1. タラの芽の保存方法:冷蔵
タラの芽を保存する場合、まず冷蔵庫に入れておこうと考える人が多いだろう。冷蔵庫に入れる場合も、コツをおさえておくことによりタラの芽の鮮度を保つことができるので、ポイントを見ていこう。
冷蔵庫で保存するには
タラの芽は水分を保って保存するのがいいといわれている。そのため、冷蔵庫に入れて保存する前に、タラの芽を水にしっかりとさらして水分を含ませてから水をきり、新聞紙に包み、さらに穴をあけたポリ袋に入れて保存するのがおすすめだ。また、冷蔵庫の中でも野菜室に入れるのが適している。
冷蔵庫でどのくらい日持ちする?
タラの芽は、冷蔵庫に入れることで2~3日ほど日持ちさせることができる。もしも冷蔵庫に入れず常温で保存する場合は、冷蔵庫で保存する場合と同様に新聞紙とポリ袋で包み、冷暗所で保存するのがいいだろう。常温の場合は、長くても2日ほどしか日持ちしないので覚えておこう。
2. タラの芽の保存方法:冷凍
タラの芽をより日持ちさせたいのなら、塩茹でしてから冷凍保存するのがおすすめだ。茹でて冷凍する場合は、できるだけ新鮮なうちに行うことで、タラの芽の風味を逃がさず保存することができる。
タラの芽を下茹でしよう
タラの芽をしっかりと洗い、塩を少量入れたお湯で茹でていく。この時、硬めに茹でるのがポイントだ。茹でたあとは冷水に浸して粗熱を取っておく。
冷凍庫で保存するには
下茹でしたタラの芽は、そのままでも冷凍できるが、食べやすいように切ってから冷凍することも可能だ。タラの芽を冷凍する場合は、使う分ずつ小分けにして冷凍するのがおすすめだ。タラの芽を小分けにしてラップに包み、さらに保存袋などに入れてしっかり空気を抜いて冷凍庫に入れる。この時、急速冷凍機能がある場合は、急速冷凍をするとよりタラの芽の味や風味を保って冷凍できるだろう。
冷凍庫でどのくらい日持ちする?
冷凍したタラの芽は、だいたい3週間から1ヶ月ほど保存することができる。しかし保存期間が長くなるとタラの芽の劣化や酸化が進んでしまうので、できるだけ早く使いきるのがおすすめだ。
どうやって解凍する?
冷凍したタラの芽は、自然解凍して料理に使うのがおすすめだ。パスタや味噌汁などに使う場合は、冷凍のまま調理することも可能だ。下茹でしてから冷凍したタラの芽は水分を多く含んでいるので、天ぷらなどの揚げ物には適していないので覚えておこう。
3. タラの芽の保存方法:塩漬け
タラの芽をできるだけ長期間保存したい人は、塩漬けにしてみるといいだろう。タラの芽は旬が短いが、塩漬けにすれば長期保存して楽しむことができる。
塩漬け方法
タラの芽を下処理し、塩漬け用の容器に半分くらいの量の塩を入れておく。その上に下処理したタラの芽を並べて上からさらに塩を入れる。容器の周りから水を回し入れて重石を乗せたら、冷蔵庫か冷暗所で15日ほど寝かせる。
美味しい塩漬けにするコツ
美味しいタラの芽の塩漬けを作るコツは、タラの芽が新鮮なうちに漬けることだ。さらに、使う塩は、粗塩など漬物用の塩を使うといいだろう。
塩漬けにしたタラの芽はどのくらい日持ちする?
塩漬けにしたタラの芽の保存期間は塩分濃度によって異なる。塩分濃度が高くなるほど日持ちする。タラの芽の量に対して20%の濃度で120日、30%の濃度で180日ほど日持ちさせることができる。塩漬けにしたタラの芽を料理に使う際は、必ず塩抜きをしてから使用しよう。
結論
タラの芽は、保存方法によって長く日持ちさせることができる。タラの芽は新鮮なうちに食べないと苦みが増して美味しさが半減してしまう。すぐに食べきれない場合は、冷凍保存や塩漬けにして長期保存してみるのもおすすめだ。
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