1. ズッキーニのぬか漬けの作り方

ぬか漬けといえば、長期にわたって家にあるぬか床が必須と考えている人も多いかもしれない。しかし近年は、ぬか漬けも気軽に家庭でトライできるアイテムが販売されている。それらも活用して、ズッキーニのぬか漬けを作ってみよう。
ズッキーニのぬか漬けの作り方
ズッキーニは2~4本使用すると仮定し、ぬか床は1kgが妥当である。洗ったズッキーニの水分はしっかりと除去しておこう。1本のズッキーニを数等分に縦切りにし、ズッキーニをぬか床に埋める。1~2日漬ければ頃合いである。西洋野菜のひとつであるズッキーニ、ぬか漬けにしてもオシャレなイメージで好ましい。
無印良品「発酵ぬかどこ」
ズッキーニのぬか漬けを試したい場合、家にぬか床がない場合には便利なアイテムがある。それが、無印良品の発酵ぬか床である。同社のぬか床は、すでに発酵してある状態であるため、購入したその日からズッキーニを漬けることが可能である。かき混ぜることも不要で、冷蔵庫での保管が原則となっている。取り出してすぐに冷たいズッキーニのぬか漬けが食べられるのも嬉しい。また、同社のぬか床はカビにくいという性質も有しており、まさに漬け物初心者におすすめなのである。無印良品以外にも、30分ほどで完成するぬか漬けの素も市販されている。こうしたグッズもぜひ活用したい。
2. ズッキーニのぬか漬けはえぐみが出ることがある

同じウリ科とはいえ、きゅうりとは似て非なるのがズッキーニである。きゅうりと同じ感覚でズッキーニをぬか漬けにすると、味わいに違和感を覚えることがあるかもしれない。そんな場合の対処法を紹介する。
ズッキーニのぬか漬け、その味わい
ズッキーニのぬか漬けは、漬けたあとも鮮やかな緑色が残るのが特徴である。その味わいは、果肉の部分はトロトロとしており、皮の部分は歯ごたえがある。外観からきゅうりのぬか漬けを想像すると、よい意味で裏切られる美味しさなのである。見た目も味わいも、ぬか漬けとしては一級品といった趣がある。
ズッキーニのぬか漬けにえぐみを感じた場合
ズッキーニのぬか漬けを味わい、えぐみを感じる可能性もある。これは、ズッキーニがよく漬かっていないという証拠である。通常は1日ほどで漬かるぬか漬けであるが、えぐみを感じた場合はもう1日ぬか漬けにつけて様子を見よう。また、ぬか床が過剰発酵した場合も漬けた野菜にえぐみが感じられる場合もある。ぬかに塩を加えるなどして調整してみるのも解決に通じる可能性がある。
3. ズッキーニのぬか漬け:塩もみすると漬かりやすい

市販されている便利なアイテムを活用すれば、ズッキーニのぬか漬けは初心者でも比較的簡単に作ることができる。ここで、より美味しく漬けるためのコツを紹介する。
漬ける前の塩もみ
そもそも野菜は、ぬか床に漬ける前に塩をまぶすと美しい色に仕上がるというのが通説である。ズッキーニに関しては色が美しくなるだけではなく、より美味しいぬか漬けができるというメリットがある。ビニールにズッキーニと塩を入れて、マッサージをするようにもみ込む。そのまま20分弱置いてから、ぬかに漬けるのである。この工程を下漬と呼ぶ。下漬することで、ぬか床に水分が移る心配もなく、ズッキーニに味がしっかりとつくというメリットがあるのである。ズッキーニのぬか漬けは、オリーブやトマトのオイル漬けなどと皿に盛っても絵になる。パーティーシーンでも、オシャレな箸休めとして活躍してくれるだろう。
結論
夏野菜のひとつであるズッキーニは、きゅうりやなすと同様にぬか漬けにして楽しむことができる。ぬか漬けは未デビューという場合も、市販の便利グッズを活用すると思い立ったその日からぬか漬けにトライできる。ズッキーニは漬け具合が足りないとえぐみが出る場合もあるので、1日漬けたのち様子を見てみよう。漬ける前に塩もみする手間を厭わなければ、より美味しいぬか漬けが楽しめる。夏らしい一品にぜひ挑戦してみてほしい。
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