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カレーにおすすめ!煮崩れしにくいじゃがいも【メークイン】を解説

投稿者:ライター 田口 忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年6月27日

比較的長く保存が可能で、さまざまな料理に使うことができる野菜、じゃがいもは、多くの家庭で常備されているのではないだろうか。そんなじゃがいもには、いろいろな種類がある。今回は、代表的な品種である「メークイン」の特徴や美味しい食べ方について紹介しよう。

1. じゃがいもの二大品種のひとつ「メークイン」

メークインの歴史

男爵と並び、よく知られるじゃがいもの品種であるメークインは、北海道の厚沢部町が発祥の地といわれている。メークインはイギリスが原産で、日本へは大正時代にアメリカを経由して入ってきたとされる。メークインの名前の由来は、イギリスで「May Queen」と呼ばれていたところからきている。昭和3(1928)年には、北海道の釧路や根室地方などで優良品種とされたが、戦後の昭和20(1945)年まで行われた食料統制では、食用とするじゃがいもは男爵に統一されていたため、それほど広くは栽培されていなかった。昭和20年以降、食糧難も過ぎたころから少しずつ需要が増え始めた。昭和30年代に入ると関西で人気となり、現在では男爵と並んで日本を代表する品種として広く栽培されるようになった。生食用の品種としては、男爵に次いで2番目に多く作付けされている。

メークインの特徴

メークインの形は、俵型で細長く、芽の部分のくぼみが浅いため皮がむきやすい。デンプン価は約14%と、やや粉質でなめらかな舌ざわりでが特徴だ。肉質は黄色で粘りがあるため、調理の際に煮崩れしにくく、カレーやシチューなど煮込み料理に向いている。

2. メークインの保存方法と注意点

天然毒素に注意!

メークインは、男爵などほかの品種に比べてポテトグリコアルカロイドの含有量が多いので、収穫後の保存法には注意が必要である。ポテトグリコアルカロイドとは、神経に作用する天然毒素である。

正しい保存方法は?

ポテトグリコアルカロイドは光に当たると増えやすいので、メークインを保存する際には、光の当たらない低温の場所か、冷蔵庫の野菜室に入れるようにしよう。その際には、リンゴと一緒に保存すると、リンゴから発生するエチレンガスの働きで発芽を抑制することができる。ポテトグリコアルカロイドは、芽や皮の緑色の部分に多く含まれるため、調理する際に芽が出ていれば、その周りの部分も含めて切り取り、緑色の皮の部分は厚めにむくようにしよう。もし苦みを感じることがあれば、食べるのをやめることが大切だ。

3. メークインの美味しい食べ方

メークインにおすすめの料理

メークインは煮崩れしにくい特徴を持つため、カレーやシチュー、ポトフのほか、じゃがいもの形を残す肉じゃがなどの煮物や揚げ物、炒め物などの料理に向いている。一方、もうひとつの代表的な品種である男爵は、加熱すると煮崩れしやすいのでポテトサラダやマッシュポテトなどにおすすめだ。

じゃがいもの栄養価

じゃがいもは、カリウムやビタミンB1、ビタミンC、食物繊維などを多く含んでおり栄養豊富だ。特に、ビタミンCは温州みかんとほぼ同量含まれている。通常、ビタミンCは熱に弱く、加熱すると失われるが、じゃがいもに含まれるビタミンCは主成分であるデンプンに守られているため、加熱による損失が少なく、効率よく身体に摂取することができる。

結論

メークインは、男爵と並び日本で古くから親しまれているじゃがいもの品種だ。煮崩れしにくいのでカレーやシチュー、肉じゃが、ポトフなどさまざまな料理に活躍する。次の休日には、メークインの特徴を活かして、煮込み料理を楽しんではいかがだろうか。
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