このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
メークインとは?煮込み料理に向いている煮崩れしにくいジャガイモ!

メークインとは?煮込み料理に向いている煮崩れしにくいジャガイモ!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年5月13日

2大ジャガイモの一つである「メークイン」。煮崩れしにくいことから、一般的には煮込み料理や煮物などに使われることが多い。また、炒め物や焼き物などにも使える。今回はそんなメークインについて詳しく解説する。メークインの特徴をよく理解して、作りたい料理に合わせてジャガイモを使い分けられるようになろう。

  

1. メークインとは?

メークインとは、イギリス原産のジャガイモの一種である。一般的な球形でデコボコしたジャガイモと異なり、メークインは長楕円形で比較的表面が滑らか。また、皮が剥きやすく、煮崩れしにくいことから、料理にも使いやすい。食べたときにはやや粘り気があり、ほのかな甘みが楽しめる。現在は「男爵芋」に続き、2番目に多く生産・取引されている定番のジャガイモとなっている。

メークインの誕生と歴史

イギリス原産のメークインは、日本には1910年代(大正時代初期)に導入された。その後、1930年頃から認知され始めて、戦後の1955年以降に全国で普及する。現在はメークインよりも早くから食べられていた「男爵芋」と並んで、日本で最も食べられているジャガイモの一つとなっている。

メークインの名前の由来

メークイン(May Queen)の名前の由来は、イギリスで春に行われていたお祭りの「メーデー」とそこで選ばれる「クイーン」を組み合わせたものとされている。また、そのメークインという名前がそのまま日本に入ってきて、現在でもメークインが使われている。なお、日本では「メイクイン」や「メークイーン」と表記されることもあるが、正式な表記は「メークイン」である。

2. メークインと他のジャガイモの違い

日本で食べられているジャガイモにはメークインの他に、男爵芋、キタアカリ、ニシユタカ、アンデスレッド、インカのめざめなどさまざまな種類がある。そして、これらのジャガイモはそれぞれ特徴が異なる。ここではこれらのジャガイモ(特に男爵芋)とメークインの違いについて詳しく説明する。

その1.煮崩れしにくい

メークインは一般的に粘質(粘り気がある)で、煮崩れしにくいとされている。そのため、カレー、シチュー、ポトフ、肉じゃがなどの煮込み料理や煮物などに向いている。また、炒め物などでジャガイモの形を残したいときにもおすすめだ。一方でホクホク感が少ないため、フライドポテトやコロッケなどの揚げ物などには向かない。ホクホク感を楽しみたいなら男爵芋を使うのがおすすめだ。

その2.流通量は2番目に多い

メークインは男爵芋と並んで「2大品種」に数えられるジャガイモである。2020年の流通量は、東京都中央卸売市場の「市場統計情報(月報・年報)」によれば約10,424トンとなっている(※1)。同年の男爵芋の流通量は36,582トンであるため、男爵芋とは大差をつけられているがメークインも数あるジャガイモの中では多く生産されている品種である。

その3.9月以降に多く出回る

前述の「市場統計情報(月報・年報)」によれば(※1)、メークインは通年安定して取引されている。最も少ないのは4月の約516トンであるが、9月頃から取引量が増えてピークになると1か月で約1,000トン取引されている。また、産地別に見ると北海道が最も多くて年間で7,929トン生産しており、約76%のシェアとなっている。その他、熊本県や千葉県などでも多くメークインは栽培されている。

3. メークインに適した料理とは?

前述のとおり、メークインは煮崩れしにくいため、煮込み料理・煮物・炒め物などの料理に向いている。また、丸のまま茹でても崩れにくいほか、輪切りや千切りにしても煮崩れしにくいことからグラタンなどにも使うことができる。なお、あくまで「煮崩れしにくい」というだけであり、強火で踊るような煮方をすると崩れる可能性が高い。煮崩れを防止するならじっくり煮込むのがおすすめだ。

4. メークインを調理する際の注意点

ジャガイモ全般に共通することだが、ジャガイモは天然毒素である「ソラニン(ポテトグリコアルカロイド)」などを含んでいることがある(※2)。特にメークインはソラニンが発生しやすいと知られているため(※3)、調理の際には丁寧に取り除くようにしよう。ジャガイモの天然毒素や取り除き方にはついては以下の記事で詳しく解説しているので確認しておこう。

結論

男爵芋と並んで日本でよく食べられているメークインには、皮が剥きやすい、煮崩れしにくいなどの特長があり料理に使いやすい。また、男爵芋のようなホクホク感はあまり感じられないが、しっとりとした食感とほんのりとした甘みを楽しめる。このような特徴を覚えておき料理に使うようにしよう。
【参考文献】
この記事もCheck!
  • 公開日:

    2019年6月27日

  • 更新日:

    2021年5月13日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧