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冬至のゆず湯どう入る!?意味や効果と参考にしたい入浴方法

冬至のゆず湯どう入る!?意味や効果と参考にしたい入浴方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2021年12月18日

冬至のときにはゆず湯に入るという風習がある。寒い冬には温かい風呂に入るのが好きだという人も多いのではないか。もともと日本では風呂に入る習慣があるため、理由もとくに考えずに毎年ゆず湯に入っているかもしれない。そこでここではゆず湯になぜ入るのかという理由や効果、入れ方なども含めて解説をしていこう。

  

1. 冬至にゆず湯に入る意味とは

子どもの頃から、冬至になるとゆず湯に入っていたという人も多いだろう。しかし、なぜゆず湯に入るとよいとされてきたのだろうか。ここではゆず湯に入る理由を紹介したい。

ゆず湯は厄払いのため?

ゆず湯に入るのは厄払いのためであるとされてきた。ゆず湯には独特の柑橘の香りが漂うが、災いが避けられるという意味合いになるのである。日本では古来から湯に入る習慣があり、湯治が冬至に掛けられたという節もあるのだ。そのほかにもゆずを「融通がきく」という意味に重ねて、冬至の日にはゆずを入れた湯に入るとされているのでは?とも。ゆずは生育するまでに時間がかかる柑橘であり、努力や苦労が実るという意味合いもあるのだろう。

2. 冬至のゆず湯の効果とは

それではゆず湯の効果とはどんなものなのだろうか。よく「風邪を引きにくくなるから、冬至にはゆず湯に入ろう」などという話を聞くが、どのような根拠があるのかは知らない人も多い。そこでここでは、冬至に入りたいゆず湯の効果について解説していこう。

香酸柑橘はリラックス効果が高い!?

日本では昔からかぼす、ゆず、レモンなどの柑橘類を楽しんできた。現在でも料理に少し絞って使うことを好む人も多い柑橘類は、香酸柑橘と呼ばれている。みかんのようにそのまま食べて楽しむ柑橘類とは違い、独特の酸味や香りが特徴なのだ。その香りはさわやかであり、アロマや入浴剤に使われることも多い。冬至の際にゆず湯に入ることで、日頃の疲れが癒されるかもしれない。

冬至のゆず湯は風邪予防効果のためって本当?

ゆず湯に入ると美肌効果を期待できる、というイメージがないだろうか。高知県立大学によると、ゆず100gの果汁にはビタミンCが40mg含まれているのに対し、皮部分には150mg含まれている(※1)。つまり、冬至のときに皮の部分を入れるゆず湯には、実と皮の両方からビタミンCが溶けだすとされる。このことで美肌効果が期待できるのだ。また果皮に含まれるヘスペリジンが血流をよくする働きがあり、先述した香りによるアロマ効果も相まって風邪などを予防する効果があるといわれている(※2)。

3. 冬至のゆず湯の入れ方と入り方

ゆず湯にはどのように入るのがよいか、実は正しい方法がわからない。今年こそ冬至のときにゆず湯に入ろうと思う人は、ぜひ参考にしてほしい。

後片付けが簡単な入り方

ゆず湯に入るときに、後片付けが大変そうだという理由で控えているという人もいるだろう。その場合はネットに入れてから湯舟に入れるとよい。ガーゼでくるんで輪ゴムで止めたり、細かな網目のネットに入れることで、ゆずの実が外に出るのを防ぐ。冬至のあとの掃除も楽でよい。

そのまま入れる入り方

冬至でゆず湯を思う存分楽しみたいという人には、まるごとゆずをそのまま湯船に浮かべてみる入り方もおすすめ。ゆずを揉んだりつぶして中身を出したりすると、よりゆずの効果や香りを楽しめるだろう。

実をカットする入り方

冬至にゆずを入れるとき、カットすると量が少なくても香りなどを楽しめる。今回はゆずがあまりゲットできなかったというときには、カットして入れよう。

残りのゆずを使う

ゆずでジャムなどを使ったあと、ゆずの皮だけを使う方法もよい。これなら無駄がないのでゆずを最後まで楽しめるのだ。

4. 冬至にゆずは食べる?食べない?

冬至のときにゆず湯を入れるという話は有名だが、食べる人もいるのだろうか。冬至にゆず湯に入る習慣があるため、食べるのかどうかについても知りたい。ここで食べ物としてのゆずについて紹介しよう。

冬至では食べない可能性が高い

ゆず湯に入る家庭でも、冬至のときにゆずを食べる習慣がある人はあまりいない。ゆずは料理の調味料や香りづけとして使うことが多い食材なので、そのまま料理に使うことは少ないのだ。冬至だからといって、ゆずを食べるということはあまりないのかもしれない。

ゆずの食べ方

冬至に限らずゆずを食べてみたいという人や、今年の冬至では食べてみようという人もいるだろう。ゆずはゆず味噌やゆずマーマレードなど、皮ごと使える料理に重宝する。また、ポン酢などと一緒に調味料としても美味しい。

結論

ここでは冬至のときに入る習慣があるゆず湯について、意味や効果、入り方、食べるのかどうかなどについて解説をしてきた。ゆず湯は昔から日本人にとって大事だとされている。基礎知識を参考にし、今年の冬至ぜひ家族と一緒に入浴を楽しんでほしい。
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  • 更新日:

    2021年12月18日

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