目次
- 1. ケバブの肉は何の肉?
- 2. 手軽に作れるボリューム満点の1品!「豚肉のケバブ丼」
- 3. スパイスが香る!「シシカバブ風チキン」
- 4. トルティーヤに巻いていかが?「ケバブ風チキン」
- 5. フライパンで簡単!「基本のケバブ」
1. ケバブの肉は何の肉?

街やテレビ番組で見かけるようになったケバブ。豪快に肉を焼く光景は、それだけで食欲をそそられる。ケバブに使われる肉やケバブの種類を紹介するので、食べたことがない方にも参考にしていただきたい。
ケバブの肉の種類
ケバブには主に羊・牛・鶏といった3種類の肉が用いられ、稀に七面鳥が使われることもある。諸説あるが、遊牧民であったトルコ人が羊肉を串に刺して焼いたものを食べていたのが原点とされる。そのため羊肉が主流であったが、現在は牛肉や鶏肉も使われるほか、複数の肉をミックスして作られることもあるようだ。本場トルコにはイスラム教徒が多いため、宗教上の理由により豚肉が使われることはほとんどない。日本では入手しやすく手頃な牛肉や鶏肉が使われていることが多いようだ。
シシケバブとは
一口大のぶつ切り肉や野菜を串に刺して焼くシシケバブ。トルコを代表する料理、ケバブの中でもポピュラーなものだ。トルコ語の「_i_」は「串」を意味し、シシケバブは串焼き料理を表す。シシケバブには主に羊肉が使われ、多くのレストランが炭火で焼き上げている。シンプルな味付けでジューシーな肉の旨みを存分に味わえるケバブは、肉と野菜、薄焼きパンを一緒にいただくのが一般的な食べ方のようだ。
ドネルケバブとは
トルコ料理屋の店先や屋台で見かける回転する大きな肉の塊は、ドネルケバブと呼ばれるものだ。トルコ語の「d_ner」を直訳すると「回転」を意味する。その歴史は古く、19世紀末にはドネルケバブを焼く縦型の回転グリルが考案されたといわれている。塊肉を回転させながらローストしているように見えるドネルケバブだが、味付けした羊・牛・鶏などの薄切り肉を何枚も串に刺して形成されており、丸焼きではない。トルコのレストランでは、ケバブをパンに挟んだり薄生地で巻いたりする食べ方のほか、ピラフの上に乗せたりといった食べ方で提供されている。
2. 手軽に作れるボリューム満点の1品!「豚肉のケバブ丼」

ここで紹介するのは豚肉を使ったケバブ丼。肉の下味とソースにチリパウダーを使うことで、簡単にケバブの味を再現できる。野菜を切る・ソースを混ぜる・下味を付けた肉を焼くといったシンプルな調理方法のため、初心者でも挑戦しやすいレシピだ。また、調理工程でビニール袋を使うことにより、洗い物が少なく済むのも嬉しい。日本人になじみ深いごはんで丼ぶり仕立てにした充実の一品だ。
2人前
ごはん 300g
豚肉(こま切れ) 200g
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
おろしにんにく 小さじ1/2
チリパウダー 小さじ1
レタス 2枚
プチトマト 2個
【ソース】
マヨネーズ 大さじ2
トマトケチャップ 大さじ2
プレーンヨーグルト 大さじ1
レモン汁 小さじ1
おろしにんにく 小さじ1/2
チリパウダー 小さじ1
詳しいレシピはこちらをCheck!
3. スパイスが香る!「シシカバブ風チキン」

次に紹介するのは鶏肉を使った串焼きタイプのケバブ。本場では食材そのものを味わうシンプルな味付けが一般的だが、こちらのレシピでは複数のスパイスを使用している。単体でも美味しくいただけるが、パンに挟んだりサラダに加えたりとアレンジがきくため、いろいろな楽しみ方ができる一品となっている。
2人前
鶏もも肉 260g
チリパウダー 小さじ1/2
ガラムマサラ 小さじ1/2
カレー粉 小さじ1
ドライバジル 小さじ1/2
オリーブオイル 小さじ1
すりおろしにんにく 2g
塩こしょう 少々
オリーブオイル(焼く用) 小さじ1
詳しいレシピはこちらをCheck!
4. トルティーヤに巻いていかが?「ケバブ風チキン」

続いてはトルティーヤを使った、ラップタイプのケバブを紹介する。下味を付けた鶏肉を電子レンジで5分ほど加熱すればほぼできあがり!という簡単レシピ。あとは一緒に巻くカット野菜とソース、トルティーヤを用意すれば完成だ。子どもと作ったりパーティーの1品に加えたり、その用途も豊富なレシピ。ケバブ風チキンはごはんにも合うため、多めに作ってアレンジを楽しむのもよいだろう。
2人前
鶏もも肉 1枚
ヨーグルト 大さじ2
チリパウダー 小さじ1/2
おろしにんにく 小さじ1/2
塩こしょう 少々
トルティーヤの皮 2枚(15cm)
レタス 2枚
トマト 1/2個
【ソース】
マヨネーズ 大さじ1
牛乳 大さじ1/2
ケチャップ 大さじ1
チリパウダー 小さじ1/2
詳しいレシピはこちらをCheck!
5. フライパンで簡単!「基本のケバブ」

最後に、市販のスパイスを数種類そろえればさまざまな応用がきく、ケバブの基本レシピを紹介する。これがあれば肉の種類やスパイスの分量を変えて、定番から変わり種まで自分の好きな味を見つけられるのだ。野菜と一緒にヨーグルトを添えるなどして、トルコの食卓気分を味わおう。
2人前
牛肉(肩ロース薄切り) 200g
トマト 1個
【スパイス】
パプリカ粉末 0.2g
ナツメグ粉末 0.2g
オレガノ粉末 0.3g
にんにくおろし 15g
塩 2g
チリパウダー 1g
クミン 0.3g
黒こしょう 0.3g
詳しいレシピはこちらをCheck!
結論
世界三大料理の1つ、トルコ料理を代表するケバブ。今回紹介したレシピを参考にしていただければ、手頃で入手しやすい肉を使ったさまざまなタイプのケバブを楽しめる。日々の献立に迷ったら、ぜひケバブを試してみてほしい。自宅で簡単に異国気分を味わえるのではないだろうか。