1. いちじくの冷凍方法と美味しい食べ方

まずは、いちじくの冷凍方法、そして冷凍したあとの食べ方について見ていこう。決して難しくないので、安心していただきたい。
まるごと冷凍保存
いちじくは劣化しやすく、冷凍する際にも少し注意が必要だ。皮ごと洗って水気を拭き取ったら、空気に触れないようラップでぴったりと包もう。そのうえでフリーザーバッグなどの密閉容器に入れて空気を抜き、冷凍庫に入れればよい。
皮をむいてから冷凍してもよいが、さらに劣化しやすくなるため気を付けよう。なお、冷凍してから包丁で皮をむくほうが簡単にできる。
いちじくを凍らせると、食感がシャーベットのように変わる。解凍せず、そのまま食べるのがおすすめだ。自然解凍すればとろりとした食感になるが、方法によっては食感を損ねるので、気を付けよう。
カットしてから冷凍保存
カットしたいちじくは劣化しやすいので、なるべく急速に冷凍したい。たとえば、金属製のバットにのせると、短時間で冷凍できる。そうして冷凍したうえで、改めて密閉容器に入れて空気を抜き、冷凍するとよい。皮はむいてもむかなくても構わない。
まるごと冷凍保存する場合と同じく、凍ったまま食べるのがおすすめだ。あるいは少し置き、半解凍状態にしても美味しい。
コンポートの冷凍保存
いちじくはコンポートにして食べると美味しい。コンポートも、冷凍保存可能だ。基本は生のいちじくと同じで、ラップですき間なく包んで密閉容器に入れ、冷凍すればよい。
解凍にレンジを使うと食感を損ねるので、冷蔵庫で自然解凍、あるいは流水解凍で時間をかけよう。うまく解凍できれば、とろっとした食感を損なわずに食べられる。
2. ジャムやケーキに!冷凍いちじくの使い方

冷凍いちじくは、そのまま食べるだけでなく、加工して食べるのもおすすめだ。冷凍した状態でもプロのように美味しく仕上げられるので、ぜひ試していただきたい。
ジャムに加工する
冷凍いちじくを自然解凍し、皮をむいてくし形に切る。皮むきは包丁を使えば簡単だ。そして砂糖と一緒に鍋に入れて水分を出し、加熱して煮詰めていけばよい。途中でアクが出るので、取り除こう。煮詰まったら、消毒した容器に詰めれば完成だ。
パウンドケーキに使う
パウンドケーキのトッピングに、冷凍いちじくを使っても美味しい。食べやすい大きさにスライスすればよいのだが、解凍すると切りにくくなる。そのため、凍ったままスライスし、生地にのせてしまって構わない。オーブンで焼く過程で解凍され、水分も抜けるので、問題なく美味しく食べられる。
タルトに使う
冷凍いちじくは、タルトに使っても美味しい。使い方はパウンドケーキと同じと考えてよい。食べやすい大きさにカットすれば、焼きあがりの食感を楽しめる。お菓子作りに興味のある人は、ぜひ試していただきたい。
3. 市販の便利な冷凍いちじく

冷凍いちじくは市販されており、簡単に手に入れられる。ここでは、通販で手に入るおすすめの冷凍いちじくをいくつか紹介する。
観音山フルーツガーデン「冷凍いちじく」
紀州産のいちじくを、充分に熟した状態で冷凍した商品だ。そのまま食べても甘みが強く、ジャムなどに加工しても美味しい。手頃な価格で手に入るのも嬉しいポイントだ。なお、業務用のまとまった量の購入も応相談とのことだ。
野田屋「冷凍いちじく(皮むき)」
皮をむいた状態で販売されている冷凍いちじくだ。簡単にそのまま食べられるのが嬉しい。キレイにむかれているので、コンポートなどにもおすすめだ。こちらも手頃な価格で手に入る。
ふみこ農園「和歌山県産 冷凍いちじく(無添加)」
和歌山県産のいちじくを瞬間冷凍した商品だ。半解凍した状態での生食がおすすめだ。また、ジャムやスムージーなどに加工して食べるのも推奨されている。色合いが鮮やかなのも魅力だ。
結論
いちじくは、基本的に空気に触れさせず冷凍するのが正解だ。また、解凍すると食感が変わりやすいため、凍ったまま、あるいは半解凍でそのまま食べるのがおすすめだ。一方で、加工してジャムやお菓子にするのも美味しい。適切に冷凍保存して、いちじくを美味しく食べきろう。
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