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キタアカリとは?「栗じゃが」「黄金男爵」とも呼ばれるジャガイモを紹介!

キタアカリとは?「栗じゃが」「黄金男爵」とも呼ばれるジャガイモを紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年11月24日

粉質でホクホクとした食感が特徴のジャガイモ「キタアカリ」。1970年代に日本で作られたジャガイモの一種であり、ジャガイモの作付けシェアは5.4%と比較的多く作られている(※1)。また、その口当たりのよさから、「栗じゃが」「黄金男爵」などと呼ばれて注目を集めているようだ。今回はそんなキタアカリについて詳しく解説する。

  

1. キタアカリとは?

キタアカリ
キタアカリとは、北海道で生産されているジャガイモの一種である。1975年に北海道農業試験場で男爵芋とツニカを交配して作られたジャガイモであり、男爵芋のようなホクホクとした食感とツニカのような黄色い肉色が特徴となっている。その特徴から「栗じゃが」「黄金男爵」などとも呼ばれており、色鮮やかなポテトサラダや、ホクホクとした食感のコロッケなどの料理に向いている。

キタアカリの主な産地と旬の時期

キタアカリは全国的に生産されているが、農林水産省の統計によれば2017年時点の主産地は北海道(1791.2ha)となっている。北海道では夏から秋にかけてキタアカリを収穫し、貯蔵していたものを翌年まで出荷している。そのため、春頃でも食べられる。なお、収穫時期は地域によってやや異なるが、北海道産の取れたてキタアカリを楽しみたいなら9月~10月頃に探してみよう。

2. キタアカリの特徴や魅力

キタアカリ
ジャガイモには芋男爵やメークインなどをはじめさまざまな品種があり、それぞれ異なる特徴や魅力を備えている。そこでここではキタアカリの特徴や魅力について詳しく紹介しておこう。

その1.ホクホクした食感が楽しめる

キタアカリは、日本で最も多く食べられている「芋男爵」が親であり、粉質でホクホクとした食感を受け継いである。そのため、ホクホク感を活かしたポテトサラダやコロッケなどの料理に向いているジャガイモだ。しかし、キタアカリは煮崩れしやすいため、煮物やスープなどには向かない。もし煮る場合には、キタアカリが踊らないようとろ火で調理するとよいだろう。

その2.肉色は黄色で鮮やかである

男爵芋は肉色がやや白色であるが、キタアカリは鮮やかな黄色となっている。これはキタアカリにドイツ産の「ツニカ」が使われているからだ。ツニカはジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持ちながらも、色味や食味などが優れていることが特徴である。そんなツニカを親に持つキタアカリは、その色味のよさから「栗じゃが(栗じゃがいも)」「黄金男爵」などと呼ばれることもある。

その3.カロテンなどを含んでいる

文部科学省の「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」には、キタアカリの栄養価は収録されていない(※2)。しかし、一般的に肉色が黄色いキタアカリは「カロテンの含有量が多い」といわれている。また、普通のジャガイモに比べるとビタミンCの含有量も多いそうだ。このように普通のジャガイモよりも栄養面が優れていることも、キタアカリの人気の理由の一つとなっているようだ。

3. 美味しいキタアカリの選び方

キタアカリ
キタアカリはネット通販などでも購入できるが、野菜を多く扱っているスーパーや八百屋などでも見かけることが多い。もしキタアカリを見つけたら、以下のポイントを参考に美味しいものを選ぼう。

美味しいキタアカリの見極め方

・皮:しわやキズがなくなめらかなもの
・形:丸くふっくらとしているもの
・重さ:持ったときに重みを感じられるもの

変色しているものなどは避けよう

皮が緑色に変色しているもの、しわが寄っているもの、発芽しているものなどは、一般的なじゃがいもと同じように避けたほうがよい。これらは鮮度が落ちてしまっている可能性が高い。

4. キタアカリの美味しい食べ方3選

キタアカリ
キタアカリは煮崩れしやすいため煮物・煮込み料理には向かないが、ホクホクとした食感が楽しめるためポテトサラダ・コロッケ・じゃがバターなどにするのがおすすめ。また、形を崩してビシソワーズ・ポタージュなどにするのもよい。ここではそんな美味しい食べ方をいくつか紹介しておこう。

その1.じゃがバター

キタアカリの強い甘みやホクホクした食感を楽しみたいなら、「じゃがバター」を作ってみるのがおすすめだ。キタアカリは煮崩れを起こしやすいが、皮付きのまま電子レンジで加熱すればキレイな見た目のじゃがバターを作ることが可能だ。軽く水にくぐらせてから食品用ラップに包み、電子レンジ(600W)で7分程度加熱しよう。

その2.ポテトサラダ

マッシュしたキタアカリを使って「ポテトサラダ」を作ってみるのもよい。ポテトサラダを作る場合は、まずキタアカリを下茹でしておく。そしてキタアカリに火が通ったら、水分を飛ばしながら潰すようにしよう。それからキタアカリを冷やし、輪切りキュウリ、下茹でした人参、潰したゆで卵と一緒に合わせる。最後にマヨネーズと塩コショウなどで味を調えたらポテトサラダの完成だ。

その3.コロッケ

ポテトサラダと同じようにマッシュして使える「コロッケ」もおすすめだ。コロッケを作る場合も、まずはキタアカリを茹でてから潰しておく。それから炒めた玉ねぎとひき肉と合わせてタネを作り、小判型に形成したらしっかりと冷やしておく。その後、小麦粉・溶き卵・パン粉に順につけて、170℃程度の油できつね色になるまで揚げれば完成だ。ホクホクとしたコロッケを楽しもう。

5. キタアカリの正しい保存方法

キタアカリ
キタアカリは、ほかのジャガイモと同じように比較的日持ちしやすい芋である。しかし、乾燥しやすい場所に置いておくと、水分が飛んで味が落ちるので注意が必要。涼しい時期は冷暗所でも保存が可能だが、暑い夏の時期は新聞紙に包んでからポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保管するとよい。
また、長期保存したい場合には冷凍保存するのがおすすめだ。冷凍保存する際は、そのまま凍らせると食感が低下するおそれがあるため、マッシュ状にしてから保管するとよい。食品用ラップなどに1回分ずつ小分けにしてから冷凍保存することで、調理する際にも使いやすくて便利だ。
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6. キタアカリの主な入手方法

キタアカリ
キタアカリは近年、スーパーや八百屋などでも見かける機会が増えている。一般的に9~12月頃に多く出回るため、この時期にお店で探してみよう。また、近くのスーパーなどで見つからない場合は、ネット通販やふるさと納税などを利用するのもおすすめだ。通販サイトによっては予約受付に対応しており、旬を迎えたら採れたてのキタアカリを発送してくれるサービスも行っている。

7. キタアカリに関するよくある質問

キタアカリ
ここまでキタアカリについて詳しく解説してきた。しかし、まだキタアカリについて知りたいことや気になることなどもあるだろう。そこで最後にキタアカリに関するよくある質問・疑問に回答する。

Q1.キタアカリの名前の由来とは?

キタアカリの名前には、「北の大地に希望の明かりを」という意味と「ジャガイモシストセンチュウによる被害から守る」という意味などが込められているという。実際、キタアカリの交配にはジャガイモシストセンチュウに対して抵抗性を持つ「ツニカ」が使われている。食用のジャガイモとしては「エゾアカリ」と共に日本で初めて作られたイモシストセンチュウ抵抗性品種となっている。

Q2.キタアカリは家庭菜園で育てられる?

キタアカリの種イモ(栽培専用のイモ)が市販されているため、家庭菜園で育てることが可能だ。育て方は種イモの販売店や専門サイトなどで確認するほうがいいが、通常は3~4月頃に植え付けを行うことになる。そして、6月頃に収穫を迎えることが多い。北海道産のキタアカリは9月頃に収穫を迎えるが、通常の家庭菜園では収穫時期が異なっている。

結論

「栗じゃが」「黄金男爵」などと呼ばれることもあるキタアカリは、食味や栄養面が優れているジャガイモである。その特徴から注目を集めるようになり、最近ではスーパーや八百屋などでも見かける機会が増えている。キタアカリを手に入れたら、まずはシンプルにじゃがバターでキタアカリ本来の美味しさを堪能してみよう。
【参考文献】
※:農畜産業振興機構「野菜ブック ばれいしょ」
※:日本いも類研究会「キタアカリ」
※1:農林水産省「ばれいしょ品種の普及状況」
※2:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
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  • 公開日:

    2019年7月12日

  • 更新日:

    2021年11月24日

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