1. そら豆のかき揚げ:基本の作り方
まずは、シンプルにそら豆だけを使ったかき揚げの作り方を紹介する。揚げ物を美味しく作るためには、いくつかのポイントをおさえなくてはならない。ここでは、美味しく作るためのポイントも併せて紹介する。
そら豆は下処理が必要
シンプルなそら豆のかき揚げだが、そのまま衣につけて揚げると美味しさが半減してしまう。そら豆の薄皮は硬く、取らずに揚げると食感が悪くなってしまうからだ。面倒でも必ずそら豆の薄皮は取るのが美味しいかき揚げを作るポイントだ。そら豆をむくときは形を潰さないように注意しよう。
衣は小麦粉を使う
サクッとした軽い食感のかき揚げにしたいなら、小麦粉を使うのがおすすめだ。かき揚げの衣は卵と小麦粉、冷水を混ぜ合わせて作るが、小麦粉がダマにならないように注意しなくてはならない。卵と冷水を混ぜ合わせてから小麦粉をふり入れるとダマになるのを防げる。より簡単に衣を作りたい場合は、市販の天ぷら粉を活用しよう。水に溶くだけで作れ、ダマになる心配もない。
170℃の油で揚げる
そら豆に衣をつけたら、いよいよ油で揚げる。油の温度が170℃になったら、そら豆と衣をスプーンですくって鍋肌から静かに落とし入れる。ちなみに、揚げ物をするときは揚げ鍋など深めの鍋が必要だと思いがちだが、フライパンでも揚げ物をすることはできる。油の量が少なくなってしまうため、途中でひっくり返した揚げ焼きのような形で作る。衣がカリッとしてきたら完成だ。
2. えびや新玉ねぎを合わせても美味しい:そら豆のかき揚げ
そら豆だけのかき揚げも美味しいが、ほかの食材を組み合わせると味わいや食感が変化するため、よりそら豆の美味しさが際立つ。ここでは、そら豆と相性バツグンの食材を使ったかき揚げを紹介する。
シャキシャキ食感がアクセント!そら豆と新玉ねぎのかき揚げ
そら豆と同じく春先が旬の新玉ねぎを使ってかき揚げを作ってみよう。新玉ねぎは普通の玉ねぎより甘みがあるため、より甘みの強いかき揚げを作ることができる。また、新玉ねぎのシャキシャキした食感が加わることで、そら豆のホクホクとした食感が際立つ。野菜だけのシンプルなかき揚げだが、甘みと旨みが強いため晩酌のおともにもぴったりだ。そら豆は塩茹でし、薄皮をむいておく。新玉ねぎは食感を出すため少し厚めにスライスする。衣が入ったボウルにそら豆と新玉ねぎを入れ、170℃の油で揚げれば完成だ。
食べごたえバツグン!そら豆とえびのかき揚げ
えびを組み合わせると食べごたえが増し、満足度の高いかき揚げが作れる。また、えびのプリプリした食感がよいアクセントになる。えびはむきえびを使うのがおすすめだが、殻付きの場合は殻を外し、1cmくらいの大きさに切る。塩茹でし、薄皮をむいたそら豆とえびを一緒のボウルに入れて軽く和えたら、衣をつけて170℃の油で揚げる。途中でひっくり返して両面がカリッと揚がったら完成だ。ちなみに、そら豆とえび、新玉ねぎの3つを使ったかき揚げも豪勢で美味しい。贅沢なかき揚げを作りたいときはぜひ3つの食材を使ってみよう。
3. そら豆のかき揚げと合うおすすめの献立
そら豆のかき揚げは晩酌のおともにもおすすめだが、せっかく作ったなら家族みんなで食べよう。ここでは、そら豆のかき揚げと一緒に食べてほしい料理を紹介する。
そのほかのおかずはさっぱりと!
そら豆のかき揚げはボリュームたっぷりなので、そのほかのおかずはシンプルかつさっぱりとしたものがおすすめだ。かき揚げ作りは時間がかかるので、調理も簡単でさっぱりとしている冷奴はとくにおすすめで、油っこいかき揚げの口直しの役割も担ってくれる。野菜がほしい場合はお浸しを作ろう。レモン汁やゆずを少し加えて柑橘風味にすれば、さっぱりとした味わいになる。旬の葉物を使って作るとより季節感を楽しめる。
茶碗蒸しで豪華に!
少し手間はかかるものの茶碗蒸しもおすすめだ。そら豆のかき揚げと茶碗蒸しが揃えば、まるで料亭の食事のようだ。誕生日などちょっとしたお祝いごとのときにぴったりの組み合わせなので、腕によりをかけて作ってみよう。
せっかくなら汁物も!
普段、汁物を作らない人もそら豆のかき揚げを作るときはぜひ作ってみよう。定番の味噌汁はもちろん、出汁が効いたお吸い物もおすすめだ。汁物に入れる具はこだわる必要はなく、余っている野菜などでよい。味噌汁に油揚げを入れるとコクが出て、より美味しくなる。おかずの野菜が少なければ、汁物を具沢山にするのもおすすめだ。
結論
そら豆だけのシンプルなかき揚げでもそら豆の旨みとホクホクとした食感が楽しめる。また、同じく春先が旬の新玉ねぎを使えば甘みが強くなり、シャキシャキした食感がそら豆の食感を際立たせてくれる。揚げ物は難しく思えるが、フライパンでも作ることができるため、美味しいそら豆が手に入ったらぜひ作ってみよう。
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