、余ったぬかに塩を足すとまたぬか床として再利用できる。ぬか床1kgに対し、小さじ1/2~1杯の粗塩を混ぜ合わるとよい。密閉できるふたが付いた保存容器に入れて冷蔵保存しておけば、ぬか床が復活する。水なす以外にも、きゅうりや人参、キャベツなどをぬか漬けにしてもいいだろう。ぬか床の管理さえうまくできれば、いつでも簡単に美味しい水なすのぬか漬けが食べられる。

結論

今回は、水なすのぬか漬けについて紹介した。水なすの浅漬けは、一度食べるとハマり、毎シーズン産地から取り寄せる人も多いそうだ。ぬか漬けを自分で作ることはハードルが高いことにも思えるが、コツを掴んでぬか床を管理できるようになると、食の楽しみが広がる。興味がある人はぜひ挑戦してほしい。
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  • 公開日:

    2021年6月23日

  • 更新日:

    2021年9月 8日

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