1. 本場沖縄のゴーヤチャンプルーの味付け
チャンプルーとは、沖縄の方言で混ぜるという意味だ。近年では本州でも広く親しまれている。名前の通りさまざまな具材を加えて混ぜ、自由に調味されているが、そもそも本場沖縄のゴーヤチャンプルーはどのような味付けなのだろうか。入れる具材やレシピ、味付けについてみていこう。
本場沖縄はポークランチョンミートを使用
基本の具材は、ゴーヤのほか、豆腐、卵、豚肉の3つだが、本場沖縄のゴーヤチャンプルーはひと味違う。豚肉の代わりに、沖縄の定番食材のポークランチョンミートを使うのだ。ポークランチョンミートとは、スパムのことで、肉を挽いて混ぜた加工食品である。
本場の味付けはいたってシンプル
ゴーヤを半月切りにし、塩もみして水気を切っておく。塩もみすることでゴーヤの臭みや苦味を和らげることができるのだ。材料を肉、ゴーヤ、豆腐、卵の順に炒め合わせ、塩と薄口しょうゆ、砂糖で味付けする。盛り付け後にかつお節を散らしたら、沖縄本場のゴーヤチャンプルーの完成だ。
2. 簡単に作れるゴーヤチャンプルーの味付け
苦味が強いゴーヤを調理するのは、難しいと感じる人も少なくないだろう。しかし、調味料を変えるだけで、ゴーヤチャンプルーを楽に味付けできる方法がある。調味料ひとつで簡単に作れる、ゴーヤチャンプルーのレシピを紹介していこう。
めんつゆだけで味が決まる
通常通りゴーヤを塩もみして水気を切っておく。各材料を炒めたあと、めんつゆで味付けして、かつお節をふりかけたら完成だ。優しい味わいのゴーヤチャンプルーになる。
白出汁で簡単に仕上げる
前述通り材料を炒め、火が通ったところで白出汁を加えて味付けする。豆腐はしっかり水切りをして、手でちぎるのがポイントだ。
3. 味噌を使ったゴーヤチャンプルーの味付け
本場沖縄の、塩を中心としたシンプルな味付けのほかにも、白出汁やめんつゆといった調味料ひとつでできる、簡単な味付け方法がわかった。ほかにも、味噌やみりんを使ったゴーヤチャンプルーのアレンジレシピを紹介していこう。
味噌風味で洋風ゴーヤチャンプルー
肉に火が通るまで炒めたあと、ゴーヤやニラなどの具材を入れて火を通す。味噌、酒、薄口しょうゆ、砂糖、鶏がらスープを混ぜ合わせた調味料を投入して炒める。味噌のこってりとした味が、ゴーヤの苦味を和らげてくれる味付けだ。
しょうゆとみりんで旨みとコクをプラス
具材を炒めたあと、しょうゆとみりん1:1の割合で味付けする。みりんを使うことで旨みが引き立てられる。シンプルな味付けでも十分深みのあるゴーヤチャンプルーに仕上がるのだ。
4. スパムを使う時のゴーヤチャンプルーの味付けは?
前述の通り、本場沖縄のゴーヤチャンプルーでは、豚肉ではなくスパムを使用する。スパムを使用することで、どのような違いがあるのだろうか。スパムことポークランチョンミートを使ったゴーヤチャンプルーの味付け方法や注意点を解説していく。
スパムとは
ポークランチョンミートの製品名のひとつがスパムだ。肉を挽いて混ぜたもので、缶詰になって売られている加工食品である。調理済なので、そのまま食べることもできる。
スパムの塩気を配慮して味付けする
ゴーヤチャンプルーは、豚肉や木綿豆腐で代用することも多いだろう。しかし、本場沖縄のレシピ通り、島豆腐とポークランチョンミートを使う際には、具材自体に塩気があることを踏まえて調味する必要があるのだ。通常通り具材を炒めたあと、豚肉や木綿豆腐に比べて、塩気を控えめに味付けする。
結論
沖縄の定番料理ゴーヤチャンプルーは、ゴーヤ、スパム、卵、島豆腐を使って塩としょうゆ、砂糖などでシンプルに味付けするのが本場の味だ。ただ、スパムと島豆腐を豚肉や木綿豆腐で代用したり、めんつゆひとつで味が決まったり、簡単に作れるレシピが広がりを見せている。どの材料を使うかによって、料理工程や味付けは変わっていく。自分の好みに合わせて、ぜひさまざまな作り方を試してほしい。
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