1. しゃぶしゃぶの正しい保存方法

しゃぶしゃぶには野菜・肉を使用する。肉や野菜には保存できる日数が決まっており、これをすぎると、食感・味が損なわれるだけでなく、細菌繁殖による危険も高まる。できる限り新鮮な食材を選んで購入し、早めに食べきっておきたいところだ。
保存する場合、正しい保存の手段として、冷蔵保存と冷凍保存が考えられる。正しい保存方法を着実に守ることで、しゃぶしゃぶの食材をできるだけ長持ちさせることができるだろう。まずは、冷蔵保存の方法を紹介する。チェックしていこう。
保存する場合、正しい保存の手段として、冷蔵保存と冷凍保存が考えられる。正しい保存方法を着実に守ることで、しゃぶしゃぶの食材をできるだけ長持ちさせることができるだろう。まずは、冷蔵保存の方法を紹介する。チェックしていこう。
2. しゃぶしゃぶを冷蔵保存するポイント

しゃぶしゃぶを冷蔵保存するにはポイントがある。以下にまとめたので、1つずつ確認していこう。
・カット野菜はラップをかけて保存。すぐに使いきる
しゃぶしゃぶで余った野菜。使用する野菜は家庭によって様々だが、定番は白菜や春菊だろうか。これらの野菜は、カットする前であれば常温保存で新聞紙に包む、芯をくり抜いてビニール袋に入れ冷蔵保存するなどが考えられるが、カット後に残った野菜はラップをかけて、切り口が可能な限り空気にふれないようにし、冷蔵保存しよう。
・スライス肉は特定低温室に入れる
しゃぶしゃぶの豚スライスや豚バラ肉を冷蔵保存するなら、冷蔵庫に備えつけのチルド室・パーシャル室などの特定低温室を利用するのがポイント。通常冷蔵室よりも低めの温度設定となっているため、鮮度を長く保つ効果が期待できる。保存する際は肉から出た余分な水分をペーパーで拭き取り、ラップして冷蔵庫の中へ。およそ2日間は持つが、こちらもなるべく早めに使いきろう。
3. しゃぶしゃぶを冷凍保存するポイント

冷凍保存の際も、冷蔵保存と同様にポイントがある。こちらも確認していこう。
・肉は急速冷凍保存を心がける
肉を冷凍保存すれば冷蔵よりも長い期間保存でき、ほかの料理にも活用できる。できるだけ新鮮な状態で冷凍することが望ましいため、しゃぶしゃぶに使用する前に余ることが予想できれば、先に冷凍しておくのもおすすめだ。冷凍の際は小分けにし、急速冷凍させる。冷凍室の温度設定を下げる、肉を金属製トレイに入れるなどして、できるだけ速く冷凍状態へもっていこう。
・野菜はジッパーつき保存バッグなどに入れて
カット野菜の冷凍保存は、野菜ごとにわけてジッパーつき保存バッグに入れよう。種類分けは自由だが、解凍した際に使いやすいよう保存するため、解凍後のことを考えながら小分けしよう。フレッシュな状態のまま冷凍しておよそひと月は保存できるが、早めに使いきりたいところだ。
4. しゃぶしゃぶの解凍方法とは?

では、冷凍保存した野菜やスライス肉をしゃぶしゃぶ用として使用したいときは、どのような解凍方法をすればよいだろうか。こちらもポイントを紹介していく。日々の料理にも役立ててほしい。
・野菜は自然解凍がおすすめ
野菜の解凍方法は電子レンジを使用することもあるが、自然解凍の方が、失敗が少なくすぐに調理に活用できる。解凍時に野菜から水分が出るため、水気を絞ってから使用しよう。炒め物や汁物などには、解凍せずに凍ったまま使ってもよい。解凍後は加熱なしに食べると食感・風味が衰えているため、美味しくいただけないことを覚えておこう。
・肉の風味を落したくないなら冷蔵解凍で
肉の解凍方法は「流水解凍」や「レンジ解凍」、「アルミ鍋を使用した時短解凍」など、さまざまある。その中でも冷蔵庫に入れて時間をかけ解凍する方法が、風味を損ねな。冷凍と冷蔵は温度変化が少ないため、肉がゆっくりと解凍されため、ドリップ(血のような肉から出る水分)の流出が抑えられ、旨みが逃げ出さないからだ。ただし、この方法は解凍時間が半日~1日ほどかかるため、肉を使う前日に冷蔵庫に入れ、解凍を開始しておこう。
結論
しゃぶしゃぶの素材は冷蔵や冷凍すれば保存可能だ。つい作りすぎてしまうこともあるが、正しい保存方法を押さえておけばいつでもしゃぶしゃぶを楽しめる。また、しゃぶしゃぶに使われる野菜や肉は、ほかの料理に活用しやすいため保存しておくと便利に使えるかもしれない。この記事を参考に、素材を正しく保存・解凍して使っていこう。