目次
1. 冷しゃぶを柔らかく茹でるコツ1.茹で方

冷しゃぶを柔らかく茹でるには、まず茹でる前の肉を常温に戻しておくことが必要だ。冷しゃぶ用の肉が折りたたまれてパッケージされている場合は、1枚ずつ肉を広げておこう。一度お湯を沸騰させたら弱火にし、料理酒や塩を入れるのがポイントだ。酒を入れることによって、肉が柔らかく仕上がり、旨味も増すのである。
料理酒がなければ、一般的な日本酒でも構わない。沸騰したお湯の温度が下がって落ち着いてきたら、肉を入れる。このとき、箸で泳がせるように茹でるのが柔らかくするためのポイントだ。全体的に色が変わったら取り出してよい。茹ですぎると冷しゃぶ肉の脂肪が抜け、縮んで固くなってしまうので要注意だ。
2. 冷しゃぶを柔らかく茹でるコツ2.冷やし方

冷しゃぶを柔らかく茹でるには、茹で方だけでなく、冷やし方にもコツがある。ここでは2種類の方法を紹介しよう。
常温で冷ます
茹であがった肉を氷水で冷やす方法もあるが、冷しゃぶ肉が急激に冷えて固くなり、氷水に旨味が逃げだしてしまうため、おすすめできない。冷しゃぶ肉を柔らかく保つには、ざるにとってしっかり水気を切り、常温で冷ますことが必要だ。
出汁で冷やす
昆布やかつおからとった出汁に入れて冷やす方法もある。冷しゃぶ肉を出汁に入れて冷ますと、柔らかく仕上がるのだ。肉に出汁の旨味も加わり、タレがなくても美味しく食べられる。
3. 冷しゃぶを柔らかく茹でるコツ3.片栗粉をつける方法

食べるまでに時間があいてしまうときや、キンキンの冷しゃぶを食べたいときは、少量の片栗粉を肉の両面にまぶすことをおすすめする。茹でる前に、片栗粉はよくはたいておこう。片栗粉をまぶすことによって肉の脂肪が閉じ込められ、冷めても柔らかく仕上がるのだ。
上記で説明したのと同じように、酒の入った低温のお湯で茹でると柔らかくなる。冷蔵庫で冷やしたいときは、冷しゃぶ肉の粗熱をしっかりとったあとにしよう。このほかにも、脂身の少ない部位を選ぶことで、柔らかくて美味しい冷しゃぶを楽しむことができる。
4. コツをふまえて!柔らかくて美味しい冷しゃぶの作り方

柔らかくて美味しい冷しゃぶの基本的な作り方と、4種類のタレの作り方を紹介しよう。
レタス、きゅうり、トマトなど好みの野菜を用意する。レタスは冷水にひたして食感をだし、手でちぎる。きゅうりは5cm程度の長さにカットし、千切りに。トマトは6~8等分に切る。器にレタスを広げ、上に肉、きゅうり、トマトを盛り付けよう。上記を参考にしながら冷しゃぶを作ったら具材ごとに固めて盛り付ける。
ごまだれの作り方
白すりごま、しょうゆ、酢を同じ分だけ入れ、砂糖を少量足して混ぜ入れる。冷しゃぶにかけても、つけてもよい。
玉ねぎだれの作り方
玉ねぎを薄切りにし、酢、しょうが、はちみつ、しょうゆと混ぜ合わせて一晩冷蔵庫で置く。柔らかく茹で上がった肉にタレをかければ完成。
にらだれの作り方
にらは2mm程度に切る。ボウルに入れてしょうゆ、砂糖、酢、ごま油を加えて混ぜ合わせ、食べる直前にかける。
おろしだれの作り方
大根をすりおろしは水気をしっかり切る。野菜をひろげ、肉、大根おろしの順にのせたら、ポン酢、レモン汁、酢、しょうゆ、みりんを混ぜ合わせたタレを回しかける。
結論
冷しゃぶを柔らかく茹でるコツ、美味しいタレの作り方を紹介した。お湯に酒を入れるだけ、お湯の温度を下げるだけ、片栗粉をまぶすだけ。そんな簡単な手順で柔らかくて美味しい冷しゃぶを楽しむことができるのだ。冷しゃぶはどんな野菜とも相性がよく、タレのバリエーションも豊富なので、いろいろな食べ方ができる一品だ。この夏、ぜひ冷しゃぶを作ってみてほしい。
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