1. ゴーヤをそのままで冷凍保存

ゴーヤは常温では日持ちしないため、長持ちする冷凍で保存するのがおすすめである。 ゴーヤに多く含まれているビタミンCは皮膚の健康を助ける作用がある(※1)。冷凍することで栄養素もそのまま保存することができるのだ。
冷凍方法
- 水で洗い、中の種とわたを取り除く。
- 食べやすいサイズにカットする。
- 水気をよく切り、密封できる保存袋に入れて冷凍庫にしまう。
ゴーヤを薄めの半月切りにすると、解凍後に調理しやすい。また空気をできるだけ抜き、薄く広げて冷凍することで使いたい分が取り出しやすくなるのだ。
2. ゴーヤの苦味を抜いてから冷凍保存

苦味が特徴的なゴーヤだが、冷凍する際にひと工夫するだけで苦味が軽減するのである。
茹でる
- ゴーヤを水でよく洗い、中の種とわたを取り除き、薄めの半月切りにする。
- 熱湯で20秒ほど、サッと茹でる。
- ペーパータオルで余分な水分を拭き取り、よく冷ます。
- 密封できる保存袋に入れ、冷凍庫へしまう。
栄養やシャキシャキした食感を逃さないためにも、茹ですぎるのはNGである。
塩もみ
- ゴーヤは水でよく洗い、中の種とわたを取り除き、薄めの半月切りにする。
- 塩をふり少ししたら、水気を絞りキッチンペーパーで水分を拭き取る。
- ラップで包み、密封できる保存袋に入れ、冷凍庫へしまう。
ゴーヤの苦味は水溶性のため、熱湯で下茹でするか塩もみをすることで減らすことができるのだ。
3. 冷凍ゴーヤは通販でも買える

冷凍ゴーヤは通販で買うことができる。冷凍保存する際の下処理がいらないので、便利である。
有限会社ウエストマリン「沖縄県産ゴーヤー冷凍スライス」
冷凍時にパラパラになるように加工されているので、調理分だけ使用することが可能である。たっぷり1kg入っているので、惜しみなく使うことができるのだ。
有限会社NORUCA「冷凍ゴーヤ ゴーヤスライス」
素材の風味を残すため、3mmにスライスし真空パック加工した後、急速冷凍している。1袋の量が250gと少ないので、試しに購入する人や小分けで保存したい人におすすめだ。
株式会社長野食料「冷凍 ゴーヤ 漬け」
そのままのゴーヤの冷凍とは違い、スライス済のものを醤油漬けにした商品である。解凍後にそのまま食べることができるのだ。 1kg入りの業務用である。
4. 冷凍ゴーヤを使ったメニュー

ゴーヤの冷凍方法を解説してきたが、ここでは冷凍ゴーヤを使ったメニューを紹介する。
チーズ風味のゴーヤチャンプルー
木綿豆腐をキッチンペーパーに包み、水気を切る。豚バラ肉を3cmほどに切り、卵を溶いておく。フライパンにサラダ油をひき、豚バラ肉を炒める。色が変わったら冷凍ゴーヤを入れ、全体に油が回ったら、和風出汁と塩を加えよう。食べやすい大きさにカットした木綿豆腐を投入し、少し炒めたら溶き卵を回し入れる。卵にふんわり火が通ったら、粉チーズを加えてさっと混ぜ合わせる。器に盛り、粗挽きこしょうをかけたら完成である。
ゴーヤともやしと桜えびのナムル
冷凍したゴーヤを袋のまま流水に当てて解凍する。もやしを茹で、よく水気を切る。ごま油、塩、こしょう、醤油、鶏ガラスープの素をボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。ゴーヤ、もやし、桜えびを入れて和えれば完成だ。
おひたしやナムルなどの料理は解凍する。しかし自然解凍をすると、柔らかくふにゃふにゃした食感になってしまう。そのため炒め物や煮物を作る際には、凍ったままの状態で使用するのがおすすめだ。
結論
夏の節電対策として、ゴーヤを育てて緑のカーテンを作っている家庭もあるのではないだろうか。採れ過ぎて食べきれない場合には、冷凍保存を活用してほしい。また、通販では冷凍で売っているので、旬の時期など季節を問わず味わうことができるのだ。
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