1. 焼豚玉子飯は今治市のソウルフード!

焼豚玉子飯は、元々は、愛媛県今治市内にあった中華料理店「五番閣」のまかない飯だった。まかない飯として食べられていた当時は、ごはんに焼豚の切れ端をのせ、煮汁をかけただけというスタイルだった。
それを、1970年に開業した中華料理店「白楽天 今治本店」の先代の店主が、現在の目玉焼きをのせたスタイルに改良して、メニューとして提供したのを機に、人気が広がったようだ。白楽天の先代の店主は、店を開業する前は、「五番閣」の料理人だったということで、そのまかない飯を食べていて、元の味を知っている人物でもある。
焼豚玉子飯は、2017年に兵庫県明石市で開催された西日本B-1グランプリで見事グランプリを受賞したことで、その人気に拍車がかかる。さらに、テレビ番組で取り上げられたことで、今治市のご当地グルメとして全国的に幅広く知られることになる。
2. 今治市で人気の焼豚玉子飯の食べられる店

今治市のソウルフードだけあって、今治市には、焼豚玉子飯が食べられる店は、至るところに存在する。その数は、確認されているだけでも、市内50店舗以上。その中で、焼豚玉子飯が食べられる人気店をいくつか紹介しよう。
白楽天
いまの「焼豚玉子飯」のスタイルを定着させた元祖の店として、焼豚玉子飯を目当てに訪れる客があとを絶たないほどの人気店。
大黒屋飯店
元祖である焼豚玉子飯をアレンジした「カレー玉子飯」により、多くのファンを獲得している。見た目は、普通の「焼豚玉子飯」だが、タレがカレーテイストにアレンジされているようだ。
瀬戸内ちゃんぽん 菜めん
元祖の「焼豚玉子飯」に加え、アレンジを加えたオリジナルの「ふわ~りとろ~り玉子飯」が人気となっている。「ふわ~りとろ~り玉子飯」は、中華というよりは洋食のようで、目玉焼きの代わりに、スクランブルエッグがのせられ、トマトソースがかかっている。
3. 東京や大阪でも焼豚玉子飯が食べられる!

焼豚玉子飯は、全国的にその名が知られるようになったために、ご当地である今治市だけでなく、東京や大阪でも食べられる店が増えているようだ。いくつか紹介しよう。
東京で焼豚玉子飯が食べられる店
かおりひめ
香川や愛媛の郷土料理を提供する店。本場の焼豚玉子飯の味を堪能できる。JR新橋駅銀座出口徒歩1分のところにある。
四国味遍路88屋(はちはちや) 丸の内店
藁焼きと四国の料理を提供する居酒屋。焼豚玉子飯がランチメニューとして提供されている。地下鉄大手町駅B1番出口徒歩1分のところにある。
大阪で焼豚玉子飯が食べられる店
四国SAKABA
四国の郷土料理を提供している居酒屋。本町店は、地下鉄御堂筋線本町駅徒歩2分、肥後橋店は、地下鉄四つ橋線肥後橋駅7番出口徒歩1分のところにある。
4. お取り寄せのタレを使って自家製焼豚玉子飯を作ろう

焼豚玉子飯は、通販サイトを利用して、お取り寄せすることもできる。焼豚と卵とタレがセットになっていて、卵を焼いて焼豚を温め、ごはんに盛り付けるだけというタイプもあるが、まだ、その数は少ないようだ。また、焼豚玉子飯専用のタレだけをお取り寄せすることもできる。
専用のタレを使えば、本場の焼豚玉子飯を自宅で再現することも十分に可能だ。作り方も簡単で、熱々のごはんに、市販の焼豚と自家製の目玉焼きをのせ、専用のタレをかければできあがる。
もちろん、醤油と砂糖とみりんを使って、タレを手作りしてもOK。
結論
今治市民が愛して止まないソウルフード、焼豚玉子飯についてお伝えした。焼豚玉子飯の作り方そのものは、とてもシンプルなので、これを機に、焼豚玉子飯を作ってみてはいかがだろう。焼豚もタレもぜひ自家製で試してほしい。
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