目次
- ※1 独立行政法人農畜産業振興機構
- 食べて知る、野菜の力|農畜産業振興機構 https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_000749.html
- ※2 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-c.html
1. 山くらげとはどんな野菜?

山くらげは、生のまま販売されているものは少なく、乾燥させた状態で販売されることが多い。そんな山くらげの特徴を紹介しよう。
茎レタスを乾燥させたもの
山くらげは、茎レタスやステムレタス、アスパラガスレタス、皇帝菜などと呼ばれることもある。もともと山くらげとは、茎レタスを細長くカットして乾燥させたものだ。
名前の由来
山くらげは、歯ごたえがくらげによく似ており、山間部や畑などで収穫されることから、山で収穫するくらげという意味で、山くらげと呼ばれるようになった。
栄養成分は?
山くらげは茎レタスのことなので、含まれる栄養素はよく見かける結球レタスと似ている。水分が多く含まれているが、カリウムやビタミンCも豊富に含んでいる。カリウムは、体内の余分な塩分を排出する作用があり、ビタミンCはコラーゲンの合成に欠かせない栄養素でもあるのだ。(※1、2)
2. 山くらげの産地や旬の季節

山くらげの旬はいつなのだろうか?また、産地や生産量なども見ていこう。
主な産地と国内の生産
山くらげは、国内の生産量が少ない野菜だ。国内の主な生産地は、埼玉や山形、青森で、それ以外は中国からの輸入が大半である。山くらげは、茎の部分は収穫されるまで土の中にあるのが特徴だ。
旬の季節
山くらげの原料でもある茎レタスの旬は年に2回ある。春まきの場合は、6月?7月に旬を迎え、秋まきの場合は、11月中旬?12月中旬に旬を迎えるのだ。
3. 山くらげの戻し方

山くらげは、基本的に乾燥されたものが販売されているので、使う際は水で戻す必要がある。山くらげの戻し方のポイントを抑えておこう。
戻し方のポイント
山くらげを使う時は、まず水洗いをし水につけて戻す必要がある。だいたい3時間は水につけておきたい。短時間で山くらげを戻したい場合は、お湯に1時間ほど漬けて戻すのがおすすめだ。山くらげは、戻し時間が長くなってしまっても食感は変わらないので、料理に使う際は事前に戻しておくのがいいだろう。
4. 山くらげの食べ方

山くらげの戻し方をマスターしたら、いろいろな料理に使ってみてもらいたい。おすすめの山くらげの食べ方をチェックしよう。
漬物
山くらげは、漬物にしておくと食事の副菜として重宝する。漬物は、生の茎レタスでも水戻ししたものでも作ることができる。お好みの厚さにカットして、通常の漬物と同じように浅漬けなどにするのがおすすめだ。
和え物
山くらげは、いろいろな味の和え物に活用できる。定番の中華味やマヨネーズ味で和えるのもいいだろう。食感もいいので、副菜だけではなくおつまみとしても喜ばれる。作り方は、茹でた山くらげをお好みの長さにカットして、調味料と合わせるだけだ。
炒め物
山くらげは炒め物にも使える。豚肉やれんこんとともに甘辛味に炒めれば、メインのおかずにもなる。また、きんぴらの具材として山くらげを入れると、食感のいい仕上がりになるだろう。
結論
山くらげは、コリコリとした食感が特徴的な野菜の一種だ。国内での生産量は少なく、輸入品が乾燥の状態で販売されていることが多いため、戻してからさまざまな料理に活用することができる。また、山くらげは加工品としても販売されているので、見つけたらぜひ食感を楽しんでみてもらいたい。
(参考文献)
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