1. 焼豚のカロリーを部位別に紹介
焼豚のカロリーは、使用されている豚肉の部位によって、異なってくる。豚肉は部位により、カロリーが異なるためだ。あくまでも推定値であるが、一般的な調理方法と調味料を使って焼豚を作った場合、焼豚100g当たりの部位別のカロリーは以下のようになる。
豚バラを使用した焼豚 230kcal
豚肩ロースを使用した焼豚 201kcal
豚ももを使用した焼豚 167kcal
豚肩ロースを使用した焼豚 201kcal
豚ももを使用した焼豚 167kcal
また、焼豚は、ごはんや麺と組み合わせて食べることが多いが、その場合は、ごはんや麺のカロリーが加わることになる。その場合のカロリーは、豚肉の部位だけでなく、焼豚の量やごはんや麺の量によっても異なってくる。ちなみに、ごはん100g当たりのカロリーは、168kcalで、中華麺100g当たりのカロリーは149kcalである。いずれにせよ、豚バラの焼豚との組み合わせが最も高カロリーで、豚ももの焼豚との組み合わせが最も低カロリーであることだけは明らかだ。
2. 焼豚とほかの肉類とのカロリー・糖質・脂質を比較
2020年の文部科学省の食品成分データベースを参考にして、焼豚とほかの肉類(ハムやベーコンなどの加工肉)の100gのカロリー・糖質・脂質を比較してみた。結果は以下の通りになる。
ちなみに文部科学省が提供している食品成分データベースの焼豚の100g当たりのカロリーは166kcal、糖質は5.1g、脂質は8.2gとなっているので、比較するうえでこの数値を基準にした。
焼豚 カロリー166kcal 糖質5.2g 脂質8.2g
豚バラベーコン カロリー400kcal 糖質0.3g 脂質39.1g
ロースベーコン カロリー202kcal 糖質3.2g 脂質14.6g
ショルダーベーコン カロリー178kcal 糖質2.5g 脂質11.9g
ロースハム カロリー211kcal 糖質2.0g 脂質14.5g
ウインナーソーセージ カロリー319kcal 糖質3.3g 脂質30.6g
豚バラベーコン カロリー400kcal 糖質0.3g 脂質39.1g
ロースベーコン カロリー202kcal 糖質3.2g 脂質14.6g
ショルダーベーコン カロリー178kcal 糖質2.5g 脂質11.9g
ロースハム カロリー211kcal 糖質2.0g 脂質14.5g
ウインナーソーセージ カロリー319kcal 糖質3.3g 脂質30.6g
3. 意外と低カロリーで栄養もある焼豚
上記の比較でもわかるように、ほかの加工肉類と比較した場合も、焼豚のカロリーは、意外と低いことがわかる。
また、焼豚は、三大栄養素であるたんぱく質、脂質に加え、各種ビタミンを豊富に含んでいる。たんぱく質は、必須アミノ酸をすべて含む良質のたんぱく質であり、ビタミンB1の含有量も全食品の中でもトップクラスだ。ビタミンB1は、糖質の代謝に関与するビタミンで、糖質を速やかにエネルギーに変換する働きがあることで知られている。
4. 焼豚をカロリーオフする方法
焼豚をカロリーオフするためには、脂質の多い豚バラや豚肩ロースの使用を避け、比較的脂身が少なくカロリーも低い、豚もも肉を使って焼豚を作る方法がおすすめできる。あるいは、豚肉の代わりに鶏胸肉と使うという方法も一案だ。
また、一緒に合わせるごはんや麺類などの炭水化物を、極力控えるようにするとよいだろう。
どうしても豚バラを使用したい場合は、調理の段階で極力油を落とす方法を試してみよう。たとえば、下茹でするだけでも余分な油は落とせるし、豚肉に焼き色をつける際に油を使用せずに焼いて、豚バラから出てきた油を極力取り除くことでも、ある程度カロリーをオフすることができる。調味料に砂糖を使わずに塩豚にするという方法もありだろう。
結論
焼豚の部位別のカロリーや、ほかの肉類との比較、焼豚の特筆すべき栄養、カロリーオフする食べ方など、焼豚のカロリーに関するお役立ち知識についてお伝えした。今後、焼豚を作ったり食べたりする際に、参考にしていただければ幸いだ。
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