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ハンバーグステーキ

洋食とは?西洋料理との違いや日本人に人気メニュー9選

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2022年1月 6日

洋食とは?と聞かれたら、何と答えるだろうか。ハンバーグ・ビーフシチュー・エビフライ・ステーキ・オムライス・グラタンなど、いろいろと頭に浮かぶ料理があるだろう。しかし洋食の定義を聞かれて、スムーズに答えられるだろうか。今回は、洋食の定義と代表的な洋食の例、そして西洋料理との違いなどを見ていこう。

  

1. 洋食とは?西洋料理との違い

オムライス
洋食とは何か?と聞かれたとき、グラタン・コロッケ・ナポリタン・ステーキなど、いろいろな料理が思い浮かぶだろう。まずは、洋食の定義を見ていこう。

西洋料理とはフランス料理やイタリア料理のこと

西洋料理とはフランス料理やイタリア料理のような欧米諸国の料理をさし、提供する方法はフルコースとア・ラ・カルトだ。フルコースは最初からテーブルに皿やカトラリーがセットされており、食べ終わると順次下げられていく。ア・ラ・カルトは、料理に合わせてカトラリーが出てくるのが特徴だ。

洋食は日本独自の西洋風料理

西洋料理に対し、洋食とは一体なんだろうか?文明開化によって西洋料理が日本に入ってきたが、すぐに家庭料理として取り入れられることはなかった。西洋料理を日本風にアレンジすることで新たなメニューが誕生し、それらが洋食と呼ばれたのだ。
具体的な料理名をあげるとカレー・コロッケ・とんかつなど。欧米諸国の食文化をそのまま受け入れたわけではなく、日本人の口に合うようにアレンジした料理が洋食と呼ばれているのだ。

洋食は広義では西洋料理も含む

広い意味では西洋料理も洋食(西洋食)に含まれることがある。とくにマナーでは洋食マナーといえば西洋料理のマナーをさす。レストランでのマナーをピックアップして紹介すると、男性が目上の人や女性と一緒にレストランに入店するときはエスコートする必要がある。先に入ってもらい、その後ろを着いて行けばよい。また空席があっても勝手に座るのはNG。ウェイターやギャルソンの案内に従って席へ移動すること。

2. レストランでも人気!日本人が好きな洋食の種類とは?

カレーライス
自宅はもちろん、レストランで洋食を食べる人もいるだろう。レストランで人気の洋食とは何だろうか?順を追って紹介しよう。

1:ハンバーグ

レストランで人気の洋食とは?と聞かれて、ハンバーグと答える人は多いだろう。ハンバーグが日本にいつ、どの国から入ってきたかという正式な記録はないが、一般的な家庭料理として定着したのは1950年頃だ。1962年には工場で生産されたインスタントのハンバーグが市場に流通した。1970年になるとチルドハンバーグが販売され、いまでは幅広い世代に人気のメニューである。
ハンバーグはひき肉や玉ねぎ、パン粉、卵などの材料をこねて焼いて作るが、デミグラスソースをかけたり、チーズをはさんだり、目玉焼きをのせたりなど、アレンジできるのが魅力だ。

2:カレーライス

日本人が初めてカレーに出会ったのは幕末の頃だ。その後1871年に物理学者の山川健次郎氏が、米国留学に向かっていた船上でライスカレーに出会ったという。
ほどなくして、誰でも簡単にカレーを作れるカレー粉がイギリスから日本に伝わったことで、日本の食文化にカレーが急速に浸透した。そのころ、洋食専門店が続々とオープンし、ライスカレーがメニューに登場して人気を博したという。これによって国民のカレーへの関心が高まり、一気に広がった。

3:グラタン

もともとグラタンはフランス料理の調理法のひとつだ。オーブンを使い、表面を焦がすように仕上げる料理という意味がある。日本でグラタンといえば、ベシャメルソースに肉や魚介類、マカロニなどを加えて仕上げにオーブンで焼く料理を指す。したがって、本来のフランス料理の意味で考えれば、日本のグラタンはグラタンの調理法で仕上げる料理の一種といえるだろう。

4:オムライス

レストランで人気の洋食とは?と聞かれてオムライスと答える人もいるだろう。オムライスはケチャップライスやバターライスをオムレツで包む料理だ。子どもから大人まで人気の洋食メニューで、専門店があるほど人気を集めている。オムライスは明治時代の文献にみられるメニューだが、その由来には諸説ある。

5:コロッケ

日本にクロケット(クリームコロッケ)が伝来したのは1887年だ。コロッケの定義は、茹でたじゃがいもを潰したものが主体で、それを俵型や小判型に丸めて衣を付けて揚げたものだ。じゃがいものほかにカニクリームやコーンクリーム、魚庫コロッケといった種類がある。

6:ステーキ

ステーキも洋食を代表する料理のひとつだが、日本で牛肉を食べることができるようになったのは明治時代に入ってからだ。その後、レストランにビフテキが登場した。1度は表舞台から姿を消したが、終戦後に欧米文化と一緒に再び持ち込まれた。「ステーキはごちそう」というイメージを持つ人が多いが、ファミレスで気軽に味わえる洋食でもある。

7:エビフライ

エビフライは、明治時代や大正時代の文献にも登場する、洋食屋の人気メニューだ。戦後、1962年に冷凍水産品の製造・販売を行っていた加ト吉水産(現在テーブルマーク)が、冷凍食品の赤エビフライを販売した。これをきっかけにエビフライは、お弁当のおかずとして人気を博すことになる。エビがサクサクの衣に包まれており、食感を楽しめるのが魅力だ。

8:ナポリタン

ナポリタンは戦後まもない頃、横浜にあるホテルニューグランドで誕生したといわれている。ちなみにホテルニューグランドはプリン・ア・ラ・モードやドリア発祥の地としても知られている。ナポリタンは玉ねぎやピーマン、ウインナーをカットして炒め、茹でたスパゲティを加えてケチャップで味付けする一品だ。

9:ハヤシライス

ハヤシライスは明治時代に日本で誕生した洋食だが、その起源には諸説ある。特徴は牛肉や玉ねぎ、マッシュルームをデミグラスソースや赤ワインと一緒に煮込んだ点だ。ごはんにかけていただく、味わい深い一品だ。

3. 和食と洋食の違いとは?

オレンジやハーブとセモリナトマトパスタ
いまの日本では洋食や和食、中華、フレンチ、イタリアン、スペイン料理など、いろいろな種類の料理が食べられるが、ここでは洋食と和食の違いについて解説しよう。

洋食と和食の特徴

先述したように洋食とは西洋料理をアレンジした料理だ。洋食に対して和食は、ごはんや魚、野菜が中心の食事で、特徴は栄養バランスがよい料理が多いところだ。また、出汁の旨みや発酵食品をふんだんに活用しており、動物性油脂が少ない料理が多いので、肥満防止や長寿に役立っている(※1)。では洋食と和食はどちらの方が身体にいいのだろうか。

身体にいいのは洋食?和食?

いろいろな料理があるため、ひとくくりでは言えないが、和食はあっさり、洋食はこってりというイメージを持っている人が多いのではないだろうか?あっさりやこってりを決める要素のひとつが油だ。洋食は揚げたり炒めたり、油を使うことが多い。一方、和食は焼いたり煮たり茹でたりと、油をあまり使用しない料理が多い。油はカロリーが高く、油を多く摂取する食生活を続けると健康を害するおそれもある(※2)。
では、和食が必ずしも身体いいか、というとそうとも言い切れない。和食の欠点は、カルシウムが少なく、塩分過多になりがちなところだ。どちらかが絶対的に身体にいい、というわけではなく、さまざまな食品をバランスよく摂取することが大切といえる。

結論

今回は、洋食の定義や具体的な料理、和食との違いを紹介した。洋食とは?と聞かれたら即答できるよう、学んでもらえただろうか。復習になるが、再び解説すると、西洋料理を日本人の口に合うようにアレンジした料理が洋食である。
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  • 更新日:

    2022年1月 6日

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