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希少品種【インカのめざめ】とは?特徴やおすすめレシピ・保存方法も

希少品種【インカのめざめ】とは?特徴やおすすめレシピ・保存方法も

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2020年10月20日

日本のじゃがいも生産量の約8割を誇る北海道民ですら食べる機会の少ないという、希少品種が「インカのめざめ」だ。一体どんな種類のじゃがいもなのか基礎知識を解説するとともに、おすすめレシピや保存方法なども紹介する。

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1. インカのめざめとは?

「幻」と呼ばれることもあるインカのめざめだが、名前以外は詳しく知らないという方もいるだろう。まずは基礎知識から身につけていこう。

アンデス産を改良したもの

インカのめざめは日本向けに改良された品種だ。具体的には南米・アンデスの在来種と、アメリカ品種との交配によって誕生した。かつて南米ペルー・エクアドル・ボリビアの地で栄えた「インカ帝国」と、新しさを表す「めざめ」が名前の由来となっている。

「幻」と呼ばれる理由

害虫や病気に弱く、栽培が難しい品種とされている。加えて、小ぶりなため機械ではなく手で収穫することが多かったり、長期保存がきかないため大規模栽培には不向きな品種だったりもする。そのため小規模農家向けであり、生産量そのものが非常に少ない。当然市場にも出回りにくいため「幻」とまで呼ばれているのだ。

見た目

じゃがいもの中では比較的小粒である。やや長めの卵型で表面は滑らか、皮色は黄褐色をしており、果肉はさつまいもや栗を思わせる濃い黄色をしている。

味わい

大きな特徴といえば濃厚な甘みだろう。一般的なじゃがいもの糖度は4〜5度であるが、インカのめざめは6〜8度ほどといわれている。果肉もきめ細やかで舌触りがよい。

2. インカのめざめの産地と旬

続いてインカのめざめの主な産地や旬の時期などを見てみよう。

やはり北海道の生産量がダントツ

インカのめざめには長野県産や埼玉県産などもあるが、ほかのじゃがいもと同じようにやはり北海道の生産量が圧倒的多い。

旬は秋頃だが越冬モノもおすすめ

インカのめざめは9〜11月の秋頃に多く出回る。この時期が旬なわけだが、越冬したインカのめざめも美味しいといわれている。じゃがいもの成分であるでんぷんは、低温貯蔵庫で保存することで糖化が進み、甘みやホクホク感が増す。そのため、ひと冬越えて2〜3月頃に出荷されるインカのめざめがもっとも美味しいという通の方も多い。

3. インカのめざめに適した料理

幻と呼ばれるほど貴重なインカのめざめが運よく手に入ったら、ぜひとも美味しくいただきたいところだ。どんな料理に向いているのか見ていこう。

煮物・揚げ物・炒め物・サラダなど何でもOK

一般的にじゃがいもは、でんぷんが多い「粉質」と少ない「粘質」に分けられる。粉質はホクホクした食感を楽しめるが、煮崩れしやすいためサラダやコロッケなどに向いている。一方の粘質は煮崩れしにくく、カレーなどの煮込み料理に使われるのが基本だ。

インカのめざめはその両方をバランスよく持ち合わせているじゃがいもで「やや粉質」であり「やや粘質」といった特徴がある。つまり、さまざまな料理に使える万能なじゃがいもというわけだ。なお上述のようにインカのめざめは、甘みがほかのじゃがいもよりも強い。したがって、味付けは素材の味を生かしたシンプルなものがよいだろう。

4. インカのめざめを使ったおすすめレシピ

インカのめざめは、男爵いもをはじめとする一般的なじゃがいもと比較すると、甘みとコクが段違いに強いといわれている。じゃがいも本来の味を楽しむのであれば、バターやマヨネーズなどをかけたシンプルな食べ方がよいだろう。煮崩れしにくい品種なので、肉じゃがやカレーなどの煮込み料理もおすすめだ。とくに、インカのめざめ特有の甘さを引き立てるレシピを2つ紹介しよう。

【クリームシチュー】

  • インカのめざめ、玉ねぎ、にんじん、鶏もも肉を食べやすい大きさにカットする
  • 水と固形コンソメを入れた鍋に1を加え、中火で10~15分煮込む
  • 牛乳、塩、胡椒を入れて味を調える
  • レンジでバターを溶かし、小麦粉を加えてよく混ぜる
  • 火を止めて4を入れたら、全体をしっかり混ぜる
  • 再び火をつけて、弱火で5分ほど煮込んだら完成

【いももち】

  • 多めの水を入れた鍋に皮をむいたインカのめざめを入れ、火にかける
  • 火が通ったら水を捨て、熱々のうちにインカのめざめをつぶす
  • 粗熱がとれたら片栗粉を加えてよく混ぜて、いももちを丸型に成形する
  • 鍋に醤油、みりん、砂糖、水を入れ煮立たせてタレを作る
  • 火を止めたら水溶き片栗粉を加え、再び火にかける
  • 多めの油で成形したいももちを焼く
  • 両面に焦げ目がついたら、タレをかけて完成

5. インカのめざめの保存方法

上述したように、インカのめざめは長期保存には向かない品種である。休眠期間が短く、芽が出やすい特徴があるためだ。正しい保存方法を覚えておこう。

新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室へ

インカのめざめは低温貯蔵することででんぷんが糖化し、甘みが増すとお伝えした。目安としては5℃くらいの温度帯がよいだろう。ちょうど冷蔵庫の野菜室が最適だ。保存する際は、変色や乾燥から守るために新聞紙に包んでおくことをおすすめする。またインカのめざめの保存場所に、りんごを置いておくのもよいといわれている。りんごに含まれるエチレンには、じゃがいもの発芽を抑える働きがあるというのだ。

できれば速やかに使い切ろう

正しく保存したとて、芽が出やすい品種であることに変わりはない。貴重なインカのめざめが美味しさを損なう前に、購入後は早めに消費することを心がけてほしい。

結論

インカのめざめはさつまいもや栗のようなホクホク感と濃厚な甘さが特徴のじゃがいもだ。生産量が少なく手に入りにくいなど、希少価値が高い。だがスイーツにも使えるほど濃厚な甘さとコクは、一度食べたら忘れることはできないだろう。じゃがいも好きな方はぜひ、その味わいを堪能していただきたい。
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