1. 鮮やかな緑色がキレイなそら豆の天ぷら
そら豆の天ぷらは、そら豆の緑色が残りつつ、サクサクの食感を楽しめる。まずは基本の作り方を見ていこう。
薄皮はむくのがおすすめ
そら豆を天ぷらに使う場合は、薄皮をむくのがおすすめだ。薄皮は食べられるものの、固くて噛み切りにくい。煮込むなどしてしっかり加熱調理するなら柔らかくなるが、天ぷらの加熱時間では固さが残る。そのため、最初に薄皮をむいておきたい。
下ごしらえ
まず、揚げ衣を作っておこう。溶き卵と水で溶いた小麦粉を混ぜ合わせればよい。楽に済ませたいなら、市販の天ぷら粉を使ってもよいだろう。
そら豆の薄皮をむいたら小麦粉をまぶし、さらに揚げ衣を加えて絡める。そら豆に揚げ衣はあまりたくさん付かないが、薄いくらいでちょうどよい。
そっと揚げる
衣を付けたそら豆を熱した油にそっと入れ、揚げる。揚げ衣は崩れやすいので、油に入れたら動かさないでおく。揚がるまでに、おおよそ2分ほどかかる。揚がる音が高くなり、揚げ衣から出る泡が小さく少なくなったら完成だ。形が崩れないようにそっと取り出そう。うまく揚がっていれば、衣が固まりつつ、そら豆の緑色が保たれているはずだ。
2. そら豆の天ぷら:春らしさ満載の桜えび入りのかき揚げ
そら豆とほかの食材を組み合わせた天ぷらも美味しい。まずは、桜えびを組み合わせたかき揚げの作り方を見ていこう。
桜えびは春の味覚
桜えびは獲れる時期が短いが、嬉しいことに時期の一部がそら豆の旬と重なっている。桜えびの香ばしさはそら豆と相性バツグンなので、ぜひかき揚げで楽しみたい。
なお、桜えびは干したタイプならそのままでも食べられるため、かき揚げの揚がり具合を調整しやすい。生の桜えびももちろん美味しいが、揚がり具合に少し気を遣う必要がある。
作り方はほぼ基本通り
冷凍桜えびを使う場合は、あらかじめ解凍しておく。薄皮をむいたそら豆と桜えびを揚げ衣に加えて混ぜ、かき揚げにしたい大きさにまとめる。あとは熱した油にそっと加え、揚げればよい。油の温度はだいたい170~180℃あたりがよいとされる。揚げている途中に温度が揚がり過ぎないよう、要注意だ。そら豆だけを使う場合と比べ、かき揚げは崩れにくい。そのため、途中で上下を返して揚げるのがよいだろう。
揚がったら油から取り出し、油を切ればよい。熱いうちにタレにくぐらせるなどしても美味しい。なお、桜えびの解凍が不十分だと揚がり方にムラができるおそれがあるので、注意しよう。
3. そら豆の天ぷら:ほんのり甘い新玉ねぎ入りのかき揚げ
新玉ねぎの甘みは、揚げるとより楽しめる。そら豆との相性もよいため、かき揚げで食べるのがおすすめだ。
旬だからこそ食べられる味
新玉ねぎは、旬である春以外にはほとんど手に入らない。そのため、手に入る時期にしっかり味わいたい。そら豆の旬は同じく春で、どちらもいちばん美味しい時期に楽しめる。かき揚げなら、食感がうまくまとまるため食べやすい。
加熱し過ぎに注意
スライスした新玉ねぎとそら豆を揚げ衣に絡め、形をまとめて揚げていこう。基本的の揚げ方とほとんど同じだ。ただし、新玉ねぎは火が通りやすいため、加熱し過ぎると焦げやすい。そのため、揚がったらすぐに取り出したい。うまく仕上がれば、新玉ねぎの甘みをしっかりと楽しめるはずだ。
具材を追加しても美味しい
ほかの食材を加えて揚げるのもおすすめだ。たとえば先述の桜えびや、春菊、細切りのにんじんなどを加えると美味しい。あくまでそら豆と新玉ねぎが主役となるように気を付けつつ、好きな食材を足して作ってみよう。
結論
そら豆の緑色は、天ぷらにしても残るため、見た目も鮮やかに仕上がるのが魅力だ。揚げ衣が崩れないように注意すれば、簡単に作れる。桜えびや新玉ねぎなどの旬の食材とも相性バツグンなので、ぜひ組み合わせて美味しい天ぷらを作っていただきたい。ただし食べ過ぎには気を付けよう。
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