1. タラの芽の下ごしらえ:アク抜きは必要?
タラの芽の下ごしらえでまず気になるのがアク抜きだ。山菜のほとんどはアク抜きが必要になる。タラの芽を天ぷらにする場合はアク抜きせずとも美味しく食べられるが、和え物やお浸しにする場合はアク抜きが必要になるのでチェックしておこう。
タラの芽のアク抜き
タラの芽のアク抜きは、水で洗ってから鍋に水と軽く塩を加えて沸騰させてから、さっと茹でるのだ。この際、タラの芽の食感や香りを残すために茹ですぎないのがポイントだ。あとは、和え物やお浸しにするといいだろう。ほかにもパスタなどにもよく合うので、いろいろな料理に活用できる。
2. タラの芽の下ごしらえ:はかまの処理について
タラの芽には、はかまと呼ばれる部分があり、美味しく味わうためには下ごしらえが必要になる。このはかまの処理について紹介しよう。
はかまとはタラの芽のどこの部分?
タラの芽はもともとタラノキの柔らかい新芽のことで、木の先にできている。それを収穫したものがタラの芽で、根元は茶色く硬くなっており、それをはかまと呼ぶのだ。つまりタラの芽の根元の周りのガクの部分のことだ。
はかまの処理方法
まず、はかまを手で外して汚れを洗い落とす。タラの芽は切り口が乾いていたり変色していたりする場合もあるので、その場合は変色している部分を切り落としておくといいだろう。そして包丁を使い、硬い部分を包丁でむいてそぎ落としていく。こうすることで、柔らかいタラの芽を味わうことができるのだ。タラの芽はどうしても根元が硬く、そのまま調理すると口あたりが悪くなってしまうので、はかまは取り除くようにしよう。
タラの芽はトゲがあるものもある!?
タラの芽は、種類によってトゲがあるものがある。このトゲは火を通すことで柔らかくなり、食べることができるので下ごしらえをする必要はないが、どうしても気になる場合ははかまを処理する際に、トゲも取り除くといいだろう。とくに硬くなっているトゲは、調理法によっては口あたりを悪くしてしまうので、下処理をしておくのがおすすめだ。
3. タラの芽の下ごしらえ:根元に切り込みを入れる
タラの芽は、ものによってサイズが違うことがある。太いものもあれば細いものもあるが、どれも短時間で火を通したいので、根元に切り込みを入れておくのがポイントだ。
根元の切り込みの入れ方
はかまを取って下ごしらえしたタラの芽は、さらに根元に切り込みを入れておくと火の通りがよくなる。タラの芽は風味や食感をよくするためにも、短時間で火を通す必要があるのでできるだけ火が通りやすいような下ごしらえをしておくのがおすすめだ。切り込みははかまを取った部分の切り口に浅く十字に包丁を入れるといいだろう。また、小さいものや細いタラの芽の場合は、切り込みを入れなくても短時間で火が通るので、切り込みを一文字にしたり調整するのがおすすめだ。
葉が育ったタラの芽はどうする?
タラの芽は、葉が成長しているものもある。その場合は、葉の部分も美味しく味わうことができる。葉の部分は茹でてお浸しなどにすることで、余すことなくいただける。タラの芽は葉の部分が大きいからと処分はせず、葉の部分も美味しく調理してみよう。
結論
タラの芽は下ごしらえが必要な食べ物だが、基本の下ごしらえを覚えておけば、より美味しくタラの芽を調理することができる。タラの芽ははかまなど硬い部分があるので、それをしっかりと除いておくと、口あたりのよいタラの芽を味わえる。基本的にタラの芽はさっと火を通すほうが美味しく味わえる食材なので、調理を短時間に済ますためにも下ごしらえは必要になってくるのだ。
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