1. 紅生姜の作り方:新生姜編

まずは基本となる、新生姜を使った紅生姜の作り方を見ていこう。
材料
最低限必要な材料は、新生姜と赤梅酢、塩だ。 意外に少ないと感じるかもしれないが、これだけでも美味しく仕上げられる。赤梅酢はキレイな赤色に染めるために必要となる。
新生姜を切って洗う
まず、新生姜を切る。節と水平に、薄切りにするのがおすすめだ。
新生姜の皮には、泥などが付いていることが多い。皮をむき、さらに汚れを落としていこう。皮むきには包丁を使ってもよいが、部位によっては難しいこともある。割り箸などで削ぎ落とすと簡単だ。さらに、泥をふきんや歯ブラシで落としておこう。味に影響するので、キレイにしておきたい。シンプルな作り方の中で、ここがいちばん手間のかかる工程といえる。
漬ける
切った新生姜に塩をかけてしばらく置き、水分を出す。水気をしっかり切ったら、あとは煮沸消毒した瓶に入れ、赤梅酢を加えればよい。漬ける期間は好み次第だが、おおむね1ヶ月ほど経てば味がよくしみ、鮮やかな色に仕上がるだろう。シンプルな作り方で、美味しく食べられる。
2. 紅生姜の作り方:普通の生姜編

紅生姜の作り方には、新生姜ではなく、普通の生姜を使ったものもある。勝手が若干違うので、注意しよう。
新生姜との違い
普通の生姜は、新生姜と比べて辛みが強い。そのため、新生姜と同じ作り方では辛過ぎる場合がある。また、新生姜と比べて歯ごたえが強いのも特徴だ。
作り方は難しくない
普通の生姜を使う場合も、基本の作り方は同じだ。ただし、辛みに注意しよう。たとえば水にさらせば辛みが抜ける。ほどよい味に調整しよう。また、新生姜より薄めに切ると、歯ごたえを強くし過ぎずに済む。食べやすく仕上げたい。
茹でる方法もアリ
普通の生姜を下茹ですると、さらに辛みを抜ける。ひと手間かかるが、もし辛過ぎる場合は試してみるのもよいだろう。
3. 紅生姜の作り方:アレンジ編

紅生姜は、アレンジを加えて作ることも可能だ。簡単にできる作り方をいくつか見ていこう。
梅干しを一緒に漬ける
紅生姜作りに使う梅酢は、梅干しを漬ける際にできる液体だ。したがって、紅生姜を漬ける際に、梅干しを一緒に加えると相性がよい。一緒に食べてももちろん美味しく、ごはんによく合う。梅干しが好きな人にはとくにおすすめの作り方だ。
赤紫蘇を加える
赤紫蘇は、梅干しや梅酢に鮮やかな色を付けるために使われる。紅生姜を漬ける際に加えれば、よりキレイな見た目に仕上げられる。また、独特の風味もあり、普通に作るのとは違った味に仕上げられる。赤紫蘇のみを加えてもよいし、梅干しとあわせて使っても美味しい。とくに見た目にこだわりたい人には、ぜひ試していただきたい作り方だ。
4. 紅生姜の作り方:梅酢なしの海外編

とくに海外では、梅酢が手に入らないことも多いだろう。しかし、梅酢なしでほかの材料を使った紅生姜の作り方もある。例を見ていこう。
酢とビーツを使う
生姜を酢に漬ければ、紅生姜に近い味に仕上げられる。赤く染めるために、たとえばビーツを使える。ボルシチなどの鮮やかな色を出すために使われる食材で、生姜と一緒に漬ければある程度鮮やかな色に仕上げられる。ピクルスに近い作り方だが、ビーツが手に入る環境なら、試してみて損はない。
ワインビネガーを使う
ほかに、梅酢の代わりとして、ワインビネガーを使える。赤ワインが原料のものを使えば、赤系統の色に染められるので、近い見た目に仕上げられる。梅酢を使う場合とは風味が変わってしまうが、味まで揃えるのは難しいので妥協したい。ただし人によっては、この作り方のほうが好きになるかもしれない。
結論
紅生姜は、新生姜を使えば簡単に作れる。泥を落とすことさえ気をつければよく、意外と手軽だ。普通の生姜でも味に注意すれば作れるほか、アレンジも難しくない。塩分に気をつけつつ、さまざまな料理と組み合わせて味わっていただきたい。
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