1. 梅干しについた白いものはカビ?正体とは
梅干しを食べようと思ったら、表面に白いものがついていて疑問に思ったことはないだろうか。実際、梅干しの表面に見える白いものはすべてがカビだというわけではない。そんな白いものの正体を紹介しよう。
つぶつぶしている白いもの
梅干しにつぶつぶした白いものがついている場合は、塩の可能性がある。とくに手作りの梅干しの場合、塩分濃度が高いと塩が結晶となり、つぶつぶした白いものに見えるのだ。この白いものの正体が塩の場合は、そのまま食べても安全だ。
白い膜の場合
梅干しについている白いぬめりのようなものは、梅干しを作る際に発生する酵母である。この酵母はとくに、手作りの梅干しを作っている際によく見かけるもので、梅の実を柔らかくしてくれる効果がある。このような白い膜の場合は、取り除くことで安全に食べることができるだろう。しかし、そのまま放置してしまうと白カビへと変化してしまうことがあるので、見つけた場合はすぐに取り除くようにしよう。
白いふわふわしているもの
梅干しに白いふわふわしているものが付いている場合は、カビの可能性が高いので注意が必要だ。よく塩と間違えられることがある。塩の場合は湯に入れると溶けてなくなるが、カビの場合は湯の中でも溶けずに残る。そのため、見分けが付かない場合は、湯に入れて白いものが溶けるかどうか確認してみるのがおすすめだ。
2. 梅干しにカビが生える原因とは?
梅干しにカビが生えるのはなぜなのだろうか。気になる原因を知ることで、梅干しにカビが生えるのを防ぐことができる。
容器の除菌不足
梅干しにカビが発生するのには、いくつかの原因がある。まずは保存する容器の除菌不足だ。清潔な容器で梅干しを保存しないと容器に付いていたカビが増殖して梅干しへと広がってしまう。それを防ぐためにも梅干しを入れる容器は、しっかり除菌しておこう。
塩分濃度
梅干しの塩分濃度によっても、カビが発生してしまう。梅干しの塩分濃度が15%以下だとカビが繁殖しやすくなってしまうのだ。最近では、塩分濃度が低い梅干しも多く販売しているが、そのような梅干しを保存する際は、保存方法に注意が必要になる。
3. 梅干しにカビが生えた!対処法とは
梅干しにカビが生えてしまったからといって、すべてを捨ててしまうのはもったいない。そんな時の対処法を知っておくことで、梅干しにカビが発生しても焦らないだろう。
カビの対処法
梅干しにカビが発生した際は、とりあえず目に見えるカビは取り除くようにしよう。梅干しが傷んでいたり、ほこりなどが入っている場合もカビの原因になるので、取り除く必要がある。また、多くのカビが発生している場合は、梅を取り出して、焼酎やアルコールを使って殺菌するのがおすすめだ。さらに容器もほかの容器に交換して、キレイに煮沸殺菌するのがいいだろう。このような対処法を実践することで、カビが生えた梅干しも再度食べることができるようになる。
食べられない梅干しの見分け方
梅干しにカビが発生している場合も、食べられる場合と食べられない場合がある。梅干しの表面や一部にカビが発生している場合は、上記のような対処法を行うのがおすすめだが、手作りの梅干しで、梅酢が濁って全体にカビが広がっている場合は、食べないほうがいいだろう。また、市販の梅干しも賞味期限を守って食べきるのがおすすめだ。
結論
梅干しを久々に開けると白いものが付着していて、ビックリしてしまうことがある。その際は、すぐにカビだと決めつけずによく観察してみよう。また、カビだとしても正しい対処法を知っておくことで、また梅干しを食べられるようになる。
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