1. フローリングに直置きOKのマットレスとは?

フローリングに直置きしやすいマットレスの条件をまとめた。種類や移動のしやすさなど3つのポイントを解説しよう。
ノンコイル系なら高反発ファイバー
通気性がよい素材のマットレスを選べば、フローリングにカビが発生しにくい。ノンコイル系のマットレスなら、ファイバー樹脂をメッシュ状に加工している「高反発ファイバー」がおすすめだ。逆にウレタンは密度が高く通気性が悪いので、フローリングに直置きするのは避けよう。
コイル系ならボンネルコイル
コイル系のマットレスは、ノンコイル系よりも通気性がよい傾向がある。とくにコイルが連結したボンネルコイルは、内部が空気層とスプリングで構成されているため通気性が高い。ただし、ノンコイル系と比較して重く、2人以上で寝ると震動が伝わりやすいといったデメリットがある。硬めなので柔らかい寝心地が好みの方には向かない。
移動がしやすい
壁に立てかけたり天日干しをしたり、カビ対策には乾燥させることが重要だ。重さがあるマットレスの場合は、移動させるのが難しい。手入れのしやすさで選ぶなら軽量のノンコイル系がおすすめだ。二つ折りや三つ折りなど折り畳めるタイプは移動しやすいが、薄い傾向があるので寝心地をチェックしておこう。
2. フローリングでは必須!マットレスのカビ対策

マットレスをフローリングに直置きすると、カビが発生しやすい。効果的な5つのカビ対策をチェックして実践しよう。
マットレスを乾燥させる
フローリングとの間に湿気がたまらないように、就寝中以外は壁に立てかける。就寝中には、壁にくっつけないように10cmほど離しておくことも重要だ。また、定期的に天日干しや陰干しをして、たまった湿気を除去しよう。
すのこベッド
移動させるのが難しい重いタイプのマットレスは、すのこベッドの上に敷けばフローリングとの間に隙間ができる。底面に空気が通るようになり、敷きっぱなしでも湿気がたまりにくくなるのがメリットだ。
除湿シート
除湿シートには湿気を吸い取る効果がある。マットレスの下に敷くだけでカビ対策ができる手軽さも魅力だ。防カビや防菌加工があるタイプや、洗濯機で洗えるタイプなら清潔に保ちやすい。
寝汗対策には敷きパッド
寝汗を多くかく体質なら使用する敷パットを工夫しよう。除湿タイプの敷パットなら、マットレスが吸い込む前に寝汗を吸い取ってくれる。また、汚れはカビの栄養源になるため、シーツや敷パットを小まめに洗濯することも大事だ。
湿気に注意する
部屋の湿度が高いとマットレスに湿気がたまりやすい。寝室で室内干しをしたり加湿器を使用したりするのは、なるべく避けよう。梅雨の時期など室内干しが必要なときは、乾燥機やエアコンのドライ機能で除湿してほしい。
3. フローリング対応のマットレスおすすめ5選

フローリングの直置きにおすすめなマットレスを5つ紹介する。それぞれの特徴をチェックして、選ぶときの参考にしてほしい。
アキレス/「キルト高反発マットレス」
裏面のプロファイル加工で湿気を逃がす構造になっているため、フローリングの直置きにおすすめだ。高反発で腰や肩への負担が少ないのが特徴。三つ折りにできるため移動や収納がしやすい。
フランスベッド/「羊毛綿入りマルチラスハードスプリングマットレス」
通気性のよい「高密度連続スプリング」により、乾いた状態を維持できる。抗菌や防ダニといった機能もあるので、清潔に保ちやすい。吸湿と保温性に優れた綿を使用しているため、季節に関係なく快眠を保てる。
株式会社篠原化学/「セルプールハイブリッドマットレスEX」
吸放湿するウレタン「セルプール」を使用した通気性のよいマットレスだ。適度な柔らかさと体圧分散性で心地よい寝心地を実現している。水洗いができるので、フローリングに敷いて汚れても安心だ。
サータ/「ライトブリーズシリーズ」
一般的な低反発を進化させた新素材「ブレスフォート」を採用。高い通気性と優れた耐久性が特徴だ。温度依存性が少ないため寒い環境でも硬くなりにくく、快適な寝心地をキープできる。
ニトリ/「通気性の良い3つ折りマットレス」
通気性にがよい固わたを使用した硬いタイプのマットレスだ。重量が2.55kgと軽く、3つに折り畳めるため、フローリングからあげるときも移動しやすい。5cmと薄いタイプなので収納スペースの節約になる。
結論
マットレスをフローリングに直置きすると湿気がたまりやすい。高反発ファイバーやボンネルコイルなど、通気性がよい種類のマットレスを選ぼう。また、マットレスを乾燥させたり除湿シートを使ったりと、対策をすればカビが発生しにくくなる。フローリングへの直置きにも適した商品も厳選したので、選ぶときの参考にしてほしい。
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