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ブイヨンの代用は何が使える?おすすめの調味料を紹介

ブイヨンの代用は何が使える?おすすめの調味料を紹介

投稿者:ライター 若藤雅奈(わかふじかな)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年7月27日

さまざまな料理のベースとして使用できるブイヨン。だが、ブイヨンとはなにか、コンソメとの明確な違いはなにか、きちんと分かる人は少ないのではないだろうか。ここではブイヨンについて解説するとともに、代用できる調味料についても紹介する。ブイヨンがない場合でも臨機応変に対応できるよう、料理の知識としてぜひ知ってほしい。

  

1. ブイヨンとコンソメは互いに代用できる?

まずは、ブイヨンとは何か解説しよう。

ブイヨンとは?

ブイヨンとは、鶏や牛などの肉や、牛骨などの骨部分をハーブや香味野菜、香辛料などを加えて煮込んだものである。フランス語で「肉や骨を煮出した汁」という意味にあたる。自宅でできる基本的な作り方を紹介しよう。まずは、鍋に肉と野菜類を入れる。水を具材にかかる程度に入れ、強火にかける。沸騰したら中火にして30分煮込み、ザルでこして完成だ。煮込むときはこまめにアクを取ると、より美味しくなるので時間があればやってみてほしい。

コンソメとの違い

コンソメとは、ブイヨンをベースとしてさらに肉や野菜などを加えて煮込み、塩などで味を調整したものを指す。よって、コンソメは味が完成しているためそのままでも美味しくいただける。一方ブイヨンは調味料が入っておらず、いわゆる出汁の状態のため、旨みや風味のみの味のないスープであることが、コンソメとの違いだ。

ブイヨンとコンソメは互いに代用可能

簡単にいえばブイヨンに味を加えたものがコンソメのため、味が濃くなりすぎないよう注意すれば、ブイヨンの代用としてコンソメは利用しやすい調味料である。その逆も同じで、ブイヨンに味を加えればコンソメとなるため、互いに代用しやすい調味料だといえるだろう。

2. ブイヨンは鶏ガラスープの素で代用できる?

ブイヨンはメインに煮込む食材により風味が変わってくる。したがって、使用する食材によっては、さまざまな調味料で代用が可能だ。鶏の骨と、ネギやショウガなどの野菜を煮込んでできている鶏ガラスープも、肉と野菜を煮て作るブイヨンと作り方が似ているため代用品として使うことができる。だが、鶏ガラスープの素は中華料理用として使われることが多く、ニンニクや鶏油などの風味が強く作られている。よって、多く入れてしまうとブイヨン使用時より中華風に仕上がってしまう場合があるため、代用するときは使用量に注意してほしい。

3. ブイヨンはダシダで代用できる?

ダシダは牛骨を煮込んで作ったエキスに玉ねぎやニンニクを加えて粉末状にしたもので、韓国ではポピュラーな調味料である。牛肉と野菜ベースで作られているため、ブイヨンの代用品として使用可能だ。しかし、韓国発祥の調味料のため使用量によっては韓国風味になりやすくブイヨンの代用として使うには注意が必要。本来のブイヨン使用量よりは減らして代用するほうが洋風の料理に使いやすいだろう。

4. ブイヨンはウェイパーで代用できる?

ウェイパーも中華系の調味料であるため、鶏ガラスープの素と類似しておりブイヨンの代用が可能だ。豚骨ベースの強い香りが特徴のため、あっさりとした野菜や魚料理ではブイヨンの代用としての使用は向いていない。カレーなどのスパイシーな料理や、豚肉を使用した料理であれば相性がよく、ブイヨンの代用品として問題なく使用できる。ウェイパーはかなり味の濃い調味料のため、少量ずつ味見をしながら使用することをおすすめする。

5. ブイヨンは和風出汁で代用できる?

和風出汁は肉を使用せず、昆布やカツオ、煮干しなどで作られているため、ブイヨンよりかなりさっぱりとした風味となる。したがって、これまでブイヨンの代用品として紹介した中華系の調味料より、あっさりとした料理との相性がよい。ブイヨンの代用としては少し物足りなさを感じるかもしれない。和風出汁には入っていない、肉類や香味野菜を足すことによって、よりブイヨンへ近づけることが可能だ。シンプルだからこそ自分好みにアレンジしやすいところが代用時のポイントである。

6. ブイヨンがなくてもOK!代用品で作ってみよう

ブイヨンがなくても代用品で美味しく作れる料理を2つ紹介しよう。どちらも詳細なレシピは検索すればいろいろと出てくるので、ここでは簡単に作り方を解説する。

コンソメを使ったザク切りポトフの作り方

野菜をメインに煮込んで作るポトフは、コンソメとの相性がよく美味しく作ることができる。キャベツ、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんなどの野菜を準備。作り方は、各野菜を大きめに切る。キャベツは6cm角、ジャガイモ、にんじんは3cm角、玉ねぎは芯をつけたまま6等分のくし切り程度が望ましい。肉はソーセージや鶏肉など好みのものを入れるとよいだろう。鍋に水を入れ、コンソメと肉類、野菜を煮て、具材がやわらかくなれば完成。ブイヨンより代用するコンソメのほうが味はしっかりと付くため、ごはんに合うポトフとなるだろう。

鶏ガラスープを使ったグラタンの作り方

鶏肉を入れることが多いグラタンは鶏ガラスープの素との相性がよい。作り方は、下ごしらえで鶏肉を1cm角、玉ねぎを薄切りにカット。フライパンにバターを溶かし、鶏肉・玉ねぎを中火で炒めよう。玉ねぎがしんなりしたら火を止め、小麦粉を入れよく混ぜる。小麦粉が混ざったら、牛乳と鶏ガラスープの素、茹でておいたマカロニを入れてトロミが付くまで中火で煮る。塩コショウで味を調整し、グラタン皿へ盛り付けよう。最後にチーズをのせてオーブンでこんがり焼けば完成だ。鶏ガラスープの素に含まれるニンニクなどの旨みがプラスされ、男性好みのアレンジの効いたグラタンとなるのでぜひ作ってみてほしい。

結論

ブイヨンの代用となる調味料を5つ紹介した。ブイヨンとは何かが分かれば、代用品の使い方もおのずと見えてくる。代用品を使用するとアレンジが加わり、いつもとは違う美味しさの料理に出会えるかもしれない。ブイヨンがないからと作ることを諦めるのではなく、料理のレベルアップに繋がるチャンスとなるかもしれないので、ぜひ代用できる調味料を試してみてほしい。
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  • 更新日:

    2021年7月27日

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