目次
- 200ml
- 280~350ml
- 500ml
- 600~700ml
- 1~2L
- ~5L
1. ペットボトルのサイズに規格はある?

ペットボトル入りの飲料を選ぶ際には、目で見た量を基準にすることが多い。よく手にする機会が多いのは500mlや2Lサイズかもしれない。実際にペッドボトルの大きさや高さなど、ペットボトルのサイズは国の基準があるのだろうか。ペットボトルの規格について詳しく見てみよう。
規格サイズは無い
PETボトルリサイクル推進協議会によれば、ペットボトルの規格は200mlから5Lまでまちまちである。サイズの規格はとくに定義づけられていないが、内容物が炭酸か否か、低温か高温か等の条件によって、ペットボトルの形状や色に規格があることが記されている。耐圧用や耐熱用などの規格のペットボトル、それぞれに条件の合わない液体を入れないよう注意が必要である。
ふたのサイズは統一されている
ペットボトルのふたはリサイクルの観点からプラスチック製である。ふたに関しても内容物である飲料の種類によって素材が異なる。サイズに関しては通常の飲料であれば直径が28mmでほぼ統一されている。
容量とペットボトルのサイズ
自販機等で購入できるペットボトルの主なサイズには、以下のようなものがある。
近年は上記の規格にはまらない容量で販売されることも多くなったが、新しいサイズのペットボトルを開発する手間やコストの節約のため、同サイズのペットボトルが使用されているのである。
2. ペットボトルの容量とサイズ

さまざまなサイズのペットボトル。日常生活のそれぞれのシーンにふさわしいサイズはどれだろうか。ペットボトルの大きさや高さは、持ち歩きにふさわしいものから大人数用までさまざまな状況に対応している。500mlから2Lまで、それぞれの特徴を見てみよう。
少しだけ飲みたいときに丁度いい200ml
高さは15cm弱、カップ1杯分のお茶を持ち歩くような感覚で女性に人気なのが200mlのサイズである。近年登場したこのサイズ、ホットドリンクも温かいまま飲みきれることもあり需要が増えている。
持ち運びに便利な280ml~350ml
このサイズも小さめで、高さは12~17cmほどである。鞄やバッグにすっぽりと入る大きさがウケて、働く女性たちにも人気のサイズである。水分補給のために持ち歩くには少し小さめではあるものの、ホットドリンクにマッチした大きさで人気がある。
定番の500ml
ペットボトルの飲料としては最も一般的なサイズ。ペットボトルの基準ともいえる容量である。車内のドリンクホルダーにもピッタリ入る。高さは20㎝強、お茶からジュースまで最も選択肢が広いペットボトルのサイズといえる。少なすぎず多すぎずというバランスがよい大きさである。
容量と持ち運びやすさが両立した750ml
猛暑の季節やスポーツをする際に水分補給と持ち運びのよさを考慮したサイズ、それが750mlのペットボトルである。高さは25cmほど、お茶や水など水分補給に適した飲料が多い。
満足のいく容量の1L
意外にも最近登場したサイズが1Lのタイプである。家庭用やパーティー用の2Lサイズとスタンダードな500mlサイズの中間として販売されるようになった。高さは25cmほどのものが多く、一人暮らしの人に重宝されているサイズでもある。たっぷりと飲めて満足感が高いといわれている。
大勢でも飲める大容量2L
大人数で飲むことを目的にしたサイズが2Lのペットボトルである。高さは30cm強、つかみやすいように容器の真ん中部分がへこんでいるタイプが多い。1978年に登場した2Lサイズ、現在は多種の飲料がこのサイズで販売されている。重さがデメリットではありものの、消費が多い場合には便利な大きさである。
酒類や調味料に使用される4L?5L
ペットボトルとしては最大のサイズ、それが4L~5Lのタイプである。高さが35cmを超えるこのタイプは、一般家庭では開封後に冷蔵することが難しい。そのためアルコール類や業務用の調味料の販売に使用されている。持ち運びやすいように取っ手がついているタイプもある。
3. ペットボトルの種類

ペットボトルのサイズや大きさは目で見ればその相違が一目瞭然である。いっぽう、ペットボトルの形状の相違は案外気がつきにくい。実はお茶と炭酸飲料ではペットボトルの種類が異なる。ペットボトルの内容物によって変わる種類について概略を説明する。
耐熱用
耐熱用のペットボトルの特徴は、高温の内容物を挿入し、さらに冷却するための負圧に耐えうる形状をしている。お茶などのホットドリンクだけではなく、スポーツドリンクにも多い四角形を基本にした形状は耐熱用と考えてよい。冷たいスポーツドリンクは、高温での殺菌という加工を経るために耐熱容器が必要となるのである。
無菌充填用
無菌充填用のペットボトルは、軽く形状にとくに特徴がない。殺菌済みのペットボトルに殺菌済みの内容物を入れることを目的にしているためである。殺菌されたキャップで密封されている。
耐圧用(炭酸飲料)
人気の炭酸飲料のペットボトルは、炭酸を加える際の内圧に耐えられる形状になっている。底部が5本足の花びら型になっているのが特徴である。
耐熱圧用(炭酸飲料)
炭酸飲料のなかでも果汁などが含まれる場合には殺菌も必要となる。そのため、圧力と熱に耐えられる形状のペットボトルが必要となる。耐圧用と同じく、底部が5本の足で支えられている形をしている。
結論
普段はあまり気にすることがないペットボトルのサイズや形。生活のさまざまなシーンにマッチしたサイズが存在し、内容物によって形状も異なっているのである。生活の多様化に伴い、ペットボトルのサイズも増えた。内容物もペットボトルも資源として無駄にしないよう、環境にあったサイズを選ぶように心がけよう。
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