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ポチ袋と紙幣・貨幣の写真

お年玉のマナー|お金の入れ方から渡すタイミングや受け取り方まで解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年9月15日

お年玉にも一定のマナーがあることをご存知だろうか?本稿では「年代別の相場」「お金の入れ方」「ポチ袋の書き方」「渡すタイミング」「受け取り方」について一般的なマナーを解説するとともに、マナー違反となるおそれがある行為についてもお伝えする。

  

1. お年玉に関するマナー|年代別の相場

千円札を入れたポチ袋の写真
さっそく、お年玉にまつわるさまざまなマナーや一般的な考え方について解説していく。まずは「相場」から見ていこう。いくら包むかはもちろん気持ち次第だが、相応の金額を包みたいという方も多いだろう。一般的に、次の金額が相場とされているので基準にしてほしい。

年代別・お年玉の相場

  • 未就学児:500〜1,000円
  • 小学校低学年:2,000〜3,000円
  • 小学校高学年:3,000〜5,000円
  • 中学生:5,000〜7,000円
  • 高校生以上:10,000円
あくまで目安だが、一般的にはこれくらいがお年玉の相場と考えられている。ただし人数や関係性などによっても変わるので、臨機応変に対応してほしい。同世代なのにほかの親と渡す金額に差があるとトラブルの元になることもある。親同士で話し合いをして金額を決めておいたり、地域の風習などに合わせたりするとよいだろう。

2. お年玉に関するマナー|お金の入れ方・名前の書き方・渡すタイミング

ピンク色のポチ袋の写真
続いて、ポチ袋へのお金の入れ方や渡し方といったマナーを見ていこう。

可能であれば「ピン札」を用意する

お年玉もご祝儀のひとつなので可能であればピン札を用意しよう。とはいえ年末年始の多忙な時期に銀行でピン札に交換してもらうのは困難だ。手元になければできるだけキレイな状態のお札を選べばよいだろう。

三つ折りにしてポリ袋に入れる

ポチ袋に入れるお札は基本的に三つ折りがマナーである。ただし幅広いポチ袋は二つ折りでもよい。逆に、四つ折りは縁起が悪いとされるため避けよう。

【お札を三つ折りにする方法】

  • 肖像画の面がポチ袋のオモテ面にくるようにする
  • お札の左端を内側へ向けて1/3折る
  • 右端を重ねるようにして1/3折る
三つ折りにしたら、肖像画が逆さまにならないように向きを確認してポチ袋へ入れる。複数枚のお札を入れるときは重ねてからだ。硬貨を入れる場合は、製造年が記載されている側をポチ袋のウラ面にくるようにしよう。

子どもと自分の名前を記載する

ポチ袋には渡す子どもと自分の名前を書く。名前を書く欄があればそこでよいが、なければ子どもの名前を左上に、自分の名前をウラ面の左下に記載するのがマナーだ。

渡すタイミングや時期は地域で異なる

お年玉を渡すタイミングとして一般的なのは、新年の挨拶を終えたあとだ。まずは挨拶を済ませ、談笑しているときに子どもに渡すというのがベストだろう。またお年玉を渡す時期については地域で差がある。
たとえば関東エリアは1月7日までに、関西エリアは1月15日までに渡すのがマナーとされる。もちろん、その間に伺えないときはあとからでも構わないし、遠方なら現金書留で送るといった方法もある。

3. お年玉に関するマナー|受け取るとき

ポチ袋とゲーム機の写真
自分の子どもが親戚などからお年玉をもらったとき、失礼のないようにしたい。受け取るときのマナーについても確認しておこう。

相手の目を見てお礼を伝える

お年玉をくれた相手にお礼を伝えることが最重要だ。嬉しさのあまりお礼を忘れてしまう子どももいるが、必ずお礼を伝えてから受け取るように教えておこう。小さい子どもでお礼を伝えるのが難しいときは、親が代わりに伝えればOKだ。

ポチ袋を両手で受け取る

子どもの年齢や関係性などにもよるが、一般的なマナーとしてはポチ袋を片手でもらったり奪い取ったりする行為は失礼にあたるとされる。お年玉を差し出されたら、必ず両手で受け取るようにと伝えておこう。

相手の前で金額を確認しない

すぐに中身を見たくなるのが子どもである。もちろん悪気はゼロだし素直でよろしいが、きちんとしたマナーという意味ではNGだ。その場でポチ袋をあけず、受け取ったまましまっておくように伝えよう。

4. お年玉に関する【マナー違反】も知っておこう

お年玉と書かれた封筒の写真
ここまで基本的なお年玉のマナーについて解説してきたが、マナー違反についても知っておくことが大切だ。せっかくマナーを守っていても、マナー違反を犯してしまうと不快な気持ちにさせてしまいかねない。

目上の人の子どもへのお年玉として「現金」を渡すのはマナー違反?

職場の上司や先輩の子どもなどにお年玉を渡す場合、現金はよろしくないとされている。「お金に困っている」といった意味合いになってしまうというのがその理由だ。

【対処方法は?】

この場合の対処方法としてはポチ袋に「お年玉」ではなく「新年おめでとう」「お年賀」などと記載して渡すとよいとされる。あるいは、図書カードや商品券など子どもでも使えそうな代替品を渡すといった方法もあるので覚えておこう。

ポチ袋がないからと「現ナマ」を渡すのはマナー違反

ポチ袋がないからと、現金をそのまま渡すのもマナー違反である。この場合は懐紙や封筒、折り紙などに包んで渡すとよい。どうしても包むのがないときは、後日現金書留で送る、次に会ったときに渡すなどしよう。

結論

お年玉を渡す側・受け取る側それぞれにマナーがある。お互いに不快な気持ちにならないよう、今一度双方のマナーについて確認しておくとよいだろう。子どもがいるご家庭は、相手に失礼な態度をとってしまわないよう、一つずつ教えておくことも大切だ。お年玉のマナーを身につけてぜひ、気持ちのよいお正月を過ごそう。
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  • 公開日:

    2021年4月20日

  • 更新日:

    2022年9月15日

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