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バイ貝には毒があるって本当?原因や症状を知って正しく対策しよう

バイ貝には毒があるって本当?原因や症状を知って正しく対策しよう

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 鈴木亜子(すずきあこ)

鉛筆アイコン 2021年7月14日

独特の歯ごたえが人気のバイ貝。酒のつまみやおかずとしても食べられているバイ貝だが、じつは毒があるのをご存知だろうか。知らずに食べてしまうと、食中毒を引き起こす危険があるのだ。そこで今回はバイ貝の毒がどんなものなのか、原因や症状とともに毒の取り除き方を紹介したい。

  

1. バイ貝には毒がある?原因や症状とは

殻の中から爪楊枝などを使って身を取り出し、少しずつ味わうのが楽しいバイ貝。しかし、バイ貝には「テトラミン」と呼ばれる毒が含まれている。テトラミンが含まれているのはバイ貝の中の唾液腺という部分で、小さいものであれば取り除かずに調理されている場合もある。
テトラミンを摂取してしまうと、食後30分程度でものが二重に見える視覚障害や頭痛などの症状が起こる可能性もあるが、2~3時間程度で回復するという特徴がある(※1)。テトラミンは毒性の弱い弱毒素といわれているが、人によっては重症化する場合もある。ふらつきや頭痛などは酒によるものと勘違いされることも多いため、つまみとしてバイ貝を食べる際はより注意が必要だ。テトラミンでの死亡例はなく、死に至る心配はないが唾液腺はしっかり除去してから食べるようにしよう(※2)。唾液腺は1つの貝に対して2つあり、身の中心を切り開いたところに存在する。テトラミンの含有量には個体差があるため、1つ食べただけでも食中毒を発症する場合があるので注意しよう。

2. 毒なしのバイ貝はある?スーパーのバイ貝は安全?

バイ貝には毒があると紹介したが、店によっては殻付きのまま煮付けて販売しているところもある。バイ貝のテトラミン含有量は産地や時期などによってばらつきがあり、中には毒なしの個体もいる。とくに小さいサイズのバイ貝はテトラミンの含有量が少ないとされている。そのため、スーパーや居酒屋などでは殻付きのまま調理されている場合があるのだ。
ただし、自宅で調理する場合は唾液腺を除去してから調理するのがおすすめだ。テトラミンの含有量は見た目などでは判断できないため、小さいサイズだからといってそのまま食べるのは危険である。店で提供されている煮付けのバイ貝や刺し身のバイ貝も、多量に食べると食中毒になる可能性がある。スーパーなどで売られている刺し身用のバイ貝の中には唾液腺が付いたままのものもあるため、必ず確認してから食べるようにしよう。市販品での食中毒が気になる場合は、バイ貝を自分で下処理してから調理するとよい。

3. 下処理必須!バイ貝の毒の取り方

バイ貝の唾液腺には毒があると紹介したが、正しく処理をすれば簡単に取り除くことができる。まずは貝殻から身を取り出す。大きいバイ貝の場合は殻を包丁の背などで割って取り出し、小さいバイ貝の場合は爪楊枝などを使って取り出すとよい。取り出した身のフタの部分を切り取り、フタの付いていた部分を下にしておく。中心を縦に切り開くと、中に2つの唾液腺があるのがわかるだろう。唾液腺は乳白色で小さな丸い形が特徴的。バイ貝の唾液腺は1つにつき2つ付いているので、忘れずに両方取り除こう。手で簡単に取れるが、身に残りやすいので取り除いたあとに水洗いするのがおすすめ。

バイ貝の毒は加熱してもなくならない

バイ貝の毒を摂取すると食中毒を起こす可能性があるが、テトラミンの毒度は熱に強いので加熱してもなくならない。そのため、煮付けや茹でて食べるときにも下処理が必要になるのだ。刺身など生で食べるときだけでなく、加熱して食べる際にも必ず取り除こう。また、殻ごと煮付けにしたいときは一度殻から身を取り、唾液腺を取り除いてから殻に戻すとよい。

結論

居酒屋やスーパーなどで売られているバイ貝に、食中毒を引き起こす毒があることに驚いた人も多いだろう。バイ貝にはテトラミンと呼ばれる毒があるものの、唾液腺を取り除けば食中毒になる心配はなくなる。下処理を間違えなければ美味しく食べられるので、ぜひ自宅で調理してみてはいかがだろうか。
(参考文献)
※1参照:札幌市 テトラミン(ツブ貝)による食中毒
※2参照:消費者庁 自然毒
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  • 公開日:

    2021年6月 7日

  • 更新日:

    2021年7月14日

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