便利！ズッキーニの冷凍保存方法とは？調理のポイントも解説

ズッキーニを冷凍するには、さまざまな方法がある。大きく分けると、「まるごと冷凍」「切って冷凍」「加熱して冷凍」の3パターンだ。それぞれの冷凍保存の仕方を詳しく見ていこう。

ズッキーニを買い過ぎたり大量に貰ったりしたときには、生のまままるごと冷凍してしまおう。ズッキーニを洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取ったらラップで１本ずつ包む。冷凍用の保存袋に入れて空気を抜き、密閉して冷凍しよう。まるごと冷凍は、みずみずしさを保ちながらも約1ヶ月保存可能になるのでおすすめだ。

使いきれず余ったズッキーニを保存する場合は、使いやすいサイズに切ってから冷凍するとよい。切らずに調理できるため、使うときに時短にもなり便利だ。洗って水分を拭き取ったズッキーニを輪切りやスティック状、角切りなど好みのサイズにカットする。保存袋に平らになるように入れ、空気を抜き密閉して冷凍する。切り方を変える場合は袋も分けて冷凍しよう。保存は、約3週間ほど可能になる。

ズッキーニを軽く焼いてから冷凍すると、甘みが凝縮して味がよくなり、水分量が減るためより保存向きになる。洗って水分を拭き取ったズッキーニを好みの大きさに切り、油をひいたフライパンで両面をサッと焼く。バットや皿などに取り出してしっかり冷ましてから保存袋に入れ、空気を抜いて密閉し冷凍する。こちらも1ヶ月程度の保存が可能になる。

冷凍したズッキーニを美味しく調理するには、おさえておきたいポイントがある。それは、半解凍の状態で使うことだ。完全に解凍すると、水分が抜け過ぎて味も食感も悪くなってしまう。まるごと冷凍したズッキーニは半解凍、切ったズッキーニは凍ったまま使うのがコツである。

まるごと冷凍したズッキーニは、ラップをはずして流水解凍しよう。2～3分流水に当てると半解凍状態になる。そのまま好みのサイズに切って、生のズッキーニと同様に使おう。

あらかじめ切ってあるズッキーニは、解凍せずにそのまま調理することができる。凍ったまま焼いたり煮たりして食べよう。また、冷蔵庫で自然解凍させれば、生のまま食べることも可能だ。焼いてから冷凍したズッキーニは、電子レンジで加熱してから料理の仕上げに使うとよい。

一般的なズッキーニ料理のレシピのなかでも、とくにオーブン焼きや煮込み料理、スープなどさまざまな食材を使う料理には、冷凍ズッキーニの使用がおすすめだ。食べやすい大きさに切ってから冷凍しておけば、凍ったまま料理に加えるだけで調理できる。調理の手間を省けて便利なため、ぜひ次のようなさまざまな料理に活用してほしい。

冷凍ズッキーニときのこやベーコンなどを耐熱皿に並べ、ピザ用チーズをかけてオーブンやトースターで焼く。

さまざまな夏野菜をトマト缶で煮込んで作る。ズッキーニを凍ったまま加えてほかの野菜と一緒に煮込めば簡単に作れる。

玉ねぎやベーコンを炒め、冷凍ズッキーニを加えてコンソメスープで軽く煮込めば簡単に美味しいスープができる。ちぎりキャベツやコーン缶などと組み合わせれば、包丁を使わずに作ることも可能だ。

冷凍ズッキーニは、業務スーパーやネットショップなどでも販売されている。食べやすい暑さにスライスし急速冷凍されているため、使いたい分だけ取り出して調理できる。生のズッキーニの旬が終わってしまっても、冷凍ズッキーニをストックしておけば、さまざまな料理に気軽に使うことができて大変便利だ。

ズッキーニを冷凍すると、保存期間を延ばせるだけでなく調理の手間を省くこともできる。調理する際には、まるごと冷凍した場合は半解凍してから、切って冷凍した場合は凍ったままで使うことで、美味しく食べられる。自分で冷凍ズッキーニを作ってもよいし、市販の商品を活用してもよいだろう。冷凍ズッキーニを毎日の食事作りにぜひ役立ててほしい。