目次
1. じゃがいもは冷凍するとまずいって本当?

じゃがいもは冷凍すると細胞が壊れてしまい、解凍の際に水分が抜けて、パサつく原因になってしまう。じゃがいも本来のホクホクした美味しさも半減してしまうため注意しよう。また、カレーなどの煮込み料理に入るじゃがいもは、料理に含まれる水分が氷に変わる時に、じゃがいものデンプン質を破壊してしまうため解凍するとグチャっとした感じになってしまう。
生のまま冷凍する場合は、キッチンペーパーなどでしっかり水分を拭き取るようにすると、食感の悪さを抑えられる。
また、じゃがいもを加熱してから、マッシュして冷凍するのもおすすめ。その場合には、しっかり冷ましてから冷凍することがポイントだ。そして、調理の際には自然解凍せず、電子レンジなどを活用して一気に解凍すると、水分がしみ出るのを防ぎベタつきを抑えられる。
また、じゃがいもを加熱してから、マッシュして冷凍するのもおすすめ。その場合には、しっかり冷ましてから冷凍することがポイントだ。そして、調理の際には自然解凍せず、電子レンジなどを活用して一気に解凍すると、水分がしみ出るのを防ぎベタつきを抑えられる。
2. じゃがいもを生のまま冷凍保存する方法

じゃがいもを生のまま冷凍する場合は、まずはじゃがいもの皮をむき、芽をとる。そして、細切りや短冊切りなど、いつもの料理で使う切り方をして保存しておくと便利。煮込み料理にはくし切り、炒めものには千切り、味噌汁には乱切りなど、用途に合わせて切り方を決めておくと調理しやすい。
次に水にさらす。ボウルにたっぷりの水を張り、カットしたじゃがいものアク抜きをする。水に浸水させることでじゃがいも同士をくっつきにくくしたり、変色を抑える効果もある。だいたい5分前後を目安にするとよいだろう。
浸水させたら、ザルに移してしっかり水切りをする。そしてキッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取る。冷凍用保存袋に入れる時はじゃがいも同士が重ならないように空気を抜いて、できるだけ平たく保存しよう。冷凍したじゃがいもの保存期間は約1ヶ月が目安になる。
浸水させたら、ザルに移してしっかり水切りをする。そしてキッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取る。冷凍用保存袋に入れる時はじゃがいも同士が重ならないように空気を抜いて、できるだけ平たく保存しよう。冷凍したじゃがいもの保存期間は約1ヶ月が目安になる。
3. じゃがいもを加熱してから冷凍保存する方法

カット冷凍
じゃがいもを電子レンジや茹でて加熱したら、しっかり水切りをして拍子木切りにして冷凍しておくとフライドポテトなどに使えて便利。温度差があるので、揚げ物にするとカリッと揚がって美味しくなる。
マッシュポテト冷凍
じゃがいもを電子レンジや茹でて加熱したら、潰してマッシュポテトにする。粗熱がとれたら冷凍用の保存袋に入れて平たくして空気を抜いて冷凍する。このようにすると、離乳食にも使いやすいので便利だ。もし、コロッケなどにする場合は具材も一緒に混ぜておくと時短メニューにもなる。解凍後は味や食感もあまり変わらずに食べることができる。
4. 冷凍したじゃがいもの日持ちと解凍方法

冷凍したじゃがいもの日持ちは保存の方法によっても違いがあるが、だいたい約1ヶ月間と言われている。
切ってから冷凍したじゃがいもの解凍方法
冷凍したじゃがいもは味が染み込みやすいのが特徴だが、煮崩れしやすいデメリットも。できるだけ自然解凍はやめて、凍ったまま使用するのがベストだ。たとえば、肉じゃがやカレー、スープなどの煮込み料理には、最後のほうに一緒に加えて煮込むと煮崩れしにくい。
マッシュしてから冷凍したじゃがいもの解凍方法
マッシュしたじゃがいもは、自然解凍すると水分が出てしまうため注意しよう。できるだけ短時間、かつスピーディーに加熱できるとよいため、電子レンジ加熱や凍ったまま使用するのがおすすめ。
5. 冷凍したじゃがいもが変色!黒いところは毒がある?

ピンク、赤、紫、黒に変色
じゃがいもの断面がピンクや黒色になる原因は、褐変反応だ。この褐変反応はチロシンという成分が酸化する現象。この反応によってメラニンといわれる色素が生成される。ピンク、赤、紫、黒色の順に色がだんだん変わってくるようだ。このような色の変化は、見た目は悪くなるが、味には問題がない。色が気になる場合は取り除いて調理しよう。
緑に変色
じゃがいもの芽の部分や表面が緑色になったものには、チャコニンやソラニンといわれる有毒成分が多く含まれている。この有毒成分により、めまい、嘔吐、腹痛による中毒症状を引き起こすリスクがあるので注意しよう。表面や芽の部分が緑色になっているものは、変色している部分を厚めに取り除けば問題はないとされるが、内部まで緑色に変色しているものは避けたほうがよい。
結論
じゃがいもは正しい方法で冷凍することによって、味や食感を損なうことなく食べることができる。解凍方法としては、自然解凍は避けて凍ったまま調理したり、一気に解凍するのがポイントだ。また、緑色に変色してしまったじゃがいもは注意が必要だ。
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