目次
1. 新生姜で作るシロップの作り方:はちみつや氷砂糖で

新生姜を火にかけて煮出し、甘みを加えるというのが基本の作り方だ。新生姜の切り方や甘みの付け方、また煮出し方にいたるまで、シロップの作り方にはさまざまな方法がある。
新生姜の切り方
新生姜は皮付きのまま、薄切りにしてもよいし、千切りでもよい。また、すりおろして使う作り方もある。切り方が細かくなるほど、シロップに生姜の風味が強く出るため、辛味を抑えたいなら薄切り、しっかりと出したいならすりおろしがおすすめだ。また、シロップにしたあと新生姜を再利用したい場合は、形が残る切り方を選ぶとよいだろう。
甘味料の選び方
シロップを甘くするためには、砂糖などの甘味料が必須だ。一般的にはグラニュー糖がよく使われるが、キビ砂糖や黒砂糖を使うとコクのあるシロップになる。また、砂糖の代わりに氷砂糖やはちみつを使用して作ることもできる。
基本の作り方
鍋に切った新生姜と同量の甘味料を入れ、水を注ぎ火にかける。弱火~中火で好みの濃さになるまで煮出す。新生姜を薄切りや千切りにした場合は、シロップをザルで濾して取り除く。すりおろした場合はそのままでよい。熱湯消毒した清潔な瓶に移して使おう。
水なしでも作れる?
時間に余裕があるなら、水を使用しない濃厚な新生姜シロップを作ることも可能だ。切った新生姜を火にかける前に、2時間ほどグラニュー糖に漬け込むと水分が出てくる。焦げ付かないよう気を付けながら鍋で炊き、最後に新生姜をギュッと絞ってシロップを抽出する。最後にレモン汁を加えれば完成だ。
2. ほんのりピンク色がキレイな新生姜のシロップ

基本の作り方で作った新生姜シロップは淡い茶色をしているが、ピンク色のキレイなシロップに仕上げることもできる。
新生姜の先端から色素が出る
新生姜には、アントシアニンという色素が含まれている。この色素に酸を加えると、キレイなピンク色になるのだ。一般的な根生姜にはアントシアニンが少ないため、新生姜ならではの色合いを生かしたシロップをぜひ作ってみよう。
甘味料は白いものを
黒糖やキビ砂糖など色の濃い砂糖を使用するとシロップの色に影響するため、白砂糖や氷砂糖などで甘みを付けておくとよい。
レモン果汁で仕上げる
新生姜シロップをピンク色に仕上げるには酸が必要なため、レモン果汁を加えるのがポイントだ。シロップができたら仕上げに好みの量のレモン果汁を加えるだけでよい。
3. スパイシーなジンジャーエールが楽しめる!スパイス入り新生姜シロップ

基本の新生姜シロップの作り方をマスターしたら、好みの味にアレンジしてみよう。新生姜だけでももちろん美味しいが、スパイスを加えることでより深みのある味を楽しめる。
新生姜シロップにおすすめのスパイスとは?
シナモンスティック、クローブ、カルダモン、唐辛子、ブラックペッパーなどが合う。シナモンとクローブ、カルダモンを配合して作ったシロップは、チャイなどにも使用できる。
スパイスも材料と一緒に煮るだけ
選んだスパイスを新生姜や甘味料と一緒に火にかけ、香りを引き出す。シロップが完成したらザルで濾すときにスパイスを取り除けばOKだ。
ジンジャーエールやチャイにおすすめ
スパイスを加えた新生姜シロップを炭酸水で割れば、本格的な味のジンジャーエールを簡単に作ることができる。また、シナモンとクローブ、カルダモンを配合して作ったシロップは、チャイにも使用できる。
4. シロップ作りで残った新生姜の活用法3選

新生姜シロップを作ったあと、残った新生姜は捨てないでほしい。シロップに一緒に漬けておいてもよいが、せっかくなので残りは別の食べ方を楽しんではいかがだろう。次のような活用法がおすすめだ。
甘酢漬け
スライスや千切りにして使った新生姜の残りに酢を加えるだけで、簡単に甘酢漬けができる。寿司や酢の物に使おう。
佃煮
千切りにした新生姜の残りに醤油やみりんを加えて煮詰めれば、佃煮としても楽しめる。シロップ漬けで甘みがあるが、足りなければ砂糖を加えて煮てもよい。ごはんのおともや酒のつまみにおすすめだ。
お菓子
スライスした新生姜を一日天日干しして、さらに砂糖をまぶせば生姜チップスになる。また、千切りのものはパウンドケーキなどに入れて焼くと美味しい。
結論
新生姜は根生姜とは違った風味や色合いを楽しむことができるのが魅力である。手に入ったらぜひシロップを作ってさまざまな使い方を試してみてほしい。残りも料理やお菓子に使うことができるため、何度作っても楽しめるはずだ。
この記事もCheck!