1. 土鍋で炊くそら豆の炊き込みご飯
炊飯器でも土鍋のようなご飯を炊くことができるようになったが、やはり土鍋で炊くと特別感が出る。そら豆は旬の時期にしか出回らない食材であるため、土鍋を使った炊き込みご飯にすれば、より特別感が強くなる。
土鍋は火加減と時間がポイント!
土鍋は火にかけ始めるとふたを開けることができない。そのため、火加減と時間を誤るとご飯が焦げ付いてしまったり、逆に生っぽくなってしまう。そら豆の炊き込みご飯でも同様で、火加減と時間が重要となる。まず中火で10分加熱したら、弱火にしてさらに10分加熱する。火を消したあともすぐにふたを開けてはならない。ご飯を蒸らすために10分置く。この3つをおさえておけば美味しい土鍋ご飯が炊ける。
そら豆は下処理が必要
一般的に炊き込みご飯は米と一緒に具材を入れて炊く。そのため、具材は生の状態でもよい。しかし、そら豆の炊き込みご飯ではそら豆を蒸らしのときに加えるため、十分に火が通らない。最初からそら豆を入れて炊くこともできるが、そら豆の鮮やかな緑色が退色してしまうため避けたほうがよいだろう。そら豆の色を保ちつつ、火を通すためには茹でておく必要がある。土鍋に入れる前に塩茹でし、薄皮をむいておこう。
そら豆の炊き込みご飯の作り方
土鍋でご飯を炊いている間にそら豆の下処理を行い、ご飯を蒸らす過程でそら豆を上にのせる。のせたらすぐに土鍋のふたをすることを忘れないようにしよう。ご飯が炊きあがったら、そら豆が全体に行き渡るように底からかき混ぜて完成だ。ちなみに、土鍋がない場合は炊飯器でも作れる。炊飯器に入れる場合も炊きあがる前に入れるようにしよう。
2. ほんのり塩味が旨い:そら豆と塩昆布の炊き込みご飯
そら豆の旨みとご飯の甘みだけでも十分に美味しさを堪能できるが、それだけではもの足りないと感じる人もいるだろう。そら豆以外の具材や調味料を入れるとはっきりとした味わいになるが、そら豆の味わいは弱まってしまう。そら豆の味わいを活かしつつアレンジしたいならば塩昆布を使おう。ここでは、そら豆と塩昆布の炊き込みご飯の作り方を紹介する。
塩昆布を使うメリットは?
昆布は旨みが強い食材であるため、出汁をとるときにも使われる。炊き込みご飯に昆布を入れるだけで旨みが強いご飯になるが、ここでは塩昆布を使う。塩昆布はその名の通り、昆布に塩味がついたもので、塩味と旨みを一度に補えるので調味料代わりとしても使える。そら豆の炊き込みご飯に塩昆布を入れると、ご飯に塩味と旨みが加わるため素朴ながらはっきりとした味わいになる。
塩昆布を入れるのはいつ?
そら豆は炊きあがる直前に入れるが、塩昆布は炊飯前に入れても炊けたあとに入れてもどちらでもよさそうだ。塩昆布はそら豆とは異なり、加熱しても色が変わらないため最初から入れても問題ない。炊きあがったご飯に混ぜ込む方法は、混ぜ込みながら塩昆布の量を調整できるというメリットがある。
3. 味付け簡単!白だしで作るそら豆の炊き込みご飯
そら豆の炊き込みご飯は調味料で味付けしても構わない。そら豆の風味は少し損なわれるが、調味料で味付けするとそら豆特有の青臭さがなくなるため、食べやすくなる。いくつからの調味料を混ぜ合わせて味付けするのもよいが、白だしを使うと簡単に味付けできる。炊き込みご飯の味付けに自信がない人は白だしを使ってみよう。
鶏肉も入れて旨みアップ!
白だしを入れると調味料の味が強くなってしまう場合がある。そんなときは鶏肉を加えよう。鶏肉によって旨みとコクが加わるので、白だしの味わいもご飯となじみやすくなる。鶏肉はそら豆とも相性バツグンで、そら豆の炊き込みご飯をボリュームアップしたいときにもおすすめだ。ちなみに、そら豆の炊き込みご飯に入れる場合は鶏むね肉を選ぼう。むね肉はパサつくイメージがあるが、ご飯と一緒に炊き込むことでしっとりとして食べやすくなる。
白だしで味付け!そら豆の炊き込みご飯の作り方
鶏肉は適当な大きさにカットし、米と一緒に炊飯釜にセットする。一緒に炊き込むことで鶏肉に火が通るとともに、鶏肉の旨みとコクがご飯にしみ込む。水と白だしを混ぜ合わせ、炊飯釜の目盛りに合わせて入れる。あとは、そのままスイッチを入れる。塩茹でし、薄皮をむいておいたそら豆を蒸らしのときに入れれば完成だ。炊きあがったら、全体が混ざり合うようにしっかりとかき混ぜよう。
結論
白いご飯に緑色のそら豆が輝く、そら豆の炊き込みご飯。そら豆の色合いを活かすには、事前の下準備と入れるタイミングが重要となる。また、そら豆だけでは味気ないときは、塩昆布を入れたり白だしで味付けしたりするのもおすすめだ。旬のそら豆を、ぜひ炊き込みご飯にして味わってみてほしい。
この記事もcheck!