目次
- 1. 蒸しタオルの作り方
- 2. 実際に蒸しタオルを作ってみた!加熱時間が重要
- 3. 蒸しタオルがすぐに冷めるときの対処方法
- 4. 日々のケアに!蒸しタオルの効果と使い方
- 5. 蒸しタオルを作る際の注意点|火傷・火災のリスク
- 6. 蒸しタオルは電子レンジ以外でも簡単に作れる
- 7. 蒸しタオルについてよくある質問
- タオルを水でしっかり濡らす
- ボタボタ垂れない程度まで緩めに絞る
- タオルを平にしてラップで包む
- 電子レンジで500W×1分程度加熱(※)
- 火傷に注意しながら袋から取り出す
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1. 蒸しタオルの作り方

さっそく蒸しタオルの作り方を紹介しよう。電子レンジを使うと簡単だ。ただし注意点もあるため、あわせて『蒸しタオルを作る際の注意点|火傷・火災のリスク』もご一読いただきたい。用意するものはタオルとラップだけだ。ラップがなければ、電子レンジ使用可のビニール袋や耐熱容器などでもOK。
電子レンジを使った蒸しタオルの作り方
※筆者は2分程度必要だと感じたが、お好みで。
タオルがしっかり濡れていないと、まんべんなく温まらないことがある。とはいえ水が滴るほど濡れていると熱湯となり、取り出すときに火傷をするおそれも。しっかり濡らしたら、ボタボタ垂れない程度まで緩めに絞るのがポイントになる。
タオルがしっかり濡れていないと、まんべんなく温まらないことがある。とはいえ水が滴るほど濡れていると熱湯となり、取り出すときに火傷をするおそれも。しっかり濡らしたら、ボタボタ垂れない程度まで緩めに絞るのがポイントになる。
2. 実際に蒸しタオルを作ってみた!加熱時間が重要

筆者が試しに電子レンジで蒸しタオルを作ってみた。まずは流れを画像付きで簡単におさらいし、次に作ってみて気づいたことを述べたい。
蒸しタオル作りの手順
手順1.

まずはタオルをしっかり濡らす。
手順2.

ボタボタ垂れない程度まで軽い力で絞っていき、形を整えてラップに包む。
手順3.

そのまま電子レンジに投入して...
手順4.

加熱したら完成!
実際に作ってわかったこと
今回使用したのはごく一般的なフェイスタオル。加熱ムラを防ぐことと、少しでも時短につなげるため、平らにした状態で加熱することをおすすめしたい。
またタオルの生地や厚さによるかもしれないが、500W1分ではまったくといっていいほど温まらなかった。2分でほどよい感じだったので、500Wなら2分、600Wなら1分30秒を目安にするとよいだろう。
3. 蒸しタオルがすぐに冷めるときの対処方法

電子レンジで作った蒸しタオルは冷めやすい。劇的に延びるわけではないが、少しでも温かさをキープするためのコツがあるので紹介しておこう。
ラップで包む
電子レンジで作った蒸しタオルをラップで包むことで、通常よりも温かさを維持できる。ラップで包んでいるため、ソファや服などに触れても濡れないといった利点もある。
薄手の布やタオルで包む
温かさを維持しつつタオルの柔らかさや蒸気も感じたいなら、蒸しタオルを薄手のタオルで包んで使おう。熱い蒸しタオルをそのまま使うと火傷をするおそれがあるが、薄いタオルで包むことで予防にもなる。ラップのような硬さもないのでおすすめだ。
厚手のタオルで作る
蒸しタオルを作る際、厚手のタオルを使うのも手だ。薄手のタオルは絞りやすいが、厚手のものと比べると冷めやすい。厚手のタオルなら熱が逃げにくいのでぜひ試してみてほしい。
4. 日々のケアに!蒸しタオルの効果と使い方

蒸しタオルの使い方はさまざまだが、日々のケアにぴったりな使い方やその効果を説明しよう。
血行促進・老廃物の排出促進に
同じ要領で蒸しタオルを2枚作る。それぞれ丸めて脇の下に挟んでみよう。リンパ節が温められて血行促進および、老廃物の排出促進といった効果が期待できる。
目の疲れや肩こりの解消に
目の疲れや肩こりがつらいなら、目元や肩、首に電子レンジで作った蒸しタオルをのせてみよう。程よく温められて血液やリンパの流れが改善し、痛みや疲れの緩和効果が期待できる。目の周囲には交感神経を副交感神経に切り替えるスイッチがあるため、リラックスしたいときにもおすすめだ。
毛穴の黒ずみや角栓ケアに
蒸しタオルの蒸気を顔に当てれば、毛穴が緩み汚れを落としやすくなる。毛穴に汚れが入ることがあるため、クレンジングや洗顔をしたあとに蒸しタオルを使おう。顔に置いて2〜3分経ち、冷えてきたら終わりだ。2〜3回ほど繰り返せばより高い効果を実感できる。蒸しタオルを使ったあとは、化粧水などでのスキンケアも忘れずにおこなってほしい。
髭剃りにおける肌へのダメージ軽減に
髭剃りの前に蒸しタオルで髭全体を温めれば、髭が柔らかくなって剃りやすくなる。髭だけでなく肌にも水分が浸透し、カミソリ負けしにくくなるのでおすすめだ。
寝癖直しに
寝癖の部分に蒸しタオルをのせておくと直しやすくなる。電子レンジで蒸しタオルを作れば手間も時間もかからないうえ、タオルを頭にのせていてもほかの作業ができる。朝の忙しい時間帯にもできて便利だ。髪がしっとりするまで蒸しタオルを当てたら、ブラシで梳かしながら乾かそう。
赤ちゃんや子どもの鼻づまり解消に
蒸しタオルは赤ちゃんや子どもの鼻詰まり解消にもおすすめだ。鼻の粘膜は冷気に触れると温度の刺激で腫れるので、温めるとよい。蒸しタオルを鼻の上にのせて温めると、鼻の粘膜も潤ってくれる。ただし赤ちゃんや子どもの肌は大人よりデリケートなので、熱くなりすぎないよう水蒸気を逃してから使うことだ。
化粧ノリの改善に
化粧のノリが悪いと感じたときは蒸しタオルでケアしよう。洗顔後に蒸しタオルを使用したあと、いつも通りのスキンケアをすれば肌に浸透しやすくなる。血行もよくなるため化粧ノリが改善されるだろう。
ストレス解消・軽減に
蒸しタオルにはリラックス効果がある。ひと息つきたいときに作り、目元にのせて深呼吸しながらボーッとしてみよう。
5. 蒸しタオルを作る際の注意点|火傷・火災のリスク

蒸しタオルを作るときの注意点をまとめた。少々大げさな内容かもしれないが、直接肌に使用することや、稀ではあるが発火や破裂といった事故も起こりうるため確認しておこう。
金糸や銀糸、ラメ糸が使われたタオルは_
金属を電子レンジで加熱すると火花が散る。電子レンジの故障や火災といったトラブルを招きかねないため、金糸や銀糸、ラメ糸などが使われているタオルは使わないようにしよう。
化学繊維のタオルは_
化学繊維のタオルも発火するといったリスクを排除できない。熱湯に通して濡らすだけといった方法ならOKだが、電子レンジで蒸しタオルを作る場合は避けた方が無難だ。
加熱直後のタオルは火傷に注意
長時間加熱することも控えよう。タオルが熱くなりすぎて火傷をしたり、場合によっては燃えたりするおそれがある。とくに、自動あたため機能を使うと熱くなりすぎるリスクがあるため、加熱時間は手動で設定しよう。
ビニール袋や容器は必ず耐熱性のものを
ビニール袋や耐熱容器を使う際、必ず電子レンジ使用可であることを確認してほしい。またビニール袋を使用する際は、口をしっかり閉じすぎないようにすることも重要だ。蒸気の逃げ場がなくなり、袋自体が破裂したり燃えたりするリスクがある。
水の種類やタオルの衛生面にも気を配る
敏感肌の方が毛穴ケアなど美容目的で蒸しタオルを使用するなら、塩素が入った水道水ではなく、真水や軟水のミネラルウォーターを使うのがおすすめだ。また汚れたタオルは雑菌が繁殖しており、衛生面で問題がある。洗濯したてのタオルまたは新品のタオルなどを使うようにしよう。
6. 蒸しタオルは電子レンジ以外でも簡単に作れる

電子レンジを使用しなくても蒸しタオルは作れる。お湯を使って作る方法と、入浴しながら作る方法を紹介しよう。金糸や銀糸、ラメ糸などが使われているタオルや、化学繊維のタオルなどは以下いずれかの方法で蒸しタオルが作れる。
お湯を使った蒸しタオルの作り方
洗面器などに45〜50℃程度のお湯をためてタオルを浸す。まんべんなく濡れたら絞って完成だ。火傷には注意しよう。
入浴しながらできる蒸しタオルの作り方
入浴のついでに蒸しタオルを作ることも可能だ。お湯を溜めた浴槽にタオルを浸して絞るだけでよい。電子レンジや上述したお湯で作る蒸しタオルよりも温度は低めだが、冷めてもすぐに温められる。浴槽のお湯に抵抗がある方は、洗面器にシャワーのお湯をためて作ろう。
7. 蒸しタオルについてよくある質問

蒸しタオルに関して、よくある疑問とその回答をまとめた。ぜひこちらも参考にしていただきたい。
Q:蒸しタオルの作り方は?
タオルを水でしっかり濡らしたら、ボタボタ垂れない程度まで緩めに絞る。そのタオルをラップに包んだら、500Wで2分(筆者推奨の目安)温めよう。ぬるすぎるときは、様子を見ながら10〜20秒ずつ追加で温めればよい。
Q:蒸しタオルの温かさをキープするには?
劇的に延ばすことは難しいが、ラップで包む、薄手の布やタオルで包む、そもそも厚手のタオルで作るといった方法なら、温かさを持続しやすい。
Q:蒸しタオルの効果は?
血行促進、眼精疲労や肩こりの改善、毛穴の黒ずみや角栓のケア、化粧ノリの改善、鼻詰まりの軽減・解消、寝癖直し、髭剃りや産毛処理の際の肌ダメージの軽減、ストレス軽減などさまざまな効果が期待できる。
Q:蒸しタオルの使い方は?
スキンケアなら、クレンジングをしたあとに蒸しタオルをあてる。2〜3分ほど経って冷めてきたら終了の合図だ。あとは速やかにスキンケアをおこなおう。また血行促進などが目的であれば、蒸しタオルを2枚つくってそれぞれ丸めたのち、脇の下に挟んでおくといった方法もおすすめである。
Q:蒸しタオルを作る上での注意点は?
金糸や銀糸、ラメ糸などが使われているタオルは加熱中に火花が散ることがある。また化学繊維のタオルも、発火するリスクが排除できない。これらはできれば避けたほうがよいだろう。そのほか、火傷のリスクがあるため長時間の加熱も避けていただきたい。耐熱性のビニール袋や容器を使うときでも、口を閉じすぎると蒸気の逃げ場がなくなり、破裂・発火のリスクがあるので気をつけたい。
Q:蒸しタオルを作る際の水は水道水?浄水?
敏感肌の方がスキンケア目的で蒸しタオルを使用するなら、塩素が入った水道水ではなく浄水、あるいは軟水のミネラルウォーターを使うのがおすすめ。
Q:蒸しタオルは毎日使っても大丈夫?
繰り返し顔に使用した場合、皮脂を必要以上に落としてしまうことがある。その点に留意すれば、基本的には毎日使っても問題ないだろう。ただし肌に異常を感じたときは、すぐに使用を中止して原因をはっきりさせていただきたい。
Q:蒸しタオルでスキンケアする際のポイントは?
蒸しタオルを使ったあとは、毛穴が開いた状態になっている。化粧水や美容液の効果をきちんと得るためにも、速やかにスキンケアをしたのち、たっぷり保湿するのがポイントだ。
Q:蒸しタオルをデコルテに当てるのは効果的?
もちろん効果的である。 デコルテまでしっかり温めれば首や肩の緊張もほぐれるし、それによるリラックス効果やデトックス効果のアップも期待できる。
結論
電子レンジを使った蒸しタオルの作り方や注意点、使い方や冷めてしまうときの対処方法などを解説してきた。目の疲れや肩こり、毛穴のケアなどさまざまな用途がある蒸しタオルは、髭剃り前や寝癖を直したいときにもおすすめだ。ただし毎日使うリスクもあるので、週1〜2回を目安にしよう。
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