【豚ロースレシピ】柔らかくてジューシーなお肉の簡単アレンジ法

豚肉はほとんどのスーパーなどで、いろいろな部位が豊富に並べられている。その中でも、一般的な部位のひとつが豚ロースだ。家庭料理の食材としてなじみが深く、手軽に調理できる点が人気の豚ロースだが、その特徴について知らずに調理している方もいるのではないだろうか。ここでは、豚ロースについての特徴やおすすめの調理法について解説する。

豚ロースとは、豚の胸から腰にかけての背中側の部位を指す。赤身と脂肪のバランスがよく、表面の脂身には旨みと甘みが凝縮され、全体的に柔らかな肉質の食感と風味がしっかりと味わえるのが特徴だ。ちなみに、首に近い部位である豚肩ロースは豚ロースよりも脂身が多く、濃厚でコク深い。

豚ロースを使ったレシピは数多くある。薄切りの豚ロースは旨みが凝縮されており、しゃぶしゃぶとして鍋料理などにおすすめだ。厚切りの豚ロースは、柔らかさの中にもしっかりとした歯ごたえを楽しめるため、生姜焼きやとんかつといったレシピも人気がある。豚肉は比較的火の通りが早く、加熱しすぎると固くなってしまうため、それぞれ切り方によって加熱時間を調節するのもポイントだ。そのほか、すき焼きや焼肉、ポークステーキやローストポークなど、日本の家庭ではさまざまな料理に最適な食材として認知されている。また、ロースハムなどにも使われており、良質な味と食感が魅力の高級品として加工されることも多い。

毎日でも食べられるおかずの王道、生姜焼きのレシピを紹介する。ここでは、調味料として甘酒を使うのがポイント。豚ロースの柔らかさと旨みを引き立てる隠し味だ。生姜はチューブを使わず生の生姜をすりおろすひと手間を加えることで、風味と味わいをさらに高めよう。いつもの家庭料理である生姜焼きは、少し工夫してみるとまた違った美味しさが楽しめる。

豚ロース肉　2枚

生姜　1片

甘酒　50ml

しょうゆ　大さじ1と1/2

植物油　小さじ2

豚ロースの中でも首に近い部位である、豚肩ロースを使ったレシピを紹介する。豚肩ロースは豚ロースよりも比較的脂身が多いため、コク深い味わいが特徴だ。塩麴に漬け込み、冷蔵庫に30分ほど置いておくだけで柔らかくなるのでぜひ試してほしい。肉に味付けをして焼くだけの簡単レシピだ。シンプルな味付けながらしっかりとした旨みがあり、一見、手間をかけたようなおかずが完成する。

豚肩ロース　2枚

塩麹　大さじ2

にんにくチューブ　小さじ1

黒こしょう　少々

サラダ油　小さじ2

薄切りの豚ロースを使って即席麺を少し豪華にアレンジしよう。豚ロースはバラ肉よりもカロリーが低いため、比較的ヘルシーでさっぱりとしたラーメンに仕上げられる。熱したごま油を長葱に注ぐときの料理音も楽しんでほしい。最後にトッピングする長葱とラー油が一気に風味を引きたてる。即席麺を使った本格アレンジレシピだ。

インスタントラーメン（しょうゆ味）　1パック

付属の液体スープ　1パック分

豚ロースしゃぶしゃぶ用　80～90g

長葱　40～50g（中1本）

酒　大さじ1

白すりごま（または白ごま）　小さじ1

ごま油　大さじ1

ラー油（好みで）　1滴～

洋食屋さんのポークソテーが家でも味わえる、絶品レシピを紹介しよう。ジューシーな豚ロースはさまざまな調味料とよく絡み、ごはんが何杯でも食べられる。ここでは生姜やリンゴ、にんにくを効かせたジンジャーソースが美味しさのポイントだ。焼いた豚ロースにジンジャーソースをかけ、強火でさっと火を通すのがコツ。まさに食欲をそそる一品だ。

豚ロース肉　120g

強力粉　適量

リンゴ　10g

生姜　8g

にんにく　1g

はちみつ　8g

濃口しょうゆ　15g

料理酒　15g

みりん　15g

豚ロースをメインに使用する家庭料理のレシピを紹介した。柔らかくてジューシーな豚ロースは、調味料のアレンジ次第でさまざまな味わいが楽しめる。調理の手軽さも魅力のひとつだ。今日のおかずに迷ったら、好みの味付けで豚ロースのレシピを試してみてはいかがだろうか。