1. さくらんぼの缶詰はまずい?生との味の違い

さくらんぼの缶詰といえば、昔ながらの喫茶店などで出てくるようなクリームソーダやパフェに添えられているイメージがあるだろう。見た目の印象が強いので、まずいのでは?と思う人もいるかもしれない。子ども時代を思い出す味として、懐かしさを感じるさくらんぼの缶詰だが、生で食べるさくらんぼとはどのような味の違いがあるのだろうか。
生のさくらんぼは、パリッとした果実の歯ごたえと優しい甘さが魅力。酸味と甘さのバランスが絶秒で、濃厚な味わいを楽しめる。国内で多く流通しているもののなかには、山形県産の佐藤錦のように有名なものもある。
一方缶詰のさくらんぼは、香りはあまりなくシロップの甘みが強い。色合いが鮮やかなので、アイスクリームやデザートのトッピングとして活躍する。シロップ漬けのさくらんぼは、生で食べるよりもカロリーが高いのが特徴だ(※1)。とはいえ、いちごやグレープフルーツなどほかのフルーツと比べてみると、じつは生で食べる場合もカロリーが高い(※2)。小粒で食べやすいさくらんぼだが、食べ過ぎには注意が必要かもしれない。
2. さくらんぼの缶詰の値段はどのくらい?おすすめ商品は?

ここでは、さくらんぼの缶詰についてより詳しく解説していく。現在さまざまな種類が販売されているが、とくにおすすめしたいさくらんぼの缶詰をいくつか紹介しよう。
国分グループ本社株式会社 「国産 さくらんぼ」
山形県産と岩手県産のさくらんぼを使用した缶詰。総量は90gで固形量は45gとなっている。比較的値段も安く、ちょうどよい食べきりサイズなので、ちょっとしたデザートのトッピングにも使いやすい。
株式会社明治屋「山形育ち さくらんぼ ナポレオン種」
酸味と甘みのバランスが良好なナポレオン種を使ったさくらんぼの缶詰。着色料不使用なので、小さい子どもでも安心して食べられる。総量は215gで固形量は100g。
S&W「ダークスウィートチェリー4号缶」
アメリカ産の紫さくらんぼを使用した缶詰。総量は454g。さくらんぼが何個入っているのか気になるところだが、たくさん入っているのは間違いなさそう。誕生日やパーティーなどのイベントにもぴったりのサイズ感だ。こちらは、オンライン業務スーパーのロコパンでも購入できる。
3. 家でさくらんぼの缶詰ができる?コンポートの作り方

懐かしい味わいのさくらんぼの缶詰だが、じつは自宅でも再現できるレシピが存在する。ふと缶詰ならではの味わいを思い出したとき、いつでも食べられるようにぜひレシピをマスターしておこう。さくらんぼの缶詰に似た味わいにするには、さくらんぼをシロップで煮込むコンポートがよい。コンポートの作り方はジャムと似ているが、煮詰める時間が少ないので手軽に作ることができる。
まず、ボウルに種・軸を取り除いたさくらんぼとグラニュー糖、レモン汁を入れて混ぜたら、ラップをして冷蔵庫で1時間ほど置く。時間が経ったら鍋に移し替え、好みでキルシュを加えて弱火で加熱しよう。ゴムベラで大きく混ぜつつ、さくらんぼの実が柔らかくなるまで10分ほど煮る。煮詰めたら火からおろし、保存容器に入れて完成だ。さくらんぼのコンポートは、ジャムよりも糖度が低いのでそのまま食べてもよい。ほかにもパンナコッタやヨーグルトに添えたり、ゼリーに加工したりして食べても美味しい。
結論
今回はおすすめのさくらんぼの缶詰や、自宅でできるさくらんぼのコンポートの作り方などを紹介した。生で食べるさくらんぼと味わいは異なるが、缶詰だからこそ楽しめる味わいがある。自宅で作れば、リキュールを加えるといったように大人も楽しめるアレンジも自在だ。さくらんぼの缶詰が食べたくなったときは、ぜひ手作りのコンポートにチャレンジしてみよう。
(参考文献)
※1 文部科学省 検索結果表示
※2 文部科学省 検索結果表示
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