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甘さが特徴のじゃがいも!【キタアカリ】を解説

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐち ただおみ)

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年7月12日

1年を通じて手に入り、さまざまな料理に使うことができる身近な食材のじゃがいも。そのじゃがいもには、どのような品種があるかご存知だろうか。今回は、栗じゃがいもとも呼ばれるほど強い甘みとホクホク感で人気の品種「キタアカリ」を紹介しよう。

1. 男爵から品種改良されたキタアカリ

キタアカリの歴史

キタアカリは、昭和50(1975)年に北海道農業試験場で誕生した。じゃがいもで最も代表的な品種である「男爵」に、ドイツが原産の「ツニカ」という品種を交配して開発された品種である。昭和62(1987)年に新品種として出願され、翌年品種登録。まだ誕生してから30年ほどの新しい品種だが、最近ではスーパーマケットの野菜売り場でも、よく見かけるようになったじゃがいもだ。

キタアカリの名前の由来

キタアカリは、「北」の大地である北海道に希望の「明かり」がさすようにと名付けられたそうだ。また、じゃがいもの害虫の中にジャガイモシストセンチュウというものがおり、幼虫および成虫はじゃがいもの根に寄生する。寄生されたじゃがいもは、栄養分が奪われて生育が抑制されてしまう。ジャガイモシストセンチュウが高密度に寄生して、被害が進行すると大幅な減収となり、枯死に至る場合もある。キタアカリの親である「ツニア」は、このジャガイモシストセンチュウに抵抗性があり、キタアカリの名前には、その被害から守ってくれるようにという願いが込められている。キタアカリの収穫量は、男爵より10%程度多収と、よくとれる品種でもある。

2. 栗じゃがいもとも呼ばれるキタアカリ

キタアカリの表皮の色や形などの外観は、親品種にあたる男爵と非常に似ている。違いは、キタアカリの芽の部分に少し赤みがあり、これにより見分けることができる。芽が大きくなると赤紫色となるので、より見分けやすくなる。

果肉は男爵よりも黄色く粉質で、デンプン価は15~17%と男爵を上回る。加熱調理すると、男爵同様のホクホクした食感が味わえる。甘みが強いのも特徴で、甘みと黄色い果肉の色から「栗じゃがいも」や「黄金男爵」とも呼ばれている。

3. キタアカリの美味しい食べ方

キタアカリのおすすめの食べ方

キタアカリは、ホクホクとした食感で甘みが強いので、シンプルにじゃがバターで食べるのがおすすめ。ほかにも粉ふきいもやポテトサラダなど、ホクホク感と素材の甘みを活かした料理に向いている。粉質で、男爵と同じように煮崩れしやすい特徴があるため、煮物料理にはあまり向かず、煮物に使う場合には鍋の中で踊らないようにとろ火で調理するとよいだろう。また加熱する際には、お湯で茹でるより電子レンジを使うと、じゃがいもの香りをより楽しむことができる。

キタアカリの美味しい時期

じゃがいもは、野菜の中では比較的長期間保存が可能であるが、キタアカリは保存期間が長くなると粉質度が落ちてくるので、旨味が低下して味が落ちるといわれる。最も美味しいのは、新じゃがといわれる旬の時期のキタアカリだ。キタアカリの収穫時期は、9月から12月と栽培される地域によって違うが、北海道産の新じゃがのキタアカリを楽しみたいなら、9月から10月に食べるのがおすすめだ。

キタアカリの選び方と保存方法

美味しいキタアカリの選び方は、皮にしわやキズがなく、形がまるくふっくらとしているもの。そして、手に持つとしっかりとした重量感があるものを選ぶとよいだろう。保存する際には、乾燥する場所に保管すると水分が飛んで味が落ちるので注意しよう。また、芽が出ないように、日の当たらない低温の場所や冷蔵庫の野菜室で保管するとよい。

結論

強い甘みとホクホク感で、栗じゃがいもとも呼ばれるキタアカリは、誕生してまだ30年余りと新しい品種。その味のよさから人気となり、スーパーなどでもよく見かけるようになったじゃがいもだ。シンプルにじゃがバターにして、キタアカリ本来の美味しさを味わってみてはいかがだろうか。
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