目次
- 1. オニオコゼとはどんな魚?
- 2. オニオコゼには毒がある!刺された時の対処法
- 3. オニオコゼの捌き方
- 4. オニオコゼのおすすめの料理方法
- 5. ニオコゼの釣り方や飼育方法
- 6. ニオコゼとオニカサゴの違いや見分け方
1. オニオコゼとはどんな魚?

オニオコゼはスズキ目カサゴ亜科オニオコゼ科で、顔の凹凸と背びれの棘が特徴的な魚だ。大きさは一般的には20cm程度だが、最大29cm程度に成長することもある。
オニオコゼの名前の意味
オニオコゼの「オコ」は醜いや愚かで馬鹿げているという意味の古語で、「ゼ」は魚名の語尾であり、「鬼のような醜い魚」が語源とされている。漢字では「鬼虎魚」と書き、別名「ヤマノカミ」とも呼ばれる。
オニオコゼは美味な高級魚
クセがなくしっかりとした旨みがあり、新鮮なものであれば刺身で食べられる。水揚げ量が少なく値段は高めだが、生きたままの活オニオコゼはさらに希少なため100gあたり1,000円以上で取引されることもある高級魚だ。
オニオコゼの生息地や生態
沿岸の浅い砂泥底や岩礁帯に生息し、海底で石などに擬態し小魚やエビなどを捕食している。旬は晩春から夏にかけての産卵期前後だが、寒さに備えて脂を蓄えた冬のオニオコゼも旨みが増して美味しい。
2. オニオコゼには毒がある!刺された時の対処法

オニオコゼは背びれの棘に毒をもっており、刺されると激しい疼痛やしびれに加え発熱や嘔吐などが起こる。オニオコゼの毒は熱に対して不安定なため、刺されたらまず棘を抜き傷口を洗い、43度前後のお湯で1時間程度の温浴をすることが効果的だ。重症化すると呼吸困難に陥ることもあるため、オニオコゼに刺された後に症状が悪化するようであれば病院で診てもらおう。
3. オニオコゼの捌き方

オニオコゼを三枚おろしにする手順と下処理について紹介しよう。
・毒のあるオニオコゼの背びれを落とす
キッチンバサミなどで棘を切り取ってから、表面全体の汚れをタワシで落とす。背びれの両側に包丁を入れ、身から背びれを引きはがすように取り除く。
・頭を落とし、エラを取り外す
腹を上に向け、頭部を切り落としエラを外す。頭部は汁物に使えるので、洗ったあと半分に切り、軽く塩をふってキッチンペーパーで包み冷蔵庫に入れておく。
・内臓を出し、三枚におろす
オニオコゼの肝は肝醤油として楽しめるため、取り出した後に氷水に浸して血抜きしておこう。背骨に沿って包丁を入れ、三枚におろしていく。
4. オニオコゼのおすすめの料理方法

オニオコゼの持つ繊細な脂と甘みを活かした料理を紹介しよう。
オニオコゼの刺身
夏のふぐといわれるほど品のよい歯ごたえと旨みがあるため、新鮮なオニオコゼは刺身で楽しみたい。薄造りはもちろん、皮を付けたまま湯引きしても美味しい。新鮮なものであれば肝も食べることができるので、ぜひ肝醤油にして刺身と一緒に食べてもらいたい。
オニオコゼの唐揚げ
小さいものは頭を残して唐揚げにしても美味しく食べられる。低温でじっくり揚げて、骨ごとバリバリ食べよう。身だけを天ぷらにし、骨は唐揚げにと分けて楽しむこともできる。
オニオコゼのあら汁
オニオコゼの頭からは美味しい出汁がとれるので、捨てずにあら汁にしてほしい。下処理した頭やあらに熱湯を回しかけ臭みを抜くと、美味しいあら汁に仕上がる。
5. オニオコゼの釣り方や飼育方法

オニオコゼの釣り方や観賞用としての飼育方法について紹介する。
オニオコゼの釣り方
数が少なく海の深いところに生息しているため、オニオコゼは狙って釣ることが難しい魚だ。海中にある岩や障害物の際に生息する、根魚と呼ばれるメバルやカサゴなどを狙っているときに運よく釣れることがある。ルアーやワームを海底で小刻みにシェイクしゆっくり巻く、これを繰り返してかかるのを待とう。また、本気でオニオコゼを狙いに行くのであればエサ釣りだ。アジやサバの切り身で誘ってみよう。
オニオコゼの飼育方法
オコゼといえば食用のイメージが強いが、観賞魚としても人気がある。飼育環境は18度から28度くらいの水温で水質はpHが下がりすぎない程度にすること。水槽内で安心できるようにライブロックなどの岩を組むことも重要だ。エサはイカの切り身や乾燥エビなどだが、エサの与えすぎには気をつけよう。
6. オニオコゼとオニカサゴの違いや見分け方

オニオコゼとオニカサゴは見た目が似ているが、実はいろいろな違いがある。オニオコゼは身体の前方に丸みがあり大きく、頭部に比べて胴体は小さく口は上向きについている。オニカサゴは口角が眼の下にくるほど口が大きく、身体やひれに黒い斑点があるのが特徴だ。大きな違いとしてはオニカサゴには鱗があるが、オニオコゼには鱗はなく黒い苔のようなものが付いているのでそこで見分けることができるだろう。
結論
オニオコゼは背びれに毒を持つため、捌くときはまず背びれ切り落とすなど取り扱いに注意しなければならない魚だ。しかし、味がよく骨まで美味しく食べられるので刺身や唐揚げにして堪能してもらいたい。オニオコゼは狙って釣ることは難しいが、運よく釣れたときや手に入る機会があれば、捌いて料理してみてはいかがだろうか。
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