1. そら豆の「薄皮」は食べられる?
そら豆を茹でる場合は茹でたあとに、炒める場合はさやから取り出した時点で薄皮に切れ目を入れ、中身だけ取り出して調理する。その「薄皮」は食べられるのだろうか?
少し硬いがそら豆の薄皮は食べられる
薄皮はそのまま食べられる。やや硬めな食感だが、噛み心地がクセになる方もいるだろう。酒のつまみにもピッタリだ。今まで一度もそら豆の薄皮を食べたことがないという方は、ぜひ今後、チャレンジしてみてほしい。
2. そら豆の薄皮に含まれる栄養とは?
そら豆の薄皮はそのまま食べられる。では薄皮を食べるメリットはあるのだろうか?
食物繊維が豊富に含まれている
そら豆の薄皮は食物繊維のかたまりだ。腸内環境を整えるうえで欠かせない栄養成分である。したがって、そら豆を薄皮ごと食べる行為は健康面でもおすすめなのだ。
鮮度が高いものを選ぶことが大切
そら豆の薄皮は、鮮度が落ちると固くなり食感も悪くなる。逆に鮮度がよければそのままでも美味しく食べられる。薄皮ごと食べるなら鮮度が高いものを選ぶようにしよう。
3. そら豆を薄皮ごと美味しく食べる方法・レシピ
そら豆を薄皮ごと食べる場合、もちろんそのままでもよいが味気なく感じるだろう。そんなときは次のような食べ方を試してみてはいかがだろうか?
焼く・塩ゆでする・レンチンする
シンプルに食べるならトースターやグリルで薄皮ごと焼いて、塩をふっていただく方法がある。あるいは塩ゆでや、レンチンしてから塩をふって食べるといった方法もおすすめだ。
この記事もCheck!
甘煮にするのもおすすめ
余裕があれば、甘煮を作ってみるのもよいだろう。塩ゆでして冷ましたものと水・みりん・醤油を鍋に入れて煮立たせ、煮汁にとろみがつくまで弱火で煮込んだら完成だ。火を止めて粗熱をとってからいただこう。
4. 【豆知識】そら豆の「さや」も食べられる?
せっかくなので、そら豆の「さや」も食べられるかどうかについて解説しておこう。スナップエンドウなどのように食べるのか?それとも食べないものだろうか?
そら豆の「さや」は食べないのが基本
豆類のさやには、枝豆のように食べないものと、スナップエンドウのように食べられるものがある。今回のテーマであるそら豆は、調理前にさやから取り出して、茹でて火を通してから食べるのが一般的だ。
なおそら豆に限ったことではないが、さやは中の実を劣化から防ぐ重要な役割を持っている。さやから出されたそら豆も販売されているが、鮮度が気になる方はさやつきを購入しよう。さや付きなら、グリルで焼いてうまみを閉じ込めたまま火を通せる。
結論
そら豆の薄皮は食物繊維の宝庫である。塩ゆでなどいろいろな食べ方があるので、ぜひ機会があれば試してほしい。ただし鮮度が落ちていると薄皮が固く食感も悪くなる。そら豆を薄皮ごと食べるのであればとくに、鮮度に着目しよう。同時に、買うときはさや付きを選ぶとよい。さやには実を守る働きがあるためだ。
あわせて読みたい