目次
- 1. 茹であずきの作り方
- 2. ヘルシーなお赤飯を炊飯器で作ろう!「あずき&玄米ごはん」
- 3. アガーを使うとクリアに仕上がる!「あずきゼリー」
- 4. ぜんざいの美味しさを堪能しよう!「ぜんざい氷〜抹茶練乳白玉添え〜」
- 5. 癖になる初めての味!「レンズマメのあんこ」
1. 茹であずきの作り方

あずきには、赤あずきと白あずきの二種類があり、よく目にする赤飯やあんこなどには赤あずきが使用されている。素材をダイレクトに味わうため、あずきの選び方が重要だ。ここでは、質のよいあずきの選び方や茹で方の基本をまとめて紹介する。
あずきを選ぶポイント
一般的に使われる小粒の普通あずきと、大粒で高級品とされる大納言。どちらとも、しっかり乾燥していてツヤがあるものを選ぼう。
あずきの茹で方
あずきが手に入ったら、まずは2つの下準備から始めなければならない。1つめはあずきの選別。あずきを水洗いする際に浮かんでくるものや、色味がはっきりしていないものは取り除いておく。2つめはあずきの渋抜きだ。これは、あずきに含まれる渋みやえぐみを取り除く作業のことで、水からあずきを入れ、沸騰したら茹で汁を捨てる。レシピに使うあずきの量によって回数も異なるが、これを2〜3回繰り返すことで、渋抜きをしつつ乾燥したあずきに吸水させて戻していく。
下処理したあずきにかぶる程度の水を加えて沸騰させたあと、弱火で1時間ほど煮込もう。煮込む際のポイントは、あずきが煮汁から覗かないよう、途中でお湯を足しながら水量を維持することだ。そうすることであずきが均等に茹であげられるうえに、空気にふれてあずきにしわがよるのを防げる。
できあがったら一粒取り出して指でつぶしてみよう。ほどよくつぶれる硬さが理想的である。そのほか、圧力鍋を使って煮ると時短も可能なので、煮比べてみるのもおすすめだ。
2. ヘルシーなお赤飯を炊飯器で作ろう!「あずき&玄米ごはん」

あずきの基本の茹で方を学んだところで、ここからはあずきを使ったレシピを紹介していく。通常はもち米を使用する赤飯を玄米に変えて、風味と食感を楽しむあずき玄米ごはんはいかがだろうか。固いイメージのある玄米を熱湯に浸水させ、短時間でやわらかく仕上げていく。あずきはごはんと一緒に炊飯するため、下茹で時間も短くてすむ。少しの手間でいつもと違う主食に変化する一品だ。
4人前
あずき 1/2カップ
玄米 2合
塩 小さじ1
ゴマ塩 小さじ1
詳しいレシピはこちらをCheck!
3. アガーを使うとクリアに仕上がる!「あずきゼリー」

見た目も涼しげな、あずきゼリーを紹介しよう。ゼラチンや寒天に比べ、高い透明感に仕上がるアガーを使用したレシピ。ゼラチンと寒天の間くらいのプルッと食感だ。特徴として、固まるのが早く、型崩れしないことなどがあげられる。ただし、アガーはダマになりやすいので、あらかじめ砂糖と混ぜてから使用することがポイントだ。
4人前
茹であずき缶 1缶(165g)
(株)伊那食品工業「イナアガーL」 8g
砂糖 20g
水 220cc
バター(有塩) 大さじ2
水 400cc
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4. ぜんざいの美味しさを堪能しよう!「ぜんざい氷〜抹茶練乳白玉添え〜」

凍らせたぜんざいを使った、ユニークなぜんざい氷を紹介する。あずきを添えるのではなくメインに持ってきた、好きな方にはたまらないレシピだ。あずきと相性のよい白玉団子に抹茶の演出が加われば、まるでお店でいただくような華やかなデザートとなるだろう。手軽に作れるので、週末のおやつに親子で作るレシピとしてもおすすめの一品だ。
1人前
ぜんざい(150gパウチ) 1袋
白玉団子(白玉粉・水 各15g) 3個
練乳 大さじ1
抹茶 小さじ1/2
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5. 癖になる初めての味!「レンズマメのあんこ」

最後に変わり種のレンズマメのあんこを紹介しよう。インド料理などでカレーやスープなどによく使われているレンズマメは、あずきよりも小さく、短時間で柔らかくなるのが嬉しい。味にくせもないため食事やデザートのレシピなど、どちらにも応用がきく食材である。煮込むと栗のような味わいのする異色のあんこに挑戦してみてはいかがだろうか。
4人前
皮むき乾燥レンズマメ 100g
砂糖 80g
塩 0.5g
シナモンパウダー 0.5g
詳しいレシピはこちらをCheck!
結論
あずきは選ぶところから調理が始まっている。そして、下処理や煮込みで手間をかけた分だけ、美味しさという形で返ってくる魅力的な食材だ。料理のレシピやデザートに、ぜひ貴方の「渾身の茹であずき」を添えていただきたい。