1. カンパチ釣りのエリアや釣り期はとにかく幅広い!
・日本の海に幅広く生息している
カンパチは主に暖かい海域に生息する魚で、太平洋をはじめ温帯や熱帯に幅広く生息している。日本でも、東北以南に生息しているとされる。特に、西日本や南日本で数が多い。そのため、釣り場を探すのには苦労しないだろう。浅いところから水深300m台まで幅広く生息しており、沖釣りで深い場所を狙って釣ることが多い。ただし、海岸近くまで回遊してくることもあるため、場合によっては防波堤などから釣ることもできる。
・1年を通して釣れる!
カンパチが最もよく釣れる時期は、旬である夏から秋だといわれる。ただし、それ以外の時期でもある程度は釣れるため、実質のところ1年を通して釣れると考えて問題ないだろう。もし脂がのった時期を狙いたいのであれば、8月~10月あたりが狙い目だろう。
2. カンパチの釣り方にはいくつかの方法がある
カンパチの釣り方にはいくつか種類があり、それぞれ使う仕掛けが異なる。ここでは一例を紹介する。
・泳がせ釣り
泳がせ釣りは、活餌を使った釣り方だ。糸の先端にヒラマサ用の針をセットし、あじなどの生きた小魚を刺す。動く小魚に興味を持たせ、喰い付かせる仕組みだ。大型のカンパチを釣りやすい方法だとされ、沖釣りで使われることが多いが、防波堤などでも使える。
・カッタクリ釣り
昔から使われている釣り方。糸の先端に付けたコマセかごに餌を入れ、魚を誘う。漂う餌を食べに来たところで、糸の途中にある疑似餌付きの針を喰わせる方法だ。仕掛けはシンプルで、糸やコマセかご、おもり、針あたりがあれば作ることができる。比較的小型のカンパチを狙うのに適しているといわれる。磯や防波堤で使うのに向いているだろう。
・ジギング
ジグと呼ばれるルアーを使って、深い場所を狙う釣り方。大物狙いの釣り方であるため、長い竿などの丈夫な道具を選ぶことが多い。ルアーを動かして活餌のように見せ、喰い付かせる。
3. カンパチの釣り方によって、餌の種類や調達の仕方が変わる
採用する釣り方によって、餌の種類は異なる。泳がせ釣りの場合、餌として使うのはあじが多い。餌として持参するというよりも、都度釣ったものを餌として使うイメージを持っていただければよいだろう。また、餌となる魚が釣れる場所には、その魚を食べるカンパチも集まっているだろうと推測することもできる。カッタクリ釣りの場合には、コマセかごにオキアミや小魚のミンチを入れることが多い。こちらは持参が前提となるだろう。ジギングの場合はルアーを使うため、餌の準備は必要ない。ただし、自分でルアーを操って餌に見せかける必要があるため、難しい釣り方であるといえそうだ。
結論
カンパチ釣りのエリアや釣り期、釣り方について簡単に紹介した。防波堤でも釣れることから、思った以上に手軽に挑戦できそうだと思った人もいるかもしれない。もちろん道具などにこだわるといくらでものめり込めるが、まずは簡単に用意できる道具を使って、実際にやってみることが重要だろう。カンパチ釣りに興味を持っていただけたなら幸いだ。
この記事もCheck!