ミニトマトのカロリーはどのくらい？普通のトマトと比較してみよう

ミニトマトのカロリーは1個あたり3kcalほどだ。100gあたりでみると、30kcalほどになる。また、ミニトマトの糖質は100gあたり5.8gだ。1個あたりで考えると1gにも満たない。

農林水産省（※1）によると、トマトは、ビタミンAやビタミンCを豊富に含んでいる。とくに、トマトの赤い色はリコピンという天然の色素によるもので、抗酸化作用があり、加熱したり、油とともに摂取すると体内に吸収されやすい。さらに、トマトの中身のゼリー状の物質には、旨み成分であるグルタミン酸が豊富に含まれているのだ。ミニトマトは小さなトマトであり、栄養においてはトマトとほぼ同じ成分が含まれている。

一口にトマトといってもさまざまな種類がある。ミニトマトとほかのトマトのカロリーを比べてみよう。

ミニトマトは、トマトを小さくしたもので、カロリーは同じだと考えている人も多いだろう。しかし、100gあたりのカロリーを比較してみると、少し違うことがわかる。
ミニトマトのカロリーは100gあたり30kcalなのに対して、トマトは100gあたり20kcalとミニトマトより低い。つまり、同じ量を食べるのならミニトマトより通常の大きさのトマトのほうが低カロリーなのだ。

最近は、糖度の高いフルーツトマトも多く販売されている。フルーツトマトは100gあたり35〜45kcalほどだ。つまり、ミニトマトの100gあたり30kcalと比較すると、フルーツトマトのほうがカロリーが高いことがわかる。

トマトはさまざまな加工品にされている。食塩無添加のトマトジュースは100gあたり18kcal、トマトのホール缶は100gあたり21kcalだ。ミニトマトの100gあたり30kcalと比較すると、ミニトマトのほうがカロリーが高くなる。

ミニトマトは1個あたりのカロリーを見ると低く感じるが、100gあたりのカロリーを通常のトマトと比較するとカロリーが高く見える。それは、ミニトマトが通常のトマトよりも小さいけれど、糖度が高く、水分量が少ないことが理由だ。

カロリーが気になる人は、ミニトマトは1日7～10粒ほどを目安に食べるのがおすすめだ。また、カロリーを抑えてミニトマトを食べたい場合は、シンプルにサラダや油を使わないメニューにするのがいいだろう。

ミニトマトは小さくて食べやすいことから、ついつい食べ過ぎてしまうことがある。しかし、栄養豊富なミニトマトも食べ過ぎてしまうと、身体にさまざまな悪影響を及ぼすことがあるのだ。
トマトは身体を冷やす食べ物なので、食べ過ぎることにより胃腸の動きが鈍くなってしまうのだ。下痢を引き起こすことがあるので、注意が必要だ。さらにミニトマトの皮は
消化吸収しにくいので、食べ過ぎると消化不良になってしまうことがある。ミニトマトは食べ過ぎてしまうと、かえって身体によくないことがあるので、適量を守って味わってみてもらいたい。

ミニトマトは小さく1個あたりのカロリーは低いが、100g単位でほかのトマトと比較するとカロリーが高く感じる。それはミニトマトの糖度や水分量が関係しているのだ。ミニトマトは必要以上に食べ過ぎてしまうと、消化不良になってしまうこともあるので、適量を守って食べることが大切になる。ウェイトコントロール中にトマトを摂り入れたい場合は、ミニトマトよりもカロリーの低い通常のトマトを活用するのがおすすめだ。

（参考文献）
※1　農林水産省　https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1708/characterinformation.html