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【フリット】の意味を解説。天ぷらやフライとの違いとは?

【フリット】の意味を解説。天ぷらやフライとの違いとは?

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2020年1月 8日

イタリアンレストランのメニューに「フリット」というものを見かけたことのある人も多いのではないだろうか。フリットはイタリア語だが、似たような名前でフリッターというものもある。また天ぷらやフライなどとも似ており混同されがちだ。そこで、フリットの意味やほかの料理との違いについて解説していく。

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1. フリットの意味とは

フリットの語源は、イタリア語のfrittoで「揚げる」という意味だ。衣をつけて油で揚げた料理全般をフリットと呼び、イタリアではfritto de+素材名でメニューに掲載されていることが多い。フリットと同じものを英語ではfritter(フリッター)と呼んでおり、言葉が違うだけで両者の特徴に違いはない。

衣がついていなくてもフリット?

一般的には衣をつけて揚げたものをフリットと呼ぶが、patate fritte(フライドポテト)のように、素揚げの料理にもフリットという名が使われることもある。フリットの衣は小麦粉・卵黄・牛乳などに卵白をメレンゲ状に泡立てたものを合わせているのが大きな特徴だが、フリットという名前自体にはとくにこの衣の意味は含まれていなかった。料理名は「揚げ物」といういたってシンプルでありながら、独特な衣が人気を集め日本でもフリットといえばふわふわの衣の揚げ物として定着したのである。

2. フリットはほかの揚げ物とどう違うの?

フリットとフリッターは同じものであることを説明したが、フライや唐揚げ、日本の天ぷらなどとの違いについても明確にさせておこう。フリットはほかの揚げ物とは違った特徴を持つ料理である。

意味は揚げ物でも衣が違う

フリットは揚げ物という意味の言葉のため、フライや唐揚げ、天ぷらなどもフリットに含まれると思われそうだが、あくまでフリットはイタリア料理である。イタリアでは素揚げの料理などにもフリットの名が使われることはあるようだが、一般的なフライなどとは別物として考えてよい。それぞれ確かに揚げ物という共通点はあるが、衣がまったく違うのだ。小麦粉・卵・パン粉を順につけるフライ、小麦粉や片栗粉をまぶす唐揚げ、水と小麦粉を混ぜた液につける天ぷら。それぞれに個性があるが、その中でも卵白を泡立てたメレンゲで作った衣を使うのはフリットだけなのである。

具材に決まりはない

フリットの特徴は衣にある。揚げる具材に関してはとくに決まりはなく、衣に甘みをつけてお菓子のように仕上げるフリットさえあるようだ。料理名に関してはイタリアでfritto de+素材名と表記するように、日本でも「○○のフリット」というように素材名を付け加えることが一般的である。

3. フリットは簡略化されている?

フリットという言葉自体は揚げ物を意味するだけだが、メレンゲの衣で作った揚げ物というのがフリットの意味として暗黙の了解を得ている。しかし、最近ではメレンゲを使わずにフリットの特徴的な食感を表現するレシピも増えてきている。卵白を泡立てる手間が省けるため、家庭でもフリットが食卓にあがる機会が増えてきた。

メレンゲを使わないフリットとは

卵白を泡立ててメレンゲを作らなくても、メレンゲのような泡を衣に含ませることで衣にふわふわの食感を出すことができるのだ。有名な方法としてはビールを使用するというものがある。ビールに含まれるきめ細かい泡を利用するのだ。高温の油で揚げるため、アルコール分も飛ばせるというわけだ。また、ベーキングパウダーを混ぜて泡を発生させるという方法もある。

結論

フリットという料理名の意味は、あの独特な衣が語源となっているのかと思いきや、案外そうではなかった。とはいえ、イタリア版天ぷら=フリットとして、ほかの揚げ物とは区別して認識されている。日本の天ぷらやほかの揚げ物とはまた違った魅力のあるフリットを、ぜひ自宅でも作ってみてはいかがだろう。
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