1. 誕生日やひな祭りに!見た目もかわいいちらし寿司ケーキ

ちらし寿司といえばひな祭りを思い起こすが、ケーキ仕様にすると誕生日をはじめとするさまざまなイベントで活用できる。まずは、ちらし寿司のケーキの中でももっとも一般的なホール状のタイプから見てみよう。
ケーキの型を使用する
ホール状のちらし寿司ケーキを作るためには、自宅にあるケーキの型を使用する。型には、十字になるようにラップを敷いておくとあとで取り出す際に便利である。ごはんは硬めに炊き、市販のすし酢を利用して味付けをする。しいたけやレンコンを入れた通常のちらし寿司でも問題ないが、色合いはかなり地味になる。子どもも喜んで食べるようにするためには、錦糸卵、イクラ、サーモン、ツナ、しそ、エビなどを利用して華やかにトッピングするのがよいだろう。小さな子どもがいる場合は、ハムやチーズも活用する手がある。いかにもケーキらしくするためには、ごはんと具材の層を作ると見栄えがする。
崩れないためのコツ
ごはんや具材を重ねていくとどうしても崩れやすくなる。これを避けるためには、ごはんをかなりきつめに詰めるとよい。型から出したあとは、きぬさややミニトマトも使って皿の上をさらに飾ってみてほしい。
2. ケーキ型がなくてもOK!牛乳パックでちらし寿司ケーキ

ケーキ型が用意できない場合は、牛乳パックを使用してちらし寿司のケーキを作ることも可能である。ちょうどパウンドケーキのような形状となるこの押し寿司も、トッピング次第で押し出しのよいできとなる。その作り方を紹介する。
牛乳パックの使用法
まず、型となる牛乳パックを用意する。よく洗って水気はしっかり除去しておこう。縦の1面を切り取り、内部にラップを敷く。すし酢で味付けしたごはん、具材を層にして牛乳パックの中に入れていく。ラップごと型から取り出した寿司を皿に移し、上部や周囲をトッピングしていけば完成である。牛乳パックを使用する際も、ごはんが崩れにくくなるようきっちりと詰めていくのがポイントである。
イベントごとにさまざまな応用可能
牛乳パックを使うタイプはホール状の押し寿司ケーキよりもこぢんまりとしているが、その分気軽に日常的にできるのが長所である。ハロウィンや急なパーティーの際には、大いに役に立ってくれるだろう。冷凍庫に入っている鶏のひき肉やサーモンを活用し、毎回異なるバージョンで楽しむことができる。ほうれんそうや小松菜などの葉物も、茹でてよく水を切れば層に挿入しても華やかになる。
3. バリエーション豊富!ちらし寿司ケーキの盛り付け方

ちらし寿司のケーキのメリットは、ちらし寿司という概念にとらわれずにトッピングができる点であろう。よりオリジナリティーを追求するためにちょっとしたアイデアを紹介する。
サーモンや生ハムをバラ状に
女性陣を喜ばせるために、サーモンや生ハムでバラをあしらってみてはどうだろう。スライスになっているサーモンや生ハムをくるくる巻くだけでかなりさまになる。
マッシュポテトを使用して
ちらし寿司といえば和風であるが、酢飯にツナを加えてマッシュポテトを生クリーム風に仕立てると洋風仕様となる。サーモンや生ハムのトッピングに加えて、オリーブオイルやチーズで仕上げても子どもたちは大喜びするだろう。
黒米で雰囲気を変える
白いごはんだけではなく、黒米を活用してスタイリッシュな色合いにするという手もある。ふだん使用する卵や野菜の緑もいつもとは異なる趣で新鮮である。
カップケーキにする
プリン用の型などを使用し、カップケーキのように小さめのタイプをいくつか用意しても女性陣は喜ぶだろう。大ぶりの皿にこれらを盛りつけ、間にトッピングすればパーティーでも人気の一品となる。
結論
ちらし寿司のケーキは、それだけ見ればハードルが高そうであるが実際は気軽にできる料理である。子どもが喜ぶ食材をふんだんに使用して、彩りも考えながら作るのは楽しいものである。クラシックなホール状のタイプからカップケーキ仕様まで、形状もバリエーションが多い。気分や状況に合わせてアーティスティックに楽しんでほしい。