1. 水なすは生で食べられる!
水なすは、その名の通り水分を多く含んだなすの品種。アクが強い普通のなすと違って、アクが少なく皮が薄い水なすは、生食にも適している。生で食べると、まるでフルーツのような瑞々しい食感がたまらない。また、素材のほのかな甘みも感じられる。水なすは、生食のほか浅漬けや塩もみして食べる方法も一般的だ。
2. 水なすを生で食べるなら下ごしらえは必要?
水なすを生で食べるときの、下ごしらえ方法を見ていこう。
水なすは水さらし・皮むき不要
前にも述べたが、水なすは普通のなすとは違いアクが少ないため、アク抜きの目的で水にさらすという下ごしらえは不要だ。また、皮も薄く生で食べても口に残らないため、皮むきの必要もない。
変色を防ぐために塩水につける
カットした生の水なすは、時間がたつと変色してしまうおそれがある。変色を防ぐために、下ごしらえで塩水に30秒ほどつけておくのがおすすめだ。塩もみする方法もあるが、生の食感を活かしたい場合は塩水につけるほうがよいだろう。
3. 水なすは生でそのままが1番!タレにもこだわって
水なすを生で食べるときの切り方やタレについて、詳しく紹介していく。
水なすを生食する際の切り方
水なすを、頭(へた部分)から8等分になるよう少しだけ切込みを入れる。切込み部分に指を入れ、手で割いていこう。ふわふわの果肉をもつ水なすは、包丁で切ってキレイな断面にするのではなく、指で割いていびつな断面を見せるのが昔からの食べ方。表面に凹凸を残すことで、水なすならではの独特の食感が活かされ、タレが絡みやすくなる。また、ふわふわの食感を楽しむために、ある程度厚みを残して切るのがよいだろう。
水なすの生食におすすめのタレは?
生の水なすは、さまざまなタレと好相性だ。水なすを生食する際におすすめのタレを紹介する。
- 醤油+かつお節
- ポン酢+かつお節
- わさび醤油
- 梅干し+ごま油
- オリーブオイル+はちみつ+塩+レモン汁
- 好みのドレッシング
瑞々しい食感をもつ水なすの生食には、素材の美味しさが際立つシンプルなタレや、旨みを引き立てる薬味の効いたタレがぴったりだ。さまざまなタレで美味しく食べられるので、ぜひ試してみてもらいたい。
4. 水なすは生のままサラダにしても旨い!
生で食べることができる水なすは、サラダに入れるのもおすすめだ。生の水なすを使った、サラダを紹介する。
水なすとトマトのイタリアンサラダ
水なすは乱切りにし、軽く塩をふっておく。トマトはくし形にカットし、オリーブオイルとレモン汁、塩、黒コショウで和える。好みで、タイムやバジルなどの香草を加えてみるのもよいだろう。
水なすときゅうりの和風サラダ
水なすは乱切りにし、軽く塩もみする。きゅうりは細切りにしよう。水なすの水気を切り、ごま油と塩、すりごまで和える。好みで、みょうがや大葉などの薬味、ちりめんじゃこやハムを加えてアレンジしてみてもらいたい。
生で食べるとフルーツのような味わいの水なす。サラダに入れることで、その美味しさを余すことなく楽しめるだろう。
5. 水なすを生ハムと合わせればちょっとオシャレな前菜が完成!
ワインにもぴったりの、生ハムと水なすの前菜を2品紹介しよう。
水なすの生ハム巻き
手で割いた水なすを生ハムで巻き、はちみつをかけていただく。ジューシーな水なすの風味に、生ハムの塩味とはちみつの甘さが加わった絶品料理だ。生ハムと相性のよい、クリームチーズを一緒に巻き込むのもおすすめ。
水なすと生ハムのマリネ
マリネ液は、オリーブオイルと塩、はちみつ、黒コショウ、すだちやレモン汁・酢などで作ろう。水なすをダイス状にカットし、生ハムとマリネ液で和える。好みでクリームチーズを加えても美味しい。冷蔵庫で30分程度置き、味がなじんだら完成だ。
結論
水なすを生で食べる際の、下ごしらえの方法や美味しい食べ方、生ハムと合わせる前菜のレシピについて紹介してきた。ぜひ、水なすを手に入れたら、生でシンプルに食べて、素材の美味しさを味わってもらいたい。生の水なすの瑞々しい味と食感に、やみつきになってしまう人も少なくないだろう。
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