1. ひよこ豆の基本の戻し方・茹で方
まずは、ひよこ豆の基本の戻し方について見ていこう。基本の方法による仕上がりを知っておけば、ほかの方法で戻す場合の仕上がりを確認するのにも役立つ。
水での戻し方
まず、乾燥ひよこ豆をたっぷりの水に浸ける。浸水時間は6~8時間程度、一般的にはひと晩とされる。乾燥ひよこ豆は小さいが、水に浸けると大きくなり、本来の形に戻る。水分をたっぷり含んで柔らかくなれば成功だ。手に取ってみれば、仕上がりがわかりやすい。
ただし、このままではまだ食べられない。ひよこ豆を食べるには加熱が必要だ。
茹で方
水で戻したひよこ豆を、たっぷりの水に入れ、加熱して茹でていく。ポイントとして、中までしっかり火を通したい。水で戻していれば、豆の水分が均一になるため、火が均等に通りやすい。一方で、戻し方が不十分だと火の通りにもムラが出やすい。茹でる際に水を使うからと油断せず、丁寧に戻しておきたい。
なお、よりふっくらと仕上げたいなら、沸騰した時点でいったん水を入れ、温度を下げるとよい。びっくり水といわれる手法で、ひよこ豆が柔らかくなる。
2. お湯で時短!ひよこ豆の戻し方
ひよこ豆を戻すには時間がかかるが、お湯を使えば時短で戻せる。具体的な戻し方を見ていこう。
お湯に浸けるだけ!
方法は簡単、乾燥ひよこ豆を熱湯に入れ、置いておくのみだ。早くて2時間ほどで、ひよこ豆を戻せる。最初にお湯を沸かす手間はあるものの、あとは浸せばOKだ。たとえば朝に仕込んでおけば、昼食を作る時間には使えるだろう。
ひよこ豆が熱湯でしっかり戻っていれば、そのまま料理に使える。しかし、うまく戻すには慣れがいるかもしれない。もし戻りが不十分なら、茹で汁を沸騰させ直すか、調理の際に火を通せばよい。
保温が必要
ただし、単にひよこ豆を熱湯に入れるだけでは、時間とともに温度が下がってしまう。ちょうどよい具合に戻したいなら、保温が必要だ。厚めの鍋に入れてふたをするだけでも、それなりの効果がある。あるいは、保温鍋や魔法瓶などを使って保温するとより確実だ。魔法瓶などの小さい保温容器を使う場合は、ひよこ豆を入れすぎると温度が下がりやすいため、注意しよう。
3. 炊飯器を使ったひよこ豆の戻し方
ひよこ豆は、炊飯器を使って戻すこともできる。忙しい、あるいはコンロを使いたくない人にもおすすめだ。
保温機能で手軽に戻せる
炊飯器は、米以外の調理にも使える。ひよこ豆を戻すのにも有効だ。具体的には、ひよこ豆と熱湯を入れて保温機能で置いておくと楽だ。先述のお湯で戻す場合と同じく、2~4時間程度で戻せるはずだ。あるいは、ひよこ豆と水を加えて炊くのもよい。水加減は、ひよこ豆の状態や量も関わるため、一概にはいえない。何回か試して感覚をつかむとよい。
できれば水にある程度浸けよう
炊飯器でいきなり加熱しても、ひよこ豆を戻せる。しかし、よりふっくら仕上げたいなら、米と同様にある程度水に浸してから加熱したい。30分だけでも試してみよう。
こだわるには不向き?
炊飯器でひよこ豆を戻すと手軽ではあるが、火加減の調整やびっくり水などの工夫ができない。そのため、炊飯器はあくまで手間を減らすために使うと割り切るのがよい。仕上がりにこだわるなら、水やお湯を使って戻すのがおすすめだ。
結論
ひよこ豆は、水で戻すのが定番だ。時間はかかるものの、焦って失敗することは少ないだろう。時間をかけずに仕上げたいなら、お湯や炊飯器を使うのも有効だ。柔らかく仕上げて、料理にどんどん使っていただきたい。戻し方に慣れるため、まずは乾燥ひよこ豆を買って試してみるのがおすすめだ。
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